二字熟語の意味付き一覧【かっこいい・前向き・おしゃれ・美しい・かわいい】

二字熟語一覧【前向き・かっこいい・美しい・おしゃれ】

二字熟語を、意味付き一覧でご紹介いたします。

シンプルな二字熟語をたくさん覚えておくと伝えたい事柄をすっきりと表現できます。

かっこいい・前向き・おしゃれ・美しい・かわいい・簡単な二字熟語をご覧ください。

目標にできる心に響く二字熟語も覚えておきましょう。

面白い二字熟語クイズにも挑戦してみてください。

 

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かっこいい二字熟語

かっこいい二字熟語

 

かっこいい二字熟語をご紹介します。

文章が引き締まる効果が期待できます。

 

一閃(いっせん) ぴかっと光ること。

ひとひらめき。

威風(いふう) 威厳、威勢のあること。
永劫(えいごう) 限りなく長い年月。
叡智(えいち) 優れた知恵。真理を洞察する精神能力。
傀儡(かいらい) 陰にいて人を操る者。

黒幕。

牙城(がじょう) 組織や勢力の中心となる所。

本拠。

臥竜(がりょう) 臥してうずくまっている竜。

優れた能力を持ちながら、世に知られていない人物。

暁闇(あかつきやみ) 夜明け前、月がなく暗いこと。
紅蓮(ぐれん) 紅色の蓮の花。

燃え盛る炎の色のたとえ。

剣豪(けんごう) 剣術の達人。
光陰(こういん) 月日。

年月。

時間。

光芒(こうぼう) 尾を引くように見える光のすじ。

ひとすじの光。

虚空(こくう) 何もない空間。

大空。

孤高(ここう) 俗世間から離れて、一人で自分の志を守ること。

また、そのさま。

士魂(しこん) 武士の精神。
春雷(しゅんらい) 春に鳴る雷。
蒼穹(そうきゅう) 青空。
閃光(せんこう) 瞬間的にひらめく光。
黄昏(たそがれ) 夕方の薄暗い時。

夕暮れ。

天誅(てんちゅう) 天の下す罰。
覇気(はき) 人の上に立とうとする強い意思。

積極的に物事に取り組む意気込み。

無双(むそう) 並ぶものがないほど優れていること。
悠久(ゆうきゅう) 果てしなく長く続くこと。
怜悧(れいり) 賢い。

 

臥龍とは、能力を持ちながらも世に知られていない人物を、臥してうずくまっている竜にたとえる言葉です。

三国志に、次の文があります。

諸葛孔明は臥龍なり。将軍豈に之れを見んことを願ふかと。

意味:諸葛孔明は、まだ世に出ていない優れた才能の持ち主です。将軍は彼にお会いになりたいとは思いませんか。

[引用:陳寿「三国志」]

 

優れた人物を推挙するときに、例文のように、「臥龍」にたとえてみるのはいかがでしょうか。

 

前向きな二字熟語

前向きな二字熟語

 

字面を眺めるだけでも前向きになれる二字熟語をご紹介します。

 

凱旋(がいせん) 戦いに勝って帰ること。
果敢(かかん) 決断力に富み、物事を思い切って行うさま。
吉兆(きっちょう) めでたいことの起こる前ぶれ。

縁起の良い兆し。

向学(こうがく) 学問に志すこと。

勉学に励もうと思うこと。

克己(こっき) 自分の感情・欲望・邪念に打ち勝つこと。
燦々(さんさん) 太陽などが明るく光り輝くさま。
始動(しどう) 動き始めること。
進歩(しんぽ) 物事がよい方へ進んでいくこと。
青春(せいしゅん) 夢や希望に満ち活力のみなぎる若い時代。
前進(ぜんしん) 前へ進むこと。
荘厳(そうごん) 重々しく厳かなこと。

また、そのさま。

独尊(どくそん) 自分一人が他の誰よりも優れて尊いとすること。
熱血(ねっけつ) 激しい情熱。

熱烈な意気込み。

飛翔(ひしょう) 空高く飛びめぐること。
不屈(ふくつ) どんな困難にぶつかっても意志を貫くこと。

また、そのさま。

不適(ふてき) 大胆でおそれを知らないこと。
無敵(むてき) 非常に強くて敵対するものがないこと。

 

力強く前向きな熟語は、眺めているだけでも力が湧いてきます。

意識して、前向きな言葉を使ってみましょう。

 

