大和言葉【一覧】美しい自然や季節や色の表現

大和言葉の一覧

大和言葉(やまとことば)とは、古くから伝わる日本固有の言葉です。

独特の美しい響きがあり、優美で柔らかな表現ができます。

 

私も、たおやかな大和言葉は大好きです。

一覧表を眺めているだけでもうっとりします。

そうですか。

それでは大和言葉を一覧表で確認してみましょう。

心に留めておいて、随時、使えるようになると表現の幅が広がります。

 

自然や恋にまつわる大和言葉、日常やビジネスシーンで伝える大和言葉など、種類別に御覧ください。

大和言葉の響きを持つ人の名前、大和言葉の熟語もご紹介いたします。

とりわけ美しい言葉を厳選しております。

 

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大和言葉はいつから?古代までさかのぼる日本固有の言葉

大和言葉とは日本固有の美しい言葉

 

大和言葉(やまとことば)とは、日本固有の言葉のことです。漢語や外来語に対して大和言葉があります。

 

大和言葉 漢語 外来語
ありがとう 感謝 サンキュー
始める 開始 スタート
楽しい 愉快 ハッピー
おおむね あらまし 大概 アバウト
美しい 美麗 ビューティフル
敬う 尊敬 リスペクト

 

大和言葉は、日本古来の言葉で、和語とも呼ばれます。

 

やまとことば【大和言葉/大和詞】

1 日本固有の言葉。漢語・外来語に対していう。和語。やまとことのは。

2 和歌。やまとうた。やまとことのは。

「そのーだに、つきなくならひにければ」<源・東屋>

3 平安時代の、上品な言葉。雅言(がげん)

 

引用元:小学館「デジタル大辞泉」

 

大和言葉は独特の柔らかい響きがあり、細やかな心を伝えるのに適しています。

 

【大和言葉の長所】

柔らかい

美しい

堅苦しくない

温かみがある

上品

 

美しく洗練された表現を目指すなら、大和言葉も確認しておきましょう。

 

日常使いができる美しい大和言葉【一覧】

日常でも使える大和言葉一覧

 

日常使いができる大和言葉をご紹介します。

丁寧に心を伝えたいときには、「めっちゃ期待してまーす」と言うよりは、「このうえなく心待ちにしております」のほうが適切でしょう。

カジュアルな場面であっても、少し大和言葉を織り交ぜて表現を和らげることもおすすめです。

 

言葉 意味
心待ちにする 待ち望む
このうえなく 最上である
えも言われぬ 言葉で言いようもない
うまずたゆまず 飽きたり怠けたりしないで
心に留める 心にしっかり覚えておく
たおやか しとやかで上品なさま
仄見える(ほのみえる) かすかに見える
思いのほか 案外
今しがた たった今
お手柔らかに 手加減してほしいと伝える言葉
お目にかかる お会いする
やむなく やむをえず

 

 

朝から夜までの時を表す大和言葉【一覧】

時を表す大和言葉

 

朝から夜までを表す大和言葉はたくさんあります。

情緒があり、その時の持つ雰囲気をよく表現しています。

言葉 意味
朝まだき(あさまだき) 夜の明けきらないころ
暁(あかつき) 太陽が昇る前のほの暗いころ
有明(ありあけ) 明け方
曙(あけぼの) ほのぼのと夜が明けはじめるころ
黎明(れいめい) 明け方
真昼(まひる) 正午ごろ
昼下がり(ひるさがり) 正午を少し過ぎたころ
黄昏(たそがれ) 夕方の薄暗い時
日の入り(ひのいり) 夕方、太陽が西に沈むとき
雀色時(すずめいろどき) 空が薄暗くなった時分
小夜(さよ)
暮夜(ぼや) 夜になった時
闇夜(やみよ) 月のない暗い夜
短夜(みじかよ) 短い夏の夜
朧月夜(おぼろづきよ) おぼろ月の出ている夜
可惜夜(あたらよ)開けてしまうのが惜しいほどの夜 開けてしまうのが惜しいほどの夜

 

自然に関する大和言葉【一覧】

自然に関する大和言葉

 

自然に関する大和言葉はたくさんあります。

どれも雅やかで、自然に対する日本人の繊細な感性がわかります。

 

【月】

言葉 意味
有明の月(ありあけのつき) 夜明けの空に残っている月
天満月(あまみつつき) 空いっぱいに輝く月
朧月(おぼろづき) 靄に包まれて柔らかく霞んで見える春の夜の月
月映え(つきばえ) 月の光に照らされて美しく映えて見えること
月読(つくよみ・つきよみ) 月の神
涼月(りょうげつ) 涼しく感じさせる月の光
十六夜(いざよい) 陰暦十六夜の月

 

