「打ち合わせ」と「打合せ」、どちらが正解ですか?
お知らせのメールを書いていたのですが、迷ってしまって…
「打ち合わせ」が一般的な正解です。
送り仮名の付け方は、1973年内閣告示に準拠した一般的基準があります。
送り仮名とは、「読む」の「む」のように漢字に添える仮名のことです。
送り仮名の付け方は、すんなり分かる場合も多いですが、「憂さ晴らし」と「憂晴らし」のように、変換候補がいくつも出てくる言葉は、どちらが正しいのか迷ってしまいます。
ちなみに、この場合、新聞表記に準じるのであれば「憂さ晴らし」を使います。[注1]
今回は、送り仮名の付け方、ルール、覚え方をわかりやすくまとめました。
間違えやすい送り仮名も一覧でお伝えしています。ぜひ、お役立てください。
[注1]一般社団法人共同通信社「記者ハンドブック第13版」
目次
送り仮名とは
送り仮名とは、漢字に添える仮名のことです。
- 「読む」の「む」
- 「引き上げる」の「き」と「げる」
- 「物知り」の「り」
デジタル大辞泉で意味を確認してみましょう。
【デジタル大辞泉】
おくりがな【送り仮名】
1 言葉を漢字を使って書き表す場合に、誤読を避け読みやすくするために、その漢字に添える仮名。
2 漢文の訓読を助けるために、漢字の右下に小さく添える仮名。
送り仮名を付けることで、読み間違いを避け、読みやすくできます。
送り仮名の付け方にはルールがある
送り仮名の付け方には一般的な指針があります。1973年内閣告示の「送り仮名の付け方」です。[注2]
通則1〜通則7に付表を加えたルールです。
なお、こちらは、2010年に一部改正されています。[注3]
一般的な出版物や公用文書は、この送り仮名の付け方をルールとしています。
前書きには次のように記載されています。
送り仮名の付け方 前書き
- 一 この「送り仮名の付け方」は、法令・公用文書・新聞・雑誌・放送など、一般の社会生活において、「常用漢字表」の音訓によって現代の国語を書き表す場合の送り仮名の付け方のよりどころを示すものである。
- 二 この「送り仮名の付け方」は、科学・技術・芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない。
- 三 この「送り仮名の付け方」は、漢字を記号的に用いたり、表に記入したりする場合や、固有名詞を書き表す場合を対象としていない。
法令、公用文書・新聞・雑誌・放送などを対象としていて、個々人の表記までは対象としていません。
とはいえ、一般的な指針ではあるため、こちらをよりどころとすれば間違いないでしょう。
送り仮名の付け方のルール
それでは、送り仮名の付け方のルールを見ていきましょう。
送り仮名の付け方の基本原則は次の考え方です。
- 語尾が変化する部分(活用する部分)から送り仮名を付ける
「書く」は次のように活用します。
「書かナイ」(未然形)「書こウ」(未然形)「書きマス」(連用形)「書く」(終止形)「書くトキ」(連体形)「書けバ」(仮定系)「書け」(命令形)
活用するのは「書く」の「く」の部分からです。
つまり、「書く」「書かない」など、活用する(変化する)部分から送り仮名をつけます。
これには例外もあるため、細かくルールが設定されています。
内閣訓令には通則が7つあります。[注2]
通則1
活用のある語(通則2を適用する語を除く。)は,活用語尾を送る。
例外
(1) 語幹が「し」で終わる形容詞は,「し」から送る。
(2) 活用語尾の前に「か」,「やか」,「らか」を含む形容動詞は,その音節から送る。
(3) 次の語は,次に示すように送る。
通則2
活用語尾以外の部分に他の語を含む語は,含まれている語の送り仮名の付け方によって送る。
通則3
名詞(通則4を適用する語を除く。)は,送り仮名を付けない。
例外
(1) 次の語は,最後の音節を送る。
辺り 哀れ 勢い 幾ら 後ろ 傍ら 幸い 幸せ 全て 互い 便り 半ば 情け 斜め 独り 誉れ 自ら 災い
(2) 数をかぞえる「つ」を含む名詞は,その「つ」を送る。
通則4
活用のある語から転じた名詞及び活用のある語に「さ」,「み」,「げ」などの接尾語が付いて名詞になったものは,もとの語の送り仮名の付け方によって送る。
例外
次の語は,送り仮名を付けない。
謡 虞 趣 氷 印 頂 帯 畳
