自分史年表の書き方&作り方を7つの手順で解説

自分史年表の書き方&作り方

「自分史年表」とは、自分の人生経験を記した年表です。

ミドル・シニア世代の方で自分史を作成する方が増えています。
就活の自己分析のために自分史を活用する若者もいるようです。

しかし、いきなり自分史を書き始めても、頓挫してしまうでしょう。
まずは「自分史年表」から書き始めましょう。

自分史年表では、誕生から今に至るまでの歩みを、年代を追って記していきます。

こちらでは自分史の作成に役立つ「自分史年表」の書き方&作り方を解説いたします。

 

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自分史年表とは?

自分史年表とは

 

自分史年表とは、自分がどのような人生経験をしてきて、そこでどのような感情や学びがあったのかを記した年表です。

それぞれの人生には、大きな転機や、印象に残る出会いがあるものです。

幼少期のたわいない出来事も、現在の自分を作る起点であったり、これからを生きるヒントであったりします。

 

自分史年表に記すのは、次のような項目です。

 

  • 西暦
  • 年齢
  • 社会情勢
  • 自分に起きた出来事

 

自分に起きた出来事は、ポジティブな経験だけではなく、挫折やそれを乗り越えた経験も書きましょう。
自分史年表に深みが増します。

また、ある程度の社会情勢も把握しておくと、記憶を掘り起こす助けになります。

 

自分史年表を作成すると、自分史を執筆するときに役立ちます。

 

自分史年表の書き方・作成手順

自分史年表の書き方&作成手順

 

自分でできる自分史年表の書き方・作成手順を解説いたします。

手順1. 自分史のテンプレートを準備する

手順2. 自分自身について書き出す

手順3. 西暦に沿って自分の年齢を書き出す

手順4. それぞれの時期の社会情勢を書き出す

手順5. 人生のステージを区切る

手順6. エピソードを書き出す

手順7. チェックする

 

詳しく見ていきましょう。

 

手順1. 自分史年表のテンプレートを準備する

自分史年表のテンプレートを準備します。

後述しますが、自分史年表は無料のテンプレートを利用すれば、気軽に作成を始められます。

もちろん、自作の年表でも大丈夫です。
こだわりがある場合には、PCや手書きで作成してみましょう。

ただし、億劫になって頓挫しないためには、インターネット上のテンプレートを活用するのがおすすめです。

 

手順2. 自分自身について書き出す

テンプレートが準備できたら、誰の自分史年表なのか分かるよう、年齢、誕生日、両親など、自分自身について書き出します。

ここで、自分自身のルーツについても書いておくと、より興味を引く自分史年表になります。
ルーツが分かる人は書いておきましょう。

自分のルーツの調べ方は、次のホームページで確認できます。

【自分のルーツが分かるホームページ】

国立国会図書館サーチ/リサーチ・ナビ

余力があれば家系図を作ってみるのもおすすめです。
思わぬ家族の事情を知ることができるかもしれません。

家族のルーツを知ることで、家族とのコミュニケーションも生まれます。
親や兄弟との思い出を呼び覚ますきっかけにもなるでしょう。

 

手順3. 西暦に沿って自分の年齢を書き出す

年表の西暦に沿って自分の年齢を書き出します。

このとき、「自分が〇〇歳のとき、こんなことがあったな」と思い出しておくとよいでしょう。

 

手順4. それぞれの時期の社会情勢を書き出す

それぞれの時期の社会情勢を書き出してみましょう。

大きなニュースについては、次のホームページで確認できます。

 

【社会情勢が分かるホームページ】

NHKアーカイブス

 

それぞれの年代の社会の出来事が分かると、そこに関連して昔の記憶を呼び覚ますことができます。

大きなニュースや事件などをチェックしてみましょう。

 

手順5. 人生のステージを区切る

人生を年代ごとに区切ってみましょう。

 

  • 誕生したとき
  • 幼少期(0-6歳)
  • 学童期(6-12歳)
  • 思春期(13-18歳)
  • 青年期(19-39歳)
  • 壮年期(40-65歳)
  • 老年期(65歳ー)

 

上記はライフステージの例です。
ご自分が思い出しやすい区切り方で大丈夫です。

 

手順6. エピソードを書き出していく

手順5のライフステージに沿って、心に残っているエピソードを書き出していきます。
思いつくことはどんどん書いていきましょう。

例えば、次のような事柄です。

  • 好きだったこと
  • 影響を受けた人
  • 学習
  • 部活・習い事
  • 当時の目標
  • 嬉しかったこと
  • 成功・挫折
  • 節目の出来事

 

はっきりと思い出せる部分から書きましょう。
記憶が曖昧な年代は後回しにした方が順調に進みます。

 

手順7. チェックする

自分史年表に書き込めたら、全体をチェックします。

とりあえず書き出したものを整理して最終的に書き記すエピソードを取捨選択します。

 

【書き記したいエピソード】

・人生に影響を与えたエピソード

・人柄が分かるエピソード

 

不要なエピソードは思い切って削除しましょう。
大切なエピソードがより引き立ちます。

 

自分史年表おすすめテンプレート【無料】

自分史年表おすすめ無料テンプレート

 

自分史年表を作成するときに、おすすめの無料テンプレートをご紹介します。

 

【自分史年表テンプレート】

Microsoft ・PowerPointで自分史年表を作成

・シンプル

Digipot ・フリー素材

・世界の動向、日本の動向も入力できる

Think over ・Excel版、PDF版がある

・Googleスプレッドシートで利用可能

・未来の年表もある

 

