百寿とは100歳のお祝い!読み方と由来&贈り物

百寿とは100歳のお祝い

百寿は100歳のお祝いです。
「ももじゅ」「ひゃくじゅ」の2つの読み方があります。
百寿の色となるシンボルカラーは「桃色」です。

文字通り、100歳の「百」 の字を使って「百寿」とされました。
「寿」には長命という意味もあります。
100歳は、尊い長寿を祝う節目の年です。

こちらの記事では、百寿の基礎知識プレゼントお祝いの方法などを解説します。

百寿の記念になる贈り物をお探しの方には、「自分史」の作成をおすすめしています。

 

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百寿は100歳のお祝い

百寿の読み方・由来・色・別名

 

百寿は100歳を迎えるおめでたいお祝いです。

「寿」には祝いやおめでたいという意味のほかに、「長命」という意味もあります。
100歳といえば内閣総理大臣からお祝い状と記念品を贈呈されるほどの長命です。[注1]

貴重でおめでたい100歳について、基礎知識をご紹介します。

 

[注1]厚生労働省/百歳の高齢者へのお祝い状及び記念品の贈呈について

 

百寿の読み方

百寿の読み方は「ももじゅ」「ひゃくじゅ」です。

どちらの読み方でも大丈夫ですが、「ももじゅ」のほうが一般的になりつつある傾向です。
「ももじゅ」という読み方には、特別なお祝いの雰囲気と、おめでたい響きがあるためかもしれません。

  • 「ももじゅ」 :「百」の字を「もも」と読むことに由来
  • 「ひゃくじゅ」:「百」をそのまま「ひゃく」と読むことに由来

 

また、百寿は紀寿(きじゅ)とも呼ばれます。
「紀」は一世紀(100年)を表すことに由来します。

 

由来

百寿の由来は「100歳」

 

百寿は日本発祥のお祝いです。
百歳の節目を迎えたおめでたい年であることから、「百寿」としてお祝いされるようになりました。
「寿」には「長命」という意味もあります。

長寿のお祝いは、もともとは中国の風習を取り入れて始まりました。
還暦(60歳)と古希(70歳)は中国にルーツがあります。

喜寿(77歳)以降のお祝いは日本発祥です。

ただし、中国にも、「寿」の字を100の書体で表現した「百寿図」が存在します。
百寿図の掛け軸は、長寿を願ったり、お祝いしたりする場合に用いられるのです。
長寿百歳の願いが中国にもあることがわかります。

 

色は桃色

百寿の色は「桃色」

 

百寿のシンボルカラーは「桃色」です。

「白色」とする説もありますが、近年では「桃色」を選ぶ傾向にあります。
「百」は「もも」とも読むため、同じ響きの「桃(もも)」は覚えやすいでしょう。

桃色は、明るく優しいイメージがあります。
また、中国の民間伝承では、桃は不老不死の象徴として登場します。
桃色は、健康と長寿を祝う百寿のお祝いにふさわしい色といえるでしょう。

プレゼント、ラッピング、メッセージカードなどに桃色あしらえば、百寿のお祝いを特別に彩ってくれます。

 

百寿と紀寿の違い

百寿と紀寿は、どちらも100歳のお祝いです。

百寿と紀寿には次の違いがあります。

  • 百寿:「百歳」に由来
  • 紀寿:「一世紀」の「紀」に由来

 

長寿祝いが始まった頃には、100歳を超える方は珍しかったことでしょう。
百寿は近年になって広まったため、それぞれの地域で発生したまざまな呼び方が混在しているのかもしれません。

ほかにも、「百賀(ひゃくが・ももが)」「上寿(じょうじゅ)」という呼び方もあります。

「百賀」の「賀」には「祝い」の意味があります。
「上寿」については、60歳を「下寿」80歳を「中寿」100歳を「上寿」と呼ぶ風習もあるためです。

 

百寿の次は? 茶寿・皇寿・大還暦

百寿の次は「茶寿」「皇寿」「大還暦」

 

長寿祝いには、百寿の次のお祝いもあります。
茶寿(108歳)皇寿(111歳)大還暦(120歳)です。

長寿祝い 年齢 意味・由来
茶寿(ちゃじゅ) 108歳 自由 「茶」→「八十八」+「十十」
皇寿(こうじゅ) 111歳 自由 「皇」→「白」+「一」「十」「一」
大還暦(だいかんれき) 120歳 自由 2度目の還暦(60歳✕2)

 