卸 煙 恋 志 次 隣 富 恥 話 光 舞
折 係 掛(かかり) 組 肥 並(なみ) 巻 割
通則5
副詞・連体詞・接続詞は,最後の音節を送る。
例外
(1) 次の語は,次に示すように送る。
明くる 大いに 直ちに 並びに 若しくは
通則6
複合の語(通則7を適用する語を除く。)の送り仮名は,その複合の語を書き表す漢字の,それぞれの音訓を用いた単独の語の送り仮名の付け方による。
通則7
複合の語のうち,次のような名詞は,慣用に従って,送り仮名を付けない。
(1) 特定の領域の語で,慣用が固定していると認められるもの。
ア 地位・身分・役職等の名。
関取 頭取 取締役 事務取扱イ 工芸品の名に用いられた「織」,「染」,「塗」等。
《博多》織 《型絵》染 《春慶》塗 《鎌倉》彫 《備前》焼ウ その他。
書留 気付 切手 消印 小包 振替 切符 踏切
請負 売値 買値 仲買 歩合 両替 割引 組合 手当
倉敷料 作付面積
売上《高》 貸付《金》 借入《金》 繰越《金》 小売《商》 積立《金》
取扱《所》 取扱《注意》 取次《店》 取引《所》 乗換《駅》 乗組《員》 引受《人》 引受《時刻》 引換《券》 《代金》引換 振出《人》 待合《室》 見積《書》 申込《書》(2) 一般に、慣用が固定していると認められるもの。
奥書 木立 子守 献立 座敷 試合 字引 場合 羽織 葉巻 番組 番付 日付 水引 物置 物語 役割 屋敷 夕立 割合
合図 合間 植木 置物 織物 貸家 敷石 敷地 敷物 立場 建物 並木 巻紙
受付 受取
浮世絵 絵巻物 仕立屋付表の語
「常用漢字表」の「付表」に掲げてある語のうち,送り仮名の付け方が問題となる次の語は次のようにする。
1 次の語は,次に示すように送る。
浮つく お巡りさん 差し支える 立ち退く 手伝う 最寄り
なお,次の語は,( )の中に示すように、送り仮名を省くことが出来る。差し支える(差支える) 立ち退く(立退く)
2 次の語は送り仮名を付けない。
息吹 桟敷 時雨 築山 名残 雪崩 吹雪 迷子 行方
このままでは、少々わかりにくいため、もっと簡単にかみくだいて解説いたします。
ただし、こちらでは、「記者ハンドブック」を基準とし、内閣告示の示す「許容」は扱わないことといたします。
[注2]文化庁/国語施策・日本語教育/国語施策情報/内閣告示・内閣訓令/送り仮名の付け方
【ルール1】 語尾が変化する言葉
活用のある語は、活用語尾を送ります。
つまり、語尾が変化する言葉の場合には、変化する部分から送り仮名を付けます。
たとえば、「表す」であれば、「す」から変化するため、送り仮名とします。
基本:活用する部分から送り仮名を付ける
語尾の変化する部分(例:走るの「る」)から送り仮名を付けます。
【例:語尾の変化する部分から送り仮名を付ける】
表す 著す 憤る 承る 行う 書く 断る 賜る 実る
催す 現れる 生きる 陥れる 考える 助ける
荒い 潔い 賢い 濃い 主だ
語尾の変化する部分から送り仮名をつけているのがわかります。
そうです!
ただし、例外があります。
次の例外があります。
【例外】
語幹が「し」で終わる形容詞→「し」から送り仮名を付ける (ex.悔しい)
「か」「やか」「らか」を含む形容動詞→その音節から送り仮名を付ける (ex.穏やかだ)
「次の語は次に示すように送る」と示された特殊な語→約32語 (ex.冷たい)
例外について、詳しく見ていきましょう。
例外:「し」で終わる形容詞
語幹が「し」で終わる形容詞は、「し」から送り仮名をつけます。(例:悔しい)
【例外】
語幹が「し」で終わる形容詞
著しい 惜しい 悔しい 恋しい 珍しい
例外:「か」「やか」「らか」を含む形容動詞
「か」「やか」「らか」を含む形容動詞は、その音節から送り仮名を付けます。(例:穏やかだ)
【例外】
「か」「やか」「らか」を含む形容動詞
暖かだ 細かだ 静かだ 穏やかだ 健やかだ
和やかだ 明らかだ 平らかだ 滑らかだ 柔らかだ
例外:「次の語は次に示すように送る」と示された語
内閣告示で、「次の語は次に示すように送る」と示された語が32語あります。(例:冷たい)
これらは、基本ルールよりも1つ前から送り仮名を付けます。
【例外】
「次の語は次に示すように送る」と示された語
明らむ 味わう 哀れむ 慈しむ 教わる 脅かす(おどかす)
