文章の表記ゆれを統一して素人を脱却する4つのポイント

文章の表記ゆれを統一して素人を脱却する4つのポイント

表記ゆれのない文章を作成することはライターにとって重要な課題の一つです。例えば、「りんご」と「林檎」などのように、一つの文章内で複数の表記方法を混用してしまうと、読みにくいだけでなく細部に配慮のない素人のような文章になってしまいます。

最悪の場合、読者の離脱にもつながりますので、表記ゆれがないように注意しましょう。この記事では、表記ゆれのない文章を書く4つのポイントを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

表記ゆれとは?

1つの意味をあらわす言葉なのに表記が複数ある状態のことを表記ゆれといいます。表記ゆれがあると、読者に負担をかけたり混乱させる原因になります。
表記ゆれには主に次のような種類があります。

  • 漢字の表記ゆれ
    「いぬ・イヌ・犬」のように、同じ言葉なのにひらがな・カタカナ・漢字と表記がバラバラになること
  • 固有名詞の通称・略称などによる表記ゆれ
    有名企業やブランド名などが英数字とカタカナに表記が異なること
    「Google・グーグル」など
  • 読みに由来するカタカナの表記ゆれ(小母音・長母音)
    「ヴェネチア・ベネチア」「サーバ・サーバー」など
  • 省略による表記ゆれ
    「スマホ・スマートフォン」「ネット・インターネット」など
  • ターゲットとする読者に合わせた表記ゆれ
    「ホームページ・WEBサイト」など

表記ゆれは読者に負担をかける可能性が高い

同一コンテンツの中で表記ゆれがあると、次のようなデメリットを引き起こす可能性が高くなります。

  • 表記ゆれに何か意図があるのではと読者が考えてしまい、内容に集中できない
  • 内容が正確に伝わらず、誤解を与えてしまう
  • キーワードに表記ゆれがある場合は読者のニーズに合わず、離脱率が高くなり、SEOに影響を及ぼす

表記ゆれを防ぐには統一の表記ルールの作成が最も効果的

コンテンツ作成は複数名のライターによって執筆される可能性も高いでしょうが、表記ゆれが起こりやすい原因にもなっています。1人で執筆している場合でも長文であったり、長時間の執筆の場合は前に書いた部分を忘れてしまって表記ゆれを起こすことがあります。

表記ルールを統一して執筆時に参照にすれば、表記ゆれが起こりにくくなるでしょう。表記ルールは感覚だけで決めるよりも、表記ルールに関する信頼のおけるWEBコンテンツ(企業サイトなど)や書籍を参考にするといいですよ。

ここからは表記統一ルール作りのポイントについて解説していきましょう。

ポイント①.3種類のローマ字表記を統一しよう

ローマ字には以下のように3種類の表記方法があります。

  • ヘボン式
  • 日本式(旧)
  • 訓令式(日本式)

最初にアメリカから日本に取り入れられたものがヘボン式、その後日本人向けに提案されたものが日本式(旧)、そしてこの二つを合わせたものが訓令式(日本式)です。

ローマ字を表記する上でこれらを混用してしまうと、細部への気配りがされてない印象を読者に与えてしまいます。特に、下記の表に記載したものについては混用しやすいため、どの方式で表記するか統一しておきましょう。

読み方 シュ 納豆(ナットウ)
ヘボン式 shi Tsu n(m) shu ji natto
日本式(旧) si Tu N syu di natto^
nattoo
訓令式(日本式) si Tu n syu zi natto^

ポイント②.ひらがな・カタカナ・漢字の変換を統一しよう

ひらがな

パソコンで文字を変換すると複数のパターンが表示される場合があります。

どの表記でも意味が通っていれば誤りではありませんが、同じ文章内では統一しておきましょう。

以下に具体的な統一のポイントを記載します。

ターゲットの属性を考慮してどの表記で統一するか決める

どの表記で統一するか考える上で、年齢や性別など、ターゲットの属性を考慮することは一つのポイントです。例えば、子ども向けの文章ではひらがなやカタカナを使用し、社説や論文では必要に応じて難しい漢字も使用しましょう。

ひらがな・カタカナ・漢字の変換ルールを決める

  • 例文1:Aの店のリンゴは120円だったけど、Bの店の林檎は100円だった。

例文1では、一つの文章の中で「りんご」がカタカナと漢字で表記されており、まとまりのない印象を受けますよね。意味は伝わりますが、一定の変換ルールを決めておく方が読みやすい文章となるでしょう。

送り仮名のルールを統一する

  • 例文2:今週は会議室でミーティングを行うのですが、来週からは改装工事を行なうため、しばらく別の場所で行います。

例文2では、「行う」と「行なう」が混用されています。この他にも、「表す」と「表わす」、「断る」と「断わる」のように送り仮名が複数存在する場合は、同じ文章に混用しないようにしましょう。