【茶寿(ちゃじゅ)】

茶寿の由来は、「茶」の字にあります。

「茶」を分解すると、「八十八」の上に「十」が2つ並んでいます。
「88+10+10=108」ということで、108歳のお祝いは「茶寿」とされました。

 

【皇寿(こうじゅ)】

皇寿の由来も、「皇」の字にあります。

「皇」を分解すると、「白」の下に「一」と「十」と「一」が縦に並んでいます。
「白」は99歳のお祝いです。
このことから、「99+1+10+1=111」ということで、111歳のお祝いは「皇寿」とされました。

 

【大還暦(だいかんれき)】

大還暦は、120歳のお祝いです。
還暦(60歳)を2回迎えたことから、大還暦とされました。

茶寿と皇寿と大還暦には、シンボルカラーはがありません。
お好きな色でお祝いしましょう。

 

長寿の一覧は、次の記事をご覧ください。↓

長寿のお祝い一覧【還暦・古希・喜寿・傘寿・米寿・卒寿・白寿】自分史を贈ろう

 

 

100歳以上の日本人は何人?

100歳以上の日本人は何人?

 

それでは、現在、100歳を迎える日本人はどれほどいらっしゃるのでしょう。

総務省統計局の資料によると、2024年の時点で100歳以上の日本人は8万9,000人とされています。[注2]

総人口1億2,104万7,000人のうちの8万9,000人です。
つまり、100歳を超える方は、総人口の0.0007%と、とても少ない割合なのが分かります。

 

8万9,000人のうち、男性は1万1,000人 女性は7万8,000人と、女性のほうが長寿の傾向にあります。

100歳以上の人口の推移を見ても、100歳以上の人口に占める女性の割合が増加しているようです。[注3]

 

[注2]総務省統計局/人口推計2024年(令和6年)5月報[pdf]

[注3]内閣府/男女共同参画局/100歳以上の人口の推移

 

百寿のプレゼント

百寿のおすすめプレゼント

 

百寿におすすめのプレゼントをご紹介します。

  • 花(フラワーギフト)
  • 食べ物
  • カタログギフト
  • 自分史

 

プレゼントやラッピングには、百寿のシンボルカラーである桃色をあしらってみるのもよいでしょう。
桃色は、明るく愛らしい色合いで100歳のお祝いを彩ってくれます。

 

花(フラワーギフト)

百寿のプレゼントに花を贈る

 

フラワーギフトは、長寿のお祝いの定番です。
多くの女性に喜ばれる贈り物です。
長寿のお祝いに、華やかさを添えてくれます。

百寿のお祝いの色は桃色であるため、ピンク色を取り入れたブーケがおすすめです。
ピンクのお花であれば、優しい印象になるため、百寿のお祝いにぴったりでしょう。

ただし、生花は、お世話が負担になってしまうこともあります。
その場合には、お世話の手間がかからないプリザーブドフラワーを選びましょう。
プリザーブドフラワーであれば、気軽に長期間、美しい姿を楽しめます。

近年では、お世話の負担がなく華やかなバルーンブーケを選ばれる方も増えています。

 

食べ物

百寿のプレゼントに食べ物を贈る

 

百寿のお祝いに食べ物を贈るのなら、100歳というご年齢を考慮し、食べやすいものを選ぶと安心です。

事前に周囲の方にお聞きして、普段の食事のご様子を確認しておきましょう。
口溶けがよく、喉を通りやすい食べ物がおすすめです。

百寿を刻印したケーキ、カステラ、どら焼きなどを注文してもよいでしょう。

 

カタログギフト

百寿のプレゼントにカタログギフトを贈る

 

カタログギフトなら、ご本人や同居のご親族がお好きなものを選べます。

 

【カタログギフトのタイプ】

総合タイプ   :さまざまなジャンルのギフトを選べる
専門タイプ   :グルメなどの特化したジャンルからギフトを選べる
体験型タイプ:ホテルやエステなどの体験するギフトを選べる

 

お好きなものが分かっていれば、専門タイプや体験型タイプのカタログを贈りましょう。
幅広いジャンルからお選びいただくなら、総合タイプがおすすめです。

 

自分史

百寿のプレゼントに自分史を贈る

 

記念すべき100歳をお祝いするのなら、「自分史」を作成してみるのはいかがでしょうか。

自分史とは、ご本人が生まれてからこれまでの軌跡をまとめた1冊の本のことです。
基本としては、自分史年表・文章(エビソード)・写真で構成されます。

もちろん、100歳の方がご自身だけで自分史を作成するのは負担が高いものです。
そこで、自分史作成サービスに依頼するのをおすすめします。

自分史作成サービスは、専門ライターがご本人にインタビューを行い、執筆、写真の選定、製本までを担います。

貴重な1世紀の軌跡を、ぜひ、「自分史」として形にしてみましょう。

 