おしゃれな二字熟語

おしゃれな二字熟語

 

文章に独特の空気感が生まれるおしゃれな二字熟語をご紹介します。

 

薄氷(うすらひ)(うすごおり) 薄く張った氷。
空蝉(うつせみ) この世に生きている人。

現世。

陽炎(かげろう) 光と影とが、微妙なたゆたいを見せる現象。
海月(かいげつ) 海上の空にみえる月。

海面に浮かんでいる月影。

くらげの異称。

白妙(しろたえ) 白い布。

白い色。

星霜(せいそう) 歳月。
野分(のわき) 秋に吹く暴風。

台風。

風雅(ふうが) 高尚で、みやびな趣のあること。

また、そのさま。

風月(ふうげつ) 風と月。

心地よい風と美しい月。

御影(みかげ) 神や貴人の霊魂。

死んだ人の姿。

幽玄(ゆうげん) 物事の趣が奥深く計り知れないこと。

趣きが深く、高尚で優美なこと。

また、そのさま。

爛漫(らんまん) 花の咲き乱れているさま。

光り輝くさま。

黎明(れいめい) 夜明け。

新しい時代が始まろうとすること。

玲瓏(れいろう) 玉などが透きとおるように美しいさま。

玉などの触れ合って美しく鳴るさま。

 

例文で確認してみましょう。

 

【例文】

夜明けのほのかな光が差し込む。

黎明のほのかな光が差し込む。

 

【例文】

伝統芸能の趣深く高尚な美に浸る。

伝統芸能の幽玄の美に浸る。

 

【例文】

透きとおるような美しい空、立ち上る光と影の微妙なたゆたい。

玲瓏な空、立ち上る陽炎

 

ご紹介した二字熟語を使うと、文章の印象が瀟洒になるのがわかります。

 

美しい二字熟語

美しい二字熟語

 

文章を彩る美しい二字熟語をご紹介します。

 

朧月(おぼろづき) 春の夜のほのかにかすんで見える月。
篝火(かがりび) 警護・照明・漁猟などのためにたく火。
桂木(かつらぎ) 木犀の古名。
絢爛(けんらん) 華やかで美しいさま。
綺羅(きら) 美しい衣服。

外見が華やかなこと。

栄華を極めること。

紺碧(こんぺき) 黒みを帯びた紺色。

濃い青色。

珠玉(しゅぎょく) 真珠と宝石。

美しいもの、立派なもののたとえ。

雪華(せっか) 雪の結晶。

降る雪を花にたとえたもの。

玉響(たまゆら) 少しの間。

ほんのしばらく。

常闇(とこやみ) 永久に暗闇であること。
翡翠(ひすい) カワセミの別名。雄が翡、雌が翠。

宝石の一種。

鳳凰(ほうおう) 古代中国で尊ばれた想像上の霊鳥。
夜叉(やしゃ) インドの鬼神。
悠遠(ゆうえん) 時間的、空間的にはるかに遠いこと
夕星(ゆうずつ) 夕方、西の空に見える金星。
涼月(りょうげつ) 涼しく感じさせる月の光。

 

例文で確認してみましょう。

 

【例文】

その小説の華やかで美しい文体が称賛された。

その小説の絢爛な文体が称賛された。

 

【例文】

黒みを帯びた青色の海が広がる。

紺碧の海が広がる。

 

【例文】

夕方、西の空に金星が光る頃…

夕星が空に光る頃…

 

【例文】

鬼は永久の暗闇に消えていった。

夜叉常闇に消えていった。

 

美しい熟語を使うと、文章が見目麗しくなります。

 

かわいい二字熟語:名付けにも

かわいい二字熟語

 

かわいい二字熟語をご紹介します。

愛らしい熟語は、名付けの参考にもなります。

 

風花(かざはな) 晴天に、花びらが舞うようにちらつく雪。
飛花(ひか) 飛び散る花。

散る花びら。

恋衣(こいごろも) 心から離れない恋を衣にたとえていう言葉。

恋をしている人の着ている衣。

胡蝶(こちょう) 蝶の別名。
小春(こはる) 初冬の、穏やかで暖かい春に似た日和が続くころ。
小雪(こゆき) 少しの雪。
星宿(せいしゅく) 星座。
旋律(せんりつ) メロディ。
楚々(そそ) 清らかで美しいさま。