関わる 食らう 異なる 逆らう 捕まる 群がる
和らぐ 揺する 明るい 危ない 危うい
大きい 少ない 小さい 冷たい 平たい
新ただ 同じだ 盛んだ 平らだ 懇ろだ 惨めだ
哀れだ 幸いだ 幸せだ 巧みだ
基本2:含まれている語によって送り仮名を付ける
活用語尾ではない部分にほかの語が含まれている場合、含まれている語の送り仮名の付け方によって送り仮名を付けます。
たとえば、「動かす」であれば、「動か」の「か」の部分から送り仮名を付けます。
【例】
動かす 動く+す
・活用語尾は「す」で、含まれている語は「動く」
→「か」の部分から送り仮名をつける
つまりこの場合も、基本ルールよりも1つ前から送り仮名を付けます。
うーん、少々わかりにくいです。
そうでしょう。
次の一覧で確認してみてください。
【例】
動詞の活用形又はそれに準ずるものを含む
語らう〔語る〕 計らう〔計る〕 向かう〔向く〕
浮かぶ〔浮く〕
生まれる〔生む〕 押さえる〔押す〕 捕らえる〔捕る〕
勇ましい〔勇む〕 輝かしい〔輝く〕 喜ばしい〔喜ぶ〕
晴れやかだ〔晴れる〕
及ぼす〔及ぶ〕 積もる〔積む〕 聞こえる〔聞く〕
頼もしい〔頼む〕
起こる〔起きる〕 落とす〔落ちる〕
暮らす〔暮れる〕 冷やす〔冷える〕
当たる〔当てる〕 終わる〔終える〕 変わる〔変える〕
集まる〔集める〕 定まる〔定める〕 連なる〔連ねる〕
交わる〔交える〕
混ざる・混じる〔混ぜる〕
恐ろしい〔恐れる〕
【ルール2】語尾が変化しない言葉の送り仮名
活用しない=語尾が変化しない言葉の場合、次の3つのルールがあります。
- 名詞は送り仮名を付けない(例外あり)
- もとの言葉の読みを変えない送り仮名を付ける
- 副詞・連体詞・接続詞は、最後の音節に送り仮名を付ける
これらは、内閣告示の送り仮名の付け方の通則3〜5によります。[注2]
それでは、詳しく見ていきましょう。
名詞は基本的には送り仮名を付けない(例外あり)
名詞は基本的には送り仮名を付けません。(例:月、鳥)
ただし、例外もあります。
【例:名詞の送り仮名】
基本:送り仮名を付けない
月 鳥 花 山 男 女 彼 何
例外:最後の音節を送る
辺り 哀れ 勢い 幾ら 後ろ 傍ら
幸い 幸せ 全て 互い 便り 半ば
情け 斜め 独り 誉れ 自ら 災い
例外:数は「つ」を送る
一つ 二つ 三つ 幾つ
もとの言葉の読みを変えない送り仮名を付ける
活用する言葉から転じた名詞は、もとの言葉の読みを変えないような送り仮名を付けます。
【例:名詞の送り仮名】
もとの言葉の読みを変えない送り仮名を付ける
動き 仰せ 恐れ 薫り 曇り 調べ
届け 願い 晴れ 当たり 代わり
向かい 狩り 答え 問い 祭り 群れ
憩い 愁い 憂い 香り 極み 初め
近く 遠く 暑さ 大きさ 正しさ
確かさ 明るみ 重み 憎しみ 惜しげ
例外:次の語には送り仮名を付けない
謡 虞 趣 氷 印 頂 帯 畳
卸 煙 恋 志 次 隣 富 恥
話 光 舞折 係 掛 組 肥
並 巻 割
副詞・連体詞・接続詞
副詞・連体詞・接続詞は、最後の音節を送ります。(例:必ず)
【例:副詞・連体詞・接続詞】
基本:最後の音節を送る
【ルール3】複合語
言葉が組み合わさってできた言葉(複合語)の送り仮名は、組み合わされる前の言葉の送り仮名の付け方に従います。
【例:複合語】
活用のある語
あ行:薄暗い 打ち合わせる 裏切る
か行:書き抜く 軽々しい 聞き苦しい 草深い 心細い 気軽だ
た行:旅立つ
な行:流れ込む 長引く 望み薄だ
ま行:待ち遠しい 向かい合わせる 女々しい 申し込む
わ行:若々しい 若返る
田植え 封切り 物知り
寒空 深情け 愚か者
行き帰り 伸び縮み 乗り降り
乳飲み子 無理強い 立ち居振る舞い
次々 常々
近々 深々
休み休み 行く行く
送り仮名を付けない複合語
次の名詞は、慣用に従って送り仮名を付けません。
【例:複合語(送り仮名を付けない)】
地位・身分・役職等の名
関取 頭取 取締役 事務取扱
工芸品の名に用いられた「織」など
《博多》織 《型絵》染 《春慶》塗 《鎌倉》彫 《備前》焼
その他
書留 気付 切手 消印 小包 振替 切符 踏切
請負 売値 買値 仲買 歩合 両替 割引 組合 手当
倉敷料 作付面積
売上《高》 貸付《金》 借入《金》 繰越《金》 小売《商》 積立《金》
