パンくずリストとは?3つの種類と設定時の注意点

パンくずリストとは?

パンくずリストとは、ユーザーが今見ているページが、サイトのどの階層にいるか、ひと目でわかるリンクのことです。

このサイトでも上部にパンくずリストがありますが、TOPページの下の階層に「SEO」というカテゴリページがあり、その更に下に「パンくずリストとは?3つの設定ポイントを解説」という、現在ユーザーが見ている記事ページであることがわかるので、サイト内で迷子にならずに済みます。

パンくずリスト

「パンくずリスト」の名前の由来

童話「ヘンゼルとグレーテル」のお話の中で、兄妹が森に入る際、帰路がわかる様に、パンくずを置くシーンが由来となっています。
英語でもブレッドクラム(breadcrumbs)と呼びます。

ヘンゼルは小石の代わりに弁当として与えられたパンをポケットの中で粉々に砕き、道しるべとして道々落としていった。

Wikipedia ヘンゼルとグレーテル

パンくずリストの種類

位置型パンくずリスト

一番見かけるパンくずリストではないでしょうか。上記で解説したような、階層ごとに分かれていて、ユーザー自身がどの位置(階層)にいるかが示されているものになります。
上位の階層へもすぐに行くことができます。
そのページへの経路が違っても、同じパンくずリストが表示されるので、階層が多いサイトで利用するとよいです。
迷ったら、このパンくずリストですね。

属性型パンくずリスト

属性型パンくずリスト

メルカリ

ユーザーがいるページが、どの階層にいるかを示すものが「位置型パンくずリスト」であれば、どのカテゴリに分類されているかを示すものが「属性型パンくずリスト」です。

下記メルカリさんの様にECサイトに多く使用されているパンくずリストで、「アディダス」という階層の中に、更に「サムエルパンツ」「スニーカー」などのカテゴリで分かれている事がわかります。

複数の商品カテゴリから選ぶ時に便利です。

属性型パンくずリストだけでは現在位置がわかりませんので、メルカリさんは「位置型パンくずリスト」と共に、属性型パンくずリストを併用して、お互いのデメリットを補いあっています。

パス型パンくずリスト

ユーザーがどの様な経路でそのページにたどり着いたかを示すのがパス型パンくずリストです。

閲覧履歴のリンクを表示しているだけなので、サイト内でどの階層にいるページを見ているかはわかりませんし、どのカテゴリに分類しているかもわかりません。

従いまして、本来のパンくずリストの役割をあまり果たせていない事から、使用用途は限られ、あまり一般的ではありません。

パンくずリストを設置する2つのメリット

ユーザーへのナビゲーションの役割

コンテンツマーケティングに取り組んでいるサイトであればあるほど、TOPページからの流入よりも、下層ページからの流入が多くなります。
ユーザーが閲覧開始したページが、サイト内のどの階層にいるのかが瞬時にわかれば、下記のように考え、行動に繋がり、複数ページを閲覧して回遊率が上がる効果が期待できます。

  • 同じカテゴリ内の記事を見よう
  • TOPページはどんなページだろう?

クローラーの効率的な巡回を助けてくれる

検索エンジンで、サイトや記事を上位表示させたい時、まずは検索エンジンを巡回しているクローラーと呼ばれる巡回ロボットに、サイト内を回ってもらわなければなりません。

詳しくは下記をご覧ください。

検索エンジン3つの重要な仕組みについて

巡回ロボットはサイト内外のリンクをたどって来てくれますが、たくさん巡回してくれれば、高く評価してくれる事に期待出来るイメージです。

階層が深く、道(リンク)がない場合、そのページは発見されにくくなり、巡回する頻度も少なくなります。

また、大量の低品質ページがあると、それらの低品質ページを周るだけでクローラーの時間がいっぱいになり、肝心なページにまでクローラーが回ってくれない、という事態にもなりかねません。

そこで、パンくずリストでサイト構造をユーザーにもクローラーにもわかりやすくする事で、クローラーが効率的に回ってくれるので、高い評価に繋がりやすくなります。

また、いわゆる内部対策である内部リンクの設置にも一役買ってくれます。

Googleヘルプでもパンくずリストの設置を推奨していますので、必ず設置しましょう。

「パンくずリスト」を使用する

パンくずリストとは、ページの上部か下部にある内部的なリンクの行です。訪問者はパンくずリストを使って、前のセクションやルートページにすばやく戻ることができます。ほとんどのパンくずリストでは、最初の左端のリンクとして最も一般的なページ(通常はルートページ)を置き、右側に向けてより具体的なセクションを並べています。パンくずリストを表示する場合は、パンくずリストの構造化データ マークアップを使用することをおすすめします。

Google Search Consoleヘルプ

 

パンくずリスト最適化の注意点

3種類のパンくずリストから、サイトに合ったものを選んで設置しますが、それ以外の注意点をまとめました。

パンくずリストは複数設置しても可

不動産やファッション、そして通販のようなページの場合、カテゴリが1つのページに混在することになります。

そのような場合は前途したように、位置型パンくずリストと属性型パンくずリストを表示することで解決します。

3つ以上になると、反対にユーザーの混乱を招きますので、多くても2つにとどめておきましょう。

パンくずリストを検索結果に表示させる

検索結果にパンくずリストが表示される、いわゆるリッチスニペット。
通常の検索結果よりも、星で評価が表示されていたり、パンくずリストが表示されていたりするほうが、クリック率も上がります。

ここでは方法について詳しくお伝えしませんが、取り組んでおいて間違いありません。

パンくずリストはコンテンツマーケティング的にも重要項目

コンテンツマーケティングは、コンテンツを提供して、ユーザーに目的の行動を取ってもらう手法です。
そのためには、細部の調整としてパンくずリストの設置は外せません。

まだパンくずリストを設置していなければ、すぐに設置してUIを高めて、良いUXを提供し続けましょう。