【花】

言葉 意味
花冷え(はなびえ) 桜が咲くころの冷え込み
雨降り花(あめふりばな) 摘み取ると雨が降ると言い伝えがある花 ヒルガオなど
風花(かざはな) 晴天に風に舞う小雪
高嶺の花(たかねのはな) 遠くから見るだけで手にいれることのできないもの
天花(てんげ) 天上界に咲くという霊妙な美しい花
爛漫(らんまん) 花が咲き乱れているさま
花筏(はないかだ) 花びらが水面を流れる様子

 

【風】

言葉 意味
夕風(ゆうかぜ) 夕方に吹く風
東風(こち) 東から吹いてくる風
凪(なぎ) 風がやんで海面が静まること
青嵐(あおあらし) 初夏の青葉を吹き渡るやや強い風
微風(そよかぜ) わずかに吹く風
薫風(くんぷう) 初夏に新緑の間を吹いてくる快い風

 

【星】

言葉 意味
三つ星(みつぼし) オリオン座の中央に並ぶ三つの星
明星(みょうじょう) 明るく輝く星、金星
暁星(ぎょうせい) 夜明けの空に消えずに残っている星
天の川(あまのがわ) 夜空に帯状に見える無数の星の集まり
箒星(ほうきぼし) 彗星(すいせい)のこと
星の宿り(ほしのやどり) 星座
綺羅星(きらぼし) 光り輝く無数の星
星月夜(ほしづきよ) 星の光が月のように明るい夜
夕星(ゆうつづ) 夕方西の空に見える金星

 

季節の空模様を表す大和言葉【一覧】

季節の空模様を表す大和言葉

 

空模様を表す大和言葉もたくさんあります。

四季の変化や天気の移ろいを繊細にとらえて表現しています。

 

【雨】

言葉 意味
霧雨(きりさめ) 霧のように細かい雨。
狐の嫁入り(きつねのよめいり) 晴れているのに降る雨。
翠雨(すいう) 青葉に降る雨。
夕立(ゆうだち) 急に激しく降る雨。
通り雨(とおりあめ) さっと降ってすぐやむ雨。
涙雨(なみだあめ) ほんの少し降る雨。
野分(のわき) 台風。
時雨(しぐれ) 晩秋から初冬にかけて、通り雨のようにぱらぱらと降る雨。
春霖(しゅんりん) 3月から4月にかけて降る長雨。
雨催い(あまもよい) 今にも雨が降り出しそうな空の様子。

 

【雪】

言葉 意味
淡雪(あわゆき) 春先の消えやすい雪。
深雪(みゆき) 深く積もった雪。
雪夜(ゆきよ) 雪の降る夜。
雪気(ゆきげ) 雪が振りそうな空模様、気配。
霙(みぞれ) 雪が空中でとけかかって雨まじりに降るもの。
雪花(せっか) 雪の結晶。
細雪(ささめゆき) こまかい雪。

 

【好天】

言葉 意味
日和(ひより) 晴れたよい天気。
五月晴れ(さつきばれ) 5月のすがすがしい晴天。
小春日和(こはるびより) 初冬のころの穏やかで暖かい日和。
菊日和(きくびより) 秋、菊の花が咲くころの好天気。
夕晴れ(ゆうばれ) 夕方、空が腫れ上がって明るくなること。
霜日和(しもびより) 霜が降りたあとの晴天。

 

 

大和言葉の色【一覧】

古来より日本で親しまれた色の名前をご紹介します。

西洋の色名にはない繊細な雰囲気が伝わるのが大和言葉の色名です。

 

【紅色(べにいろ)】

紅色

鮮やかな赤。くれない色。

 

【乙女色(おとめいろ)】

乙女色

乙女椿(おとめつばき)のような黄色味を含んだ淡い赤色。

 

【紺碧(こんぺき)】

紺碧

真夏の空のような深く濃い青色。

 

【瑠璃色(るりいろ)】

瑠璃色

紫色を帯びた濃い青色。

 

【翠色(すいしょく)】

翠色

樹木の緑色。

 

【うぐいす色】

うぐいす色

緑に黒茶の混ざった、うぐいすの背の色に似た色。

 

【桔梗色(ききょういろ)】

桔梗色

桔梗の花のような青みを帯びた紫色。

 

【藤紫(ふじむらさき)】

藤紫

藤の花のような薄く明るい青紫色。

 

【金糸雀色(かなりあいろ)】

金糸雀色(かなりあいろ)

カナリヤの羽のような明るい黄色。

 

【檸檬色(れもんいろ)】

檸檬色(れもんいろ)

檸檬に似た薄い黄色

 

【漆黒(しっこく)】

漆黒(しっこく)

黒うるしを塗ったように黒くてつやがある黒色。

 

【卯の花色(うのはないろ)】

卯の花色(うのはないろ)

卯の花のような、わずかに青みがかった白色。

 

恋にまつわる大和言葉【一覧】

恋にまつわる大和言葉

 

恋にまつわる大和言葉は、奥ゆかしく美しいものがあります。

 