取扱《所》 取扱《注意》 取次《店》 取引《所》 乗換《駅》 乗組《員》
引受《人》 引受《時刻》 引換《券》 《代金》引換 振出《人》
待合《室》 見積《書》 申込《書》
慣用が固定している言葉
奥書 木立 子守 献立 座敷 試合 字引
場合 羽織 葉巻 番組 番付 日付 水引
物置 物語 役割 屋敷 夕立 割合 合図
合間 植木 置物 織物 貸家 敷石 敷地
敷物 立場 建物 並木 巻紙 受付 受取
浮世絵 絵巻物 仕立屋
[注]文化庁/国語施策・日本語教育/国語施策情報/内閣告示・内閣訓令/送り仮名の付け方
送り仮名の付け方の覚え方
これだけ例外があると、とても覚えきれないと思ってしまいます
わかります。
それでは、基本的なルールだけ覚えて、あとは迷ったときに確認するのがよいでしょう。
まず、次の基本に照らし合わせてみましょう。
【基本】
語尾が変化する言葉は変化する部分から送り仮名にする
(=活用語尾を送る)
例:書く
誤読が発生しない部分から送り仮名にする
例:教わるor教える
全てが上記に当てはまるわけではなく、例外が多いのが悩みどころです。
送り仮名を間違えてしまいがちな漢字は、なんとなくでもよいので覚えておきましょう。
文章を書いていると、ふと違和感を感じるようになります。
迷ったとき、違和感を感じたときに、記者ハンドブックなどで、その都度チェックしていくのが確実です。
それでは、間違えやすい送り仮名をご紹介いたします。
【必見】間違えやすい送り仮名
えーと、「過ごす」と「過す」はどちらの送り仮名にしたら正解でしょうか?
「過ごす」が適切でしょう。[注1]
「過す」では、「そす」と読み違えてしまう可能性もあります。
共同通信社の記者ハンドブックでも、送り仮名の付け方の【紛らわしい送り仮名】として「過ごす」が挙げられています。
こちらでは、紛らわしい送り仮名を一覧でご紹介します。
送り過ぎ
つい送り仮名を付けすぎてしまう言葉があります。
たとえば、「隣」と「隣り」など、迷われる方が多いようです。これは、一般的に「隣」を使用します。[注1]
一覧で確認してみましょう。
【一覧:送り過ぎになりやすい言葉】
◯正しい送り仮名 | ×送り過ぎ | |
あ行 | 合間
商い 誤る 失う 幼い 脅かす |
合い間
商ない 誤まる 失なう 幼ない 脅やかす |
か行 | 塊
仮 来る 気短 悔しい |
塊り
仮り 来たる 気短か 悔やしい |
さ行 | 速やか | 速みやか |
た行 | 次
慎む 隣 |
次ぎ
慎しむ 隣り |
は行 | 辱める | 辱かしめる |
ま行 | 短い
珍しい |
短かい
珍らしい |
や行 | 養う | 養なう |
わ行 | 患う
割に |
患らう
割りに |
送り不足
送り仮名が不足しがちな言葉もあります。
一覧で確認してみましょう。
【一覧:送り不足になりがちな言葉】
◯正しい送り仮名 | ×送り不足 | |
あ行 | 証し
当たる・当てる 危ない 荒らす |
証
当る 危い |
か行 | 狩り
悔いる 悔やむ |
狩
悔る 悔む |
さ行 | 過ごす
損なう |
過す
損う |
た行 | 類い
費やす 尽くす 隣り合う 捕らえる |
類
費す 尽す 隣合う 捕える |
な行 | 情けない
懐かしい 延べ |
情ない
懐しい 延 |
は行 | 恥ずかしい
果たして 甚だしい |
恥かしい・恥しい
果して 甚しい |
ま行 | 紛らわしい
交じる・交ぜる |
紛わしい
交る |
わ行 | 煩わしい | 煩しい |
まとめ
送り仮名の付け方は、基本ルールがありますが、例外もとても多いです。
「この漢字の送り仮名はどうだったかな…」と迷う漢字は、ぜひ、こちらの記事の一覧を参考になさってください。
記者ハンドブックなどで、その都度チェックされるのもおすすめです。
全ての送り仮名を完璧に覚えるのは無理があるため、迷ったらすぐにチェックすることを習慣にしてしまいましょう。
指針となる書籍を一冊、お手元に置くと安心です。
[注1]一般社団法人共同通信社「記者ハンドブック第13版」
[注2]文化庁/国語施策・日本語教育/国語施策情報/内閣告示・内閣訓令/送り仮名の付け方
[注3]文化庁/国語施策・日本語教育/国語施策情報/内閣告示・内閣訓令/送り仮名の付け方/解説
*参考文献:一般社団法人共同通信社/記者ハンドブック第13版