文章を推敲(すいこう)するための一人でできる4つのチェック方法

文章を推敲するときに、自分1人できちんとできるか不安になりますよね。
インターネット上には推敲を支援する有料サービスもあるほど、推敲は楽でないことがわかります。
ですが、ここで紹介する4つの「見方を変える」方法を用いれば、1人でも文章を効果的に推敲できるようになりますよ。

時間をおいてから推敲する

仕上げた文章は、時間おいてからチェックするといいでしょう。書いた直後は「自分はちゃんと書けた」と、記憶が文字よりも優先されがちになるからです。

最低でも1日空けてから読み直しましょう。こうすると、書いたときには気付けなかったミス等が目に入りやすくなります。

また、時間をおくときには、書いた内容や用いた表現までも意識して忘れるようにしましょう。そうすれば、新たな気持ちを持ってチェックでき、読み流してしまう心配も少なくなります。

例えば、「頭痛が痛い」という表現のように、同じような意味が並んでいるため、書いた直後には気づかないことがあります。

時間をおいてより冷静になれば1人でも効果的にチェックできるので、「頭が痛い」と気付いて修正できるでしょう。

印刷したものを推敲する

パソコンで文章を作成し終わったら、印刷して紙上でも推敲しましょう。この方法であれば、パソコンでチェックするときとは違う見方ができます。

印刷したものを赤ペンで修正し、それを基にパソコンに反映していく、というのを2〜3回繰り返しましょう。そうすれば、推敲を重ねられて文章のクオリティを高くできます。

見方を変えられれば、ひとりよがりの文章になっていないか確認できます。修正の余地が見つけやすくなるので、文章の質を高めていくことが可能です。

見え方をより変えるには、書体を変えて印刷することもおすすめですよ。

声に出して読む

音読をして推敲するのも効果的でしょう。声に出して読めば、目だけではなく耳も使うので、推敲の精度のアップが期待できます。

読む際に息継ぎの余地がなかったり、文章のリズムが悪かったりしたら、その部分を注意深くチェックしてみましょう。

例として、以下の文を読んでみてください。

当社の経営方針が役員会議の際にスクリーンで発表されたが以前とさして変わりはなかった。

内容や文法に誤りはありませんが、一文が長く感じられたと思います。音読するのが大変だったのであれば、第三者もスムーズに読めない可能性が高いです。「おかしな点」に気付き次第、修正していきましょう。

上記の例の場合は、文章を切って情報を整理するとわかりやすくなります。

当社の経営方針が、役員会議の際にスクリーンで発表された。だが、以前とさして変わりはなかった。

声に出して読めば、目で追うだけでは気付かなかった点に関心がいきます。
音読して引っかかった部分は、なめらかに読み上げられるよう手直ししましょう。

人に読んでもらう

他の人に読んでもらうのも効果的なチェック方法です。書き手とは違う視点で見てもらえるので、自分では気づけなかったミス等を知れます。
「ミスがあったら教えてほしい」と伝えれば読み流しは減り、客観的に判断してもらえるでしょう。
以下では、人に読んでもらうことのメリットをご紹介していきます。

読み違いを減らせる

自分の頭では「主語+述語」がわかってしていても、読み手の方でははっきりしないことがあります。例を挙げてみましょう。

彼女は立ちながらご飯を食べている彼を見ていた。

この文は2通りの意味に取れます。彼女が立っているのか、彼が立ってご飯を食べているのか不明です。
他の人に読んでもらえれば、句読点を打つなどしてミスを修正できますよ。

文章を書く目的を達成しやすくなる

協力してくれそうな人がいたら、文章のテーマについての知識がない人と、文章のターゲットに近い人の両方に読んでもらいましょう。そうすれば、文章を書く目的を達成しやすくなります。

文章のテーマについての知識がない人が、読んでもわからないとします。この場合は、他の人も読みにくい可能性があります。わかりやすくなるよう修正すれば、プロフェッショナルなテーマであっても平易に説明できるでしょう。

また、文章のターゲットに近い人に読んでもらえば、文章の質の良し悪しが確かめられます。
例えば、車好きの人に読んでもらう目的があるとします。車好きの人に記事を読んでもらえば、気づきが得られる文章だったかなどを判断できますよ。

自分の見方を変化させれば効果的に推敲できる!

書き手の独りよがりな文章を、誰も読みたいとは思いません。書き手ファーストから脱して、読者の視点を取り入れた良質なコンテンツを目指しましょう。

文章の見方を変えれば効果的にチェックできます。時間を置く、印刷する、声に出して読む、人に読んでもらうなどして推敲を重ね、原稿の質を高めてみてください。