Googleペナルティの種類や原因、ペナルティの解除方法を解説!

ペナルティを受ける

Webサイト、とくにオウンドメディアやブログといった記事コンテンツを頻繁に更新するサイトにおいて、もっとも怖いと言っても過言ではないのがGoogleからのペナルティです。

いわゆる「Googleペナルティ」は一度受けてしまうとサイト全体に悪い評価が与えられ、検索順位が非常に悪化します。

この記事では、Googleペナルティとはどんなものなのか、その種類や原因、解除方法などを解説します。

また、Googleペナルティを受けないために、普段から斎藤寧で気を付けるべきポイントについても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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Googleペナルティ=ガイドラインに違反して与えられるペナルティ

Googleペナルティとは、Googleの発表している「ウェブマスター向けガイドライン」に記載してある内容に違反しているサイトに与えられるペナルティのことです。

Googleペナルティを受けると、元々検索上位に表示されていたページの順位が著しく下がってしまう他、最悪の場合インデックス(※)の削除を受けることもあります。

※インデックス:Google(検索エンジン)のデータベースへのページ登録

googleアナリティクスホーム

すべてのサイトオーナーにとってGoogleペナルティを受けることは絶対に避けるべきですし、万が一受けてしまった場合にはこれまでのサイト運営を反省して再発防止に努めなければいけません。

Googleはあくまでも機械的にペナルティを与えるため(ペナルティの付与方法についてはこの後解説)、「知らなかった」「そんなつもりはなかった」という場合でも、問題を解決しない限りは一度受けたペナルティを解除できないのです。

Googleペナルティは手動と自動の2種類

サイトがGoogleペナルティを受けるには、手動ペナルティと自動ペナルティの2種類があります。

以下よりそれぞれの特徴と、ペナルティを受ける主な原因についてご紹介します。

1. 手動ペナルティ=担当者によるペナルティ

Googleの公式ワードでは「手動による対策」と呼ばれるペナルティです。

Googleにはサイトの品質をチェックする担当者が存在します。これは名前のとおり、その担当者が「ガイドラインに違反している」と判断した場合に受けるペナルティのことを指します。

手動ペナルティを受けたとしても、サイトに訪れた検索ユーザーから識別されることはありません。

サイトオーナーは、Googleサーチコンソールのメッセージ、もしくは「手動による対策」から、手動ペナルティを受けたことを通知されます。

手動による対策

2. 自動ペナルティ=クローラーによるペナルティ

もうひとつが自動ペナルティです。

こちらも名前のとおりGoogleが自動で与えるペナルティのことで、インデックスの削除の可能性もある手動ペナルティとは異なり、順位の下落など比較的軽いペナルティが与えられます。

比較的ペナルティは軽いとはいえ、SEO対策をおこなっているサイトにおいて検索順位の下落は命取りともいえるため、手動・自動問わずペナルティは受けないように細心の注意を払ってサイト運営をしなければいけません。

自動ペナルティ

自動ペナルティを与えるのはサイトを巡回しているクローラー(Google Bot)で、ウェブマスター向けガイドラインに違反していると機械的に判断した場合や、アルゴリズムによって自動的にスパムを検出します。

自動ペナルティはユーザー・サイトオーナーどちらにも通知されないため、多くのページの検索順位が大幅に下落して、手動ペナルティの通知が来ていないときには自動ペナルティを受けたと判断できます。

Googleクローラーについては、下記の記事をご参照ください。

Googleクローラーとは?SEO対策における重要性を解説

ペナルティを受ける主な原因3選

先述したとおり、Googleペナルティを受ける原因は、ウェブマスター向けガイドラインに違反していることにあります。

とはいえ、よくある原因はいくつか挙げられ、多くのペナルティを受けたサイトはその原因に該当します。

1. リンクの購入・被スパムリンク

まず筆者の経験上、もっとも多いのがリンクの購入やスパムサイトからのリンクによるペナルティです。

つい数年前のGoogleは「被リンクを多く獲得しているサイトが優秀なサイトである」として、検索順位の決定指標(ランキングシグナル)において被リンクの重要性をかなり高くしていました。