可憐で美しいさま。

花筏(はないかだ) 水面に散った花びらが連なって流れているのを筏に見立てた言葉。
雲雀(ひばり) スズメ目ヒバリ科の鳥。
双葉(ふたば) 子葉。
鬼灯(ほおずき) ナス科の多年草。
余花(よか) 春に遅れて咲く花。
瑠璃(るり) 青色の美しい宝石。

ラピスラズリのこと。

ガラスの古称

若葉(わかば) 生えて間もない草木の葉

 

眺めているだけでも、ほのぼのする愛らしい熟語です。

「小春」「瑠璃」など、名付けの参考にもなります。

 

目標・スローガンに使える二字熟語

目標になる二字熟語

 

目標に使える二字熟語をご紹介します。

学級目標やスローガンなどに盛り込むとよいでしょう。

 

根気(こんき) 物事を飽きずに長くやり続ける気力。
最善(さいぜん) 最も良いこと。
実現(じつげん) 計画などが現実のものになること。
執念(しゅうねん) ある一つのことを深く思いつめる心。

執着してそこから動かない心。

成就(じょうじゅ) 物事を成し遂げること。
精進(しょうじん) ひたすら努力すること。
初志(しょし) 最初に思い立った志。
信念(しんねん) 正しいと信じる自分の考え。
尽力(じんりょく) 力を尽くすこと。
制覇(せいは) 競争相手をおさえて権力や主導権を握ること。

試合などで優勝すること。

創造(そうぞう) 新しいものを初めてつくり出すこと。
大志(たいし) 大きな志。

将来に対する遠大な希望。

打破(だは) 攻撃して負かすこと。
探求(たんきゅう) あるものを得ようとして探し求めること。
闘魂(とうこん) あくまで戦おうとする意気込み。

闘争精神。

入魂(にゅうこん) 精魂を注ぎこむこと。
必勝(ひっしょう) 必ず勝つこと。
本懐(ほんかい) もとから抱いている願い。

本来の希望。

邁進(まいしん) 恐れることなく突き進むこと。
猛進(もうしん) 勢い激しく突き進むこと。
勇敢(ゆうかん) 勇気があり、危険や困難を恐れないこと。
理想(りそう) そうあって欲しいと思う最高の状態。

 

どうしても実現したい目標があるときに、「邁進」と紙に書いて机の前に貼ってみるのはいかがでしょうか。

普段から目に入る言葉は少なからず精神に影響を与えます。

目標に向かって進むための言葉を選んだら、その言葉が日常的に目に入るように工夫してみましょう。

 

面白い二字熟語クイズ

二字熟語を使えば簡単にクイズが作れます。

挑戦してみてください。

 

問題:次のピンクの四角に当てはまる漢字は何でしょう。

 

初級

 

 

 

①【答え:心】 ②【答え:月】

 

中級

 

 

 

①【答え:測】 ②【答え:作】

 

上級

 

退

 

 

①【答え:測】 ②【答え:引】

 

二字熟語の構成:5つのタイプ

二字熟語の構成5つのタイプ

 

二字熟語には、主に次の5つのタイプの構成があります。[注1]

  1. 似た意味の漢字         (温暖・離散)
  2. 反対の意味の漢字        (上下・増減)
  3. 上下が修飾関係にある漢字    (高所・美人)
  4. 下の字が上の字の目的になる漢字 (登山・読書)
  5. 主語・述語関係にある漢字    (日没・国立)

 

二字熟語の構成を見分けるためには、漢字の意味を考えて、2つの関係に着目します。

例えば、「美人」の場合、「美しい人」と、上の字が下の字を詳しく説明している修飾関係なのが分かります。

 

[注1]ベネッセ教育情報/定期テスト対策中学国語/熟語の構成について

 

取材記事代行屋取材記事代行屋

心に響く二字熟語を覚えておこう

二字熟語は無数にありますが、日常的によく使われる熟語は限られており、決まった熟語ばかり使ってしまいがちです。

伝えたいことをより的確に伝えるためには、できるだけ多くの熟語を覚えて表現の幅を広げておきましょう。

記事作成では、誰にでもわかるやさしい語彙を組み合わせることが大切です。

しかし、時には、お気に入りの熟語を交えて文章に遊び心を出してみるのはいかがでしょうか。

 

参考文献:小学館「デジタル大辞泉」
小学館「精選版 日本国語大辞典」

 

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