言葉 意味
待宵(まつよい) 来るはずの人を待つ宵。
恋蛍(恋蛍) 控えめながら情熱的な恋心。
逢瀬(おうせ) 愛し合う男女がひそかに会う機会。
恋草(こいぐさ) 恋心が激しく燃え上がる様子。
恋衣(こいごろも) 心から離れない恋を衣にたとえていう語。
思い人(おもいびと) 恋しく思う人。
片恋(かたこい) 片思い。
心恋し(うらごいし) 心の中で恋い慕う。
恋の端(こいのつま) 恋のきっかけ。

 

恋の大和言葉は、次のような和歌にも用いられ、切なく細やかな心を表現しています。

「心恋し(うらごいし)わが背の君は なでしこが 花にもがもな 朝な朝な見む」

意味:恋い慕うあなたが、なでしこの花でしたらいいのに。そうしたら毎朝毎朝見られるのに

引用:大伴池主/巻17

 

「玉響(たまゆら)に 昨日の夕べ 見しものを 今日の朝に恋ふべきものか」

意味:昨夜、ほんのわずかお会いしたのに 今朝はもう恋しくなっているなんて

引用:万葉集

 

大和言葉の名前【一覧】

大和言葉の響きがある名前

 

大和言葉の響きを持つ名前も人気があります。

古風で美しい響きの名前をご紹介します。

【男の子の名前】

あおい

あさひ

いつき

かなた

こよみ

つかさ

ひびき

まほろ

ゆたか

かほる

ゆづる

せいめい

はやと

【女の子の名前】

さよ

さくら

しおり

ちひろ

ななせ

ひかり

まひろ

ゆかり

こはる

ひより

いろは

うらら

るり

 

ビジネスシーンで使える大和言葉【一覧】

ビジネスシーンで使える大和言葉もあります。

大和言葉は響きが柔らかいため、敬う気持ちを込めたり、上品に伝えたりできます。

 

【例文:ビジネスシーンで使える大和言葉】

力添え

他人の仕事の手助けをすること。

「お力添えをお願いいたします」

「よろこんでお力添えします」

 

お手すき

手のあいていること。

「お手すきの時にお目通しください」

 

やむなく

しかたがない。

「やむなく欠席いたします」

 

恐れ入ります

好意に対してありがたいと思う。

迷惑をかけたことに対して申し訳なく思う。

「お褒めいただき恐れ入ります」

「ご心配おかけして恐れ入ります」

 

大和言葉の熟語【一覧】

ひらがなのイメージもある大和言葉ですが、熟語もあります。

熟語のおもな大和言葉をまとめて確認してみましょう。

 

言葉 意味
玉響(たまゆら) 「少しの間」「ほんのしばらく」

玉がゆらぎ触れ合うかすかな響きから、「しばし」「かすか」の意味に用いられた。

東風(こち) 春、東の方から吹いてくる風。
空蝉(うつせみ) この世に生きている人(うつしみ・現在生きている身)が転じて、「この世」
千歳(ちとせ) 千年が転じて「長い年月」
初音(はつね) 鳥や虫の、その年その季節の最初の鳴き声。特にうぐいす。
生憎(あいにく) 期待や目的にそぐわないさま。
泡沫(うたかた) 水面に浮かぶ泡。はかなく消えやすいもののたとえ。
面影(おもかげ) 記憶によって思い浮かべる顔や姿。
今宵(こよい) 今夜。今晩。
東雲(しののめ) 夜が空けようとして東の空が明るくなってきたころ。
空音(そらね) 空耳。うそ。
千尋(ちひろ) とても長いこと。きわめて深いこと。
名残(なごり) ある事柄が過ぎたあと、その影響が残っていること。
一入(ひとしお) いっそう。ひときわ。
客人(まろうど) きゃく。きゃくじん。
海神(わたつみ) 海の神。

 

ありがとうは「有り難いこと」

ありがとうは大和言葉

 

「ありがとう」は、感謝を表す美しい大和言葉です。

漢字で書くと「有り難う」です。「有ることが難しいこと、めったに起こらないこと」を「有り難い」と感謝します。

昔は、「食べ物が十分にあること」「生きていること」も神様の奇跡のような計らいととらえられていたことでしょう。

「ありがとう」は、そんな、あって当たり前ではない、奇跡のように有り難いことを感謝する言葉です。

 

取材記事代行屋取材記事代行屋

優美な大和言葉を使ってみよう

大和言葉は美しく品のある響きで、物事や気持ちを柔らかく伝えてくれます。

文章作成に限らず、ビジネスシーンで、日常の場で、大和言葉がスッと使えると日本語に独特の魅力が宿ります。

大和言葉の一覧は、眺めているだけでも楽しいものです。

「あ、こんな言葉があるのか」と楽しんで覚えていただけたら幸いです。

 

 

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