その影響もあり、SEO対策=被リンクの獲得というのが一般認識となってしまい、業者から被リンクを購入する企業(サイト)が多く存在していたのです。

今でこそ被リンクの購入がスパム対象であると広く認知されているため行うサイトオーナーは多くありませんが、数年の年月を経て被リンク購入のペナルティが付与されることもあります。

以前購入した被リンクによって今更ペナルティを受ける可能性もあるということなので、心当たりがある方は注意が必要です。

また、悪意ある第三者が管理するスパムサイトから被リンクが送られ、その被リンクを否認しないまま放置しているとペナルティを受けるケースもあります。

2. 隠しテキスト・キーワードの乱用

こちらも今では少なくなりましたが、サイトの背景とテキストの色を同色にして(隠しテキスト)SEO対策のキーワードを羅列していると、ユーザーには見えなかったとしても検索エンジンを欺こうとしている(スパム)としてペナルティを受けることがあります。

なお、これは隠しテキストのみに言えることではなく、通常のテキストでも無意味なキーワードの乱用はペナルティの対象となりますので、ご注意ください。

具体的な例としては、47都道府県に対応していないにもかかわらずすべての都道府県名を記載して検索でヒットを狙うなどがよくあるスパムです。

3. 価値のない低品質コンテンツ

最後にユーザーにとって価値のない低品質コンテンツ(サイト)だと判断されたケースです。

Googleは検索エンジンによって、ユーザーに最適なページを提供しようとしています。そこに、何らかの原因で低品質コンテンツが上位表示されている場合には、上位表示させないためにペナルティを与えるのは自然といえます。

価値のない低品質コンテンツを具体的に挙げると、文章が自動生成されたページや他サイトからのコピーのみで作られているページなどです。

綺麗事のように聞こえるかもしれませんが、サイト運営はユーザーにとって本当に役立つことはなにかを考えたうえで、SEO対策をおこなっていかなければいけません。

Googleからペナルティを受けてしまったときの対処法4選

ここからは実際にGoogleペナルティを受けてしまったときの対処法について解説していきます。

手動・自動どちらも対処方法の手順は同じですので、以下の手順で進めてください。

1. ペナルティの原因調査

まずはなぜサイトがペナルティを受けてしまったのか、原因調査をおこないます。

原因が突き止められなければ解決はできませんし、もちろんペナルティを解除することもできません。

先ほど挙げたように、被リンク・キーワード・低品質コンテンツの3つをまずは気にしながら、サイト全体のページを確認していきましょう。

ドメインを取得して数年以上経っている企業サイトの場合は、過去の担当者ややり取りの履歴などを探してリンクの購入をしていないか調査してみるのも必要なステップです。(意外と多くあります)

原因が突き止められない場合は、SEOコンサルティング等のサービスを提供している会社の力を借りるのも有効な手段です。

2. ペナルティの原因解決

ペナルティの原因と思われる問題を発見したら、ウェブマスター向けガイドラインに沿って原因を解決しましょう。

自動ペナルティの場合は、この後の手順はおこなえないため、Googleサーチコンソールでクローリングを要求し、サイト全体の順位が拡幅するか経過観察しましょう。

サーチコンソールについては、下記の記事をご参照ください。

サーチコンソールを使って検索順位を確認する方法を徹底紹介

手動ペナルティの場合は、以下のステップに進みます。

3. 再審査リクエストの送信

自動ペナルティの場合、原因を突き止めて問題を解決したら「再審査リクエスト」をGoogleサーチコンソールから送信します。

手動ペナルティは、再審査リクエストを受けたGoogleの担当者が目視でガイドライン違反がなくなったのかを判断するため、このリクエストが必要となります。

再審査リクエストを送信したとしてもこの審査は非常にシビアで、審査に通らないことも少なくありません。

また、審査に通らなかった場合にも、Googleは具体的な修正方法を教えてはくれません。やはり、ウェブマスター向けガイドラインをしっかりと読み込んで改善していくしかありません。

再審査リクエストでペナルティが解除されるまでこの1から3の手順を繰り返すことになります。

なお、このペナルティ解除の手順はSEOに精通している会社に依頼したとしてもすぐに解決できない場合も多くありますので、「プロに依頼すれば解除できる」という認識は持たないようにしましょう。