百寿のお祝いの「のし」

百寿ののし

 

百寿のお祝いの「のし」は次のマナーに沿って用意します。

 

【水引き】

結び方:花結び(蝶結び)

色  :紅白・金銀

 

水引きの結び方は花結び(蝶結び)とします。
花結び(蝶結び)は、何度でも結び直せます。
このことから、何度あっても喜ばしいお祝いには、花結びを使います。

 

【表書き】

上書き:「百寿御祝」「祝百歳」「祝百寿」「敬寿」「賀寿」

名前 :フルネーム

 

名前は、上書きよりやや小さめに記入します。

 

名前の書き方

表書きの名前は、次の方法で記入します。

【1名】

上書きよりやや小さめにフルネームを記入します。

 

【3名まで】

3名までは、フルネームで横並びに書きます。
目上順に右から左へ書きます。

 

【4名以上】

4名以上の場合には、代表者のフルネームと、左下に「外一同」と記入します。
別紙に全員の氏名を書き、包に入れます。

 

百寿のお祝いのやり方&飾り付け

百寿のお祝いの飾り付け

 

百寿のお祝いはご自宅で祝われることが多いようです。
100歳はご高齢であることを考えると、ゆったり過ごせるご自宅でのお祝いがおすすめです。
ご自宅に親しいご家族が集まり、一緒に食事をして楽しむと素敵な思い出になるでしょう。

ご自宅でのお祝いに特別感を出すのなら、100歳祝いの飾り付けをする方法があります。

  • バルーン
  • 横断幕
  • フラッグ

 

華やかに飾り付けをすると、お祝いの特別感が出るでしょう。
特に、100の形のバルーンを使うと、100歳のお祝いらしくなります。

ご自宅を飾り付けすることで、100歳のお祝いが、華やかで思い出深いものになるでしょう。

 

百寿のメッセージ

百寿のお祝いメッセージ

 

プレゼントには手書きのメッセージを添えると、心をこめたお祝いができるでしょう。

百寿をお祝いするメッセージを例文でご紹介します。

 

【孫からのメッセージ】

おばあちゃん(おじいちゃん)へ

百寿のお祝いを申し上げます。
1世紀を過ごされたことは私たちの誇りです。
これからもお元気で長生きされますように。

 

【子からのメッセージ】

お父さん(お母さん)へ

百寿おめでとうございます。
100年の歴史に敬意を表します。
これからも健やかにお過ごしください。

 

【親戚からのメッセージ】

◯◯様

謹んで百寿のお祝いを申し上げます。
いつも素敵な笑顔をありがとうございます。
ますますのご健勝とご多幸をお祈りいたします。

 

百寿のお祝いに「自分史」を作成しよう

長寿のお祝いに自分史を作成しよう

 

百寿は、記念すべき1世紀を生きたお祝いです。

そんな百寿にふさわしい贈り物が、「自分史」の作成です。
自分史とは、誕生から現在までの人生の道のりを1冊にまとめた本のことです。

基本的には、「自分史年表」+「重要なエピソード」で構成されます。
そのときどきの写真も掲載されます。

100年の歩みを記した自分史は、ご本人だけでなく、周囲の方にも有益な情報が記された貴重書です。

自分史作成サービスに依頼すれば、専門ライターがご本人に丁寧なインタビューを行い、人生の軌跡を大切に執筆いたします。
膨大な写真から、客観的な目で必要な写真を選び出し、自分史に掲載するため、写真整理に困っていらっしゃる方にもおすすめです。

100年の記念に、ぜひ、「自分史」の作成を依頼してみましょう。

 

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百寿は心を込めてお祝いする

百寿(ももじゅ・ひゃくじゅ)のお祝いについてご紹介しました。

百寿は100歳の長寿を祝う貴重なお祝いです。
ご高齢であることを考慮して、ご本人に負担のない形で心を込めてお祝いしましょう。

ご自宅を飾り付け、ご家族が集まって食事会をすれば、素敵な思い出になります。
プレゼントのラッピングには、百寿の色である桃色(ピンク)をあしらってみましょう。

百寿に特別な贈り物をするなら、「自分史」の作成がおすすめです。
自分史作成サービスなら、100年の歩みを大切に1冊の本に仕上げます。

 

 

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