どれを選んだらよいのか迷う場合には、シンプルなMicrosoft版を使ってみましょう。

 

自分史年表:3つのメリット

自分史年表の3つのメリット

 

自分史年表を作成することの3つのメリットをご紹介します。

 

  1. 人生を一目で振り返れる
  2. テンプレートで気軽に作成できる
  3. 自分史作成に役立つ

 

詳しく見ていきましょう。

 

メリット1. 人生を一目で振り返れる

自分史年表を作成すれば、人生を一目で振り返れます。

一つひとつのエピソードを深堀りすることはないため、ボリュームはそれほど大きくなることはありません。
そのため、時系列に並んだ出来事を俯瞰できるのです。

次の出来事が一目で分かるようになります。

 

  • 人生の節目
  • 転機
  • 自分に影響を与えた出来事

 

自分がどのように成長してきたのか、自分でも意識していなかった重大事を発見するかもしれません。

年表を作るためには、過去を振り返る必要があります。
記憶の奥底にしまわれていた大切な事柄を思い出すこともあるでしょう。

また、自分史年表を就活の自己分析に使う人もいます。
自分史年表は自分のこれまでを客観的に把握できるため、自己分析にも役立つことでしょう。

 

メリット2. テンプレートで気軽に作成できる

自分史年表は、テンプレートを利用すれば、気軽に作成できます。

テンプレートは、前述したように、インターネット上で無料のテンプレートをダウンロードできます。
そのため、時間がない人でも、思っているより気軽に取り組めます。

手書きが好きな方であれば、手書きで作成することもできます。

自分史の作成までは難しいという場合も、まずは自分史年表を作ってみるとよいでしょう。

 

メリット3. 自分史作成に役立つ

自分史年表を作成すれば、自分史の作成に役立つでしょう。
自分史年表で書き出した個々のエピソードを掘り下げれば、自分史が作成できます。

自分史とは、人生の歩みを1冊の本にまとめたものです。

自分史年表を作成すると、時系列で記憶の整理ができるため、思い出がクリアになります。
曖昧だった記憶がはっきりして、過去を捉え直すことができます。
記憶の抜け漏れを洗い出すことにもつながるでしょう。

記憶がクリアになったのなら、自分史の作成にも取り組みやすいものです。

自分史年表があれば、自分史の構成を検討するときにも役立ちます。
時系列でエピソードを把握できれば、あとは個々のエピソードを掘り下げて自分史を作成できるでしょう。

 

自分史年表:2つのデメリット

自分史年表の2つのデメリット

 

自分史年表を自分で作成することの2つのデメリットをご紹介します。

 

  1. 作成に時間がかかる
  2. 出来事を深堀りできない

 

詳しく見ていきましょう。

 

デメリット1. 作成に時間がかかる

自分史年表の作成には、それなりに時間がかかります。

テンプレートを使えば、書式は簡単に設定できます。
しかし、一つひとつのエピソードを書き出していくためには、記憶を掘り起こす時間が必要です。

記憶が曖昧な部分は、調査も必要であるため、さらに時間がかかるでしょう。

 

デメリット2. 深堀りできない

自分史年表では、簡潔にエピソードを書き出していきます。
これまで歩んできた道を、一目で俯瞰できるのはよいのですが、一つひとつのエピソードを深堀りすることはできません

せっかく自分史年表を作成したのなら、さらに自分史の作成にまで進まれることをおすすめします。

 

【注意点】自分史年表は事実に忠実に書く

自分史年表は、事実に忠実に書きましょう。

人の記憶は完璧ではありません。
記憶が曖昧であったり、記憶違いをしていたりする部分もあるでしょう。

そのため、自分史年表を作成するときには、当時の資料などを参考にしながら、事実をしっかり思い出して書きましょう。

 

自分史作成サービスに依頼しよう

自分史の作成サービスに依頼しよう

 

自分史年表は、人生を時系列で振り返るために役立つツールです。
無料のテンプレートを利用して、気軽に作成を始められます。

とはいえ、いざ取り組んでみると、時間も労力もかかるものです。
そんなときには、自分史の作成サービスへの依頼も検討してみましょう。

自分史作成サービスを利用すれば、専門ライターがインタビューから執筆までを行います。
写真の選定も頼めます。
自分史年表の作成もサービスに含まれている業者を選べば、自分史年表の作成も任せることができます。

 

「残したい思い出がありすぎてどうしたらいいのかわからない」
そんな場合は、作成サービスに依頼して、相談しながら作成を進めるのがおすすめです。

自分史年表・自分史の作成にお悩みなら、まず、自分史作成サービスに相談してみましょう。
専門ライターと楽しく自分史作りに取り組めます。

 

自分史の作成についてはこちらの記事をご覧ください。↓

自分史をプレゼント!自分で作る?作成サービスに依頼する?【簡単な作り方】

 

 

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「自分史」の作成にも取り組んでみよう

「自分史年表」の書き方、メリット・デメリット、注意点などを解説しました。

自分史年表を作成すれば、時系列で記憶を整理できます。
ただし、自分史年表の作成には時間もかかります。
また、一つひとつのエピソードを深堀りして記入することはできません。

せっかく自分史年表を作成できたら、次は「自分史」の作成にも取り組んでみましょう。

自分史作成サービスに依頼すれば、専門ライターがインタビューして、自分史年表も自分史も作成してくれます。
時間と労力を上手に使い、楽しく自分史を作成できるでしょう。

 

 

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