問題の修正と審査のリクエストの送信

4. (最後の手段)ドメインの変更

どうしてもペナルティの解除ができない、原因が突き止められないという場合には、ドメインの変更しかありません。

そしてペナルティを受けているサイトからリダイレクトを設定してしまうと、リダイレクト先の新規ページにもペナルティが引き継がれる恐れがありますので、全くの新規ページとして作り直さなければいけません。

ペナルティを受けているサイトからのリダイレクト

サイト規模が大きくなればなるほど、ドメイン変更の損失は大きくなるため、この判断は慎重におこないましょう。

Googleペナルティを受けないために普段から注意する3つのこと

ここまでGoogleペナルティについての詳細と、ペナルティを受けたときの解除方法について解説してきました。

最後にGoogleペナルティを受けないためには、普段どのようなことに注意してサイト運営をしていけばいいのかをご紹介します。

1. 過去のGoogleアップデートを知る

Googleはよりよいサービスを提供するために、不定期でアルゴリズムのアップデートをおこなっています。

Googleアップデートは新しいサービスの提供と、アルゴリズムをハックするブラックハットSEOを対策するためにおこなう2種類に大きく分けられます。

Googleペナルティを受けないために重要なのは後者のブラックハットSEOに対する対策のアップデートです。

過去におこなわれてきたアルゴリズムをハックするような手法のSEO対策はすべてと言っていいほどアップデートで無効にされてきました。また、アップデートの際には、該当のサイトにペナルティが与えられています。

過去のアップデートでペナルティを受けたサイトがおこなっていた手法のSEO対策は真似しないようにしすることで、これからペナルティを受ける確率を大幅に下げられます。

2. 低品質コンテンツを量産しない

多くのライターに大量に発注し、コピペやいろいろなサイトからの情報の寄せ集めでコンテンツを作る、いわゆるキュレーションサイトはペナルティを受ける可能性が高くなります。

低品質コンテンツを量産して検索上位を取得できた場合、短期的には多くのアクセスを獲得できるかもしれませんが、いずれGoogleアップデートによって順位が下落しますし、内容によっては社会から大きな批判を受けることもあります。

過去には、不正確な医療情報記事を大量に作成するキュレーションサイトが社会問題となり、Googleが医療・健康に関するアップデートをおこなう事態にまで発展した問題もあります。

サイト上にはユーザーの役に立つと胸を張れるコンテンツのみをアップするようにしましょう。

3. 過度なリンク営業やリンクの購入をしない

過去のアップデートでスパムリンクへのペナルティが与えられ、被リンクのランキングシグナルも弱くなりましたが、依然として被リンクはSEOにおいて重要なポイントです。

またスパムリンクに関するアップデートがおこなわれたことで、高品質で自然な被リンクの価値はより高くなったという意見もあります。

そのため、被リンクの獲得に際して他サイトへの営業をおこなうことも依然としてあります。

しかし、やはり過度なリンク営業はスパムリンクとGoogleから判断される可能性がありますし、リンクを購入するのは言語道断です。

リンクの購入に関してはGoogleも公式声明としてペナルティ対象であると発表しています。

PageRank または Google 検索結果でのサイトのランキングを操作することを目的としたリンクは、リンク プログラムの一部とみなされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反となる場合があります。これには、自分のサイトへのリンクを操作する行為も、自分のサイトからのリンクを操作する行為も含まれます。

リンク プログラム(https://support.google.com/webmasters/answer/66356?hl=ja

被リンクは、多くのユーザーにとって役に立つコンテンツを作成し、他のサイトオーナーが引用することで獲得するなど、あくまで自然に獲得するのが基本です。

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健全なサイト運営が一番のペナルティ対策になる

この記事ではGoogleペナルティについて、ペナルティ受ける原因や受けたときの対処法を解説してきました。

SEO対策をおこなっているサイトオーナーにとって、Googleペナルティは必ず意識しなければいけないトピックです。

非常に困難な解除のステップを踏まなくてもいいよう、普段から健全なサイト運営を心がけてください。

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