ひらがなの「ひらき」についても考える

同じひらがなでも、「こと(事)・とき(時)・など(等)・すべて(全て)・いたします(致します)・ください(下さい)・いう(言う)」などは文章中に多く使われるため、表記ゆれを起こしやすい言葉です。開く(漢字ではなくひらがなで表記すること)のか、閉じる(漢字で表記すること)のかを選びましょう。

  • 例文3:この書類の提出締め切り日は来週末です。忘れずに提出して下さい。添付書類の準備に時間がかかる方は、予めお知らせください。
  • 例文4:野菜や果物などがたくさん入ったドリンクを毎朝飲んでいれば、美容や風邪予防等に効果があると考えられています。

例文3では「下さい」と「ください」が、例文4では「など」と「等」が混用されています。しかし、このように文章内に多用される言葉が表記ゆれを起こした場合は変換ミスである可能性が高く「公開前の確認が不十分」とマイナスのイメージを持たれてしまうでしょう。

  • 例文5:事の重大さに気がついた彼は、できるだけ早く彼女と会うことを決めた。

例文5では、「事」と「こと」が混用されていますが、「事の重大さに〜」のように単独の名詞として使う場合は漢字に、「〜することに」のように別の語句を受ける場合にはひらくのが一般的です。
このケースはどちらかに統一してしまうと、逆に混乱してしまうので気をつけてくださいね。

「言う」と「いう」、「見る」と「みる」など本来の意味が失われて補助的に使われている言葉の場合は、ひらくのが一般的です。

できるだけ開いたほうが読みやすいという意見もありますが、その一方でひらがなが多いと幼稚な印象になるという意見もあります。文章のトンマナ(雰囲気)にあわせて調整してみましょう。

ポイント③.外来語の表記を統一しよう

ヴァイオリン

外来語をカタカナで表記する際、「ヴァイオリン」と「バイオリン」、「プログラマ」と「プログラマー」のように、小母音や長母音の有無が混在しやすいため注意が必要です。特にパソコン用語には外来語が多いので、しっかりチェックしておきましょう。

小母音の表記を統一する

  • 例文6:妹が新しいヴァイオリンを欲しがっている。どうやら昨日の練習で今まで使っていたバイオリンを壊してしまったようだ。

例文6では、「ヴァイオリン」と「バイオリン」が混用されています。日本には元々存在しなかった「V」の発音を表記するため例文のように混在しがちですが、使用する際はどちらかで統一しましょう。

長母音の有無を統一する

  • 例文7:A社のコンピューターの特徴は何と言っても容量だ。他社のコンピュータと比較して圧倒的なHDDを誇る。

例文7では、「コンピューター」と「コンピュータ」で長母音の有無が混在しています。他にも「プログラマー」と「プログラマ」、「メモリー」と「メモリ」などの用語は、長母音の有無が混在しやすく注意が必要です。

ポイント④.数字や記号を統一しよう

数字や記号の表記にも注意が必要です。算用数字と漢数字の使い分けや、記号の使い分けを意識するだけで、クオリティの高い文章が書けるでしょう。

具体的なポイントは以下の通りです。

半角と全角の表記を統一する

  • 例文8:Aの店の林檎は120円だったけど、Bの店の林檎は100円だった。

例文8では、数字の半角と全角が混在しています。読者に雑な印象を与えないよう、どちらかに統一しましょう。

単位の表記を統一する

  • 例文9:彼は100メートル走が得意だ。でも、400m走は苦手としている。

例文9では、「メートル」と「m」が混用されています。「キログラム」と「kg」、「アンペア」と「A」、「¥」と「円」といった単位の表記はうっかり混用しがちですので、ルールを決めておきましょう。

括弧の役目を統一する

  • 例文10:彼は「暑い」と言ったが、彼女は『寒い』と言った。

例文10では、同じようなセリフを表す部分で異なる括弧が使われています。文章内で複数の括弧を使用する場合、セリフは「」、重要な言葉は『』、補足は()のようにそれぞれの役目を決めておきましょう。

日付の表記を統一する

日付を表記する上では、以下のパターンが考えられます。

  • 2019年1月28日
  • 平成30年1月28日
  • 二〇一九年一月二十八日
  • 平成三〇年一月二八日
  • 平成三十年一月二十八日

どれも間違いではありませんが、文章内全体で統一されているようにしましょう。
また、平成や令和などの和暦は日本独自の暦ですから、文章の内容によっては西暦表記に統一したほうがいいケースもあります。

年月や場所をカウントする表記を統一する

「1ヵ月」「3ヵ年」「5ヵ所」など、年月の長さや場所を数える時には「ヵ」を使うのが一般的です。
変換すると「3ヶ月」や「2箇所」など別の表記が先に出てくることがありますが、混在しないように注意しましょう。

表記ゆれを統一して読みやすい文章を作ろう

以上、表記ゆれを統一するポイントを紹介しました。表記ゆれによって読み手に悪印象を与えてしまうのはとても残念なことです。ひらがな・カタカナ・漢字・算用数字・漢数字・記号を使い分け、統一された読みやすい文章作りを心がけましょう。

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