SEOの競合分析の手順を徹底解説!基本の5項目と分析ツールを紹介

分析

SEOコンテンツを作るうえで重要となるのが「正しい競合分析」です。

2020年現在、Googleのアルゴリズムでは「検索意図の合致」が非常に重要視されているため、むやみやたらに情報を盛り込んでも上位表示は難しいでしょう。

この記事では、SEOコンテンツを作る際におこなう競合分析の手準備ついて、基本となる5つのステップと便利な分析ツールをご紹介します。

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1. SEOコンテンツにおける競合分析の重要性

競合分析が必要な理由はいくつかありますが、もっとも重要なのがユーザーの検索意図を知ることです。

Googleは「ユーザーがこの検索ワード(クエリ)で検索したときに知りたい情報はこのページに書いてある」と判断して表示順位を決めています。

そのためGoogleが検索意図を満たしていると判断して上位表示されている競合サイトを分析することによって検索意図を知り、その検索意図を満たすコンテンツを作って検索上位を狙うのが、競合分析をおこなう主な目的です。

2. SEOの競合分析で見るべきポイントと分析手順

では、ここからはSEOコンテンツの制作前におこなう競合分析で、どのようなポイントを見ていけばいいのか、そのように分析していけばいいのかを具体的に解説していきます。

2-1. 競合サイトの把握

まずは競合サイトを把握するために、新規で制作するコンテンツで狙う対策キーワードで実際に検索をおこないます。

ベンチマークしているサイトがあるかもしれませんが、実際にGoogleから評価されている検索上位のサイトを見なければ、先ほど紹介した検索意図はわかりませんので、実際に検索をおこなうことが重要です。

ただし、検索結果の1ページ目に表示されているサイトすべてを調査する必要はありません。

多くのキーワードでは1ページ目に10サイトが表示されますが、10サイトすべてを調査しているとさまざまな事柄に言及されていることがあり、ユーザーの検索意図を正しく把握できない可能性が出てきます。

そのため、競合サイトとして分析するのは上位3サイト、多くても5サイト程度に抑えておくのが最初のポイントです。

検索結果

なお、検索をするときはシークレットモードなどのパーソナライズドされていないブラウザを使用しましょう。

シークレットモード

普段使用しているブラウザでは、利用者の閲覧履歴や過去の検索キーワードなどを分析して、検索結果があなた向けにカスタマイズされています。

さらに言うと、パソコンとスマートフォンでも検索結果は異なりますので、Googleアナリティクスでパソコンとスマートフォンどちらのユーザーが多いのを調べてどちらの検索結果を基準にするのか決定しましょう。

最もよく使われているデバイスは?

また、分析するのはあくまでコンテンツとして作成されている記事ページのみで、商品ページやサービスページは含めません。

そのキーワードでコンテンツページが上位表示されていないのであれば、これから作ろうとしているSEOコンテンツで上位表示を狙うのは非常に困難であるという判断もできます。

商品ページ

2-2. 競合サイトの構造の調査

競合サイトを3サイト(もしくは5サイト)選定したら、続いてはサイトの構造の調査をおこないます。

まずはユーザーの検索意図を知るために、どのような見出しでどのようなことについて言及されているコンテンツなのかを調査します。

まずユーザーのどんな疑問点を解決すればいいのか、プラスアルファでどんな内容を紹介してあげると満足してくれるのか、(コンバージョンを意識する場合は)なにが購入の引き金となるのか、などをこの時点で決定します。

ただし、競合分析の目的は検索意図を知るだけはありません。

上位表示されている要因はGoogleの複雑なアルゴリズムで決定されているため、以下のポイントも調査しましょう。

  • 執筆者・監修者情報
  • サイト内リンク(内部リンク)
  • 次ページへの他サイトからの発リンク(被リンク)
  • サイト外リンク(発リンク)
  • カテゴリ構成
  • サイト全体の記事数
  • カテゴリ内の記事数
  • などなど

これらの分析をおこなったうえで、1記事だけで上位表示が狙えるコンテンツなのか、他にもそのキーワードに近いキーワードで作られたコンテンツが必要なのかなどを判断します。

他にもコンテンツを作らなければいけない場合は、最初からそのコンテンツを制作する前提で、最初の記事も作っていきましょう。

2-3. ドメインパワー、被リンクなどの調査

先述の競合分析ポイントと重なる部分もありますが、競合サイトのドメインパワーも調査しておかなければいけません。

いくらGoogleが検索意図を重視するアルゴリズムを採用しているといっても、やはりドメインパワーの強い大企業や大手サイトが検索上位を独占している場合は、中小サイトが上位表示を狙うのは至難の業です。

ドメインパワーとは、被リンク数やドメインエイジ(ドメイン取得からの年数)、コンテンツの複合的な評価などで決められ、ahrefsやSEOチェキ!などのツールで調査できます。(記事後半で紹介)

Google chromeでは、Ubersuggestというアドオンを追加すると、検索結果にドメインスコアなどが教示されるようになります。

ドメインスコアなどの表示

2-4. 競合記事の文字数の調査

競合分析においての調査の重要度は低いですが、おおむねの目安を知るために文字数も調査しましょう。

ただし、上位サイトに文字数をそろえるだけでは不十分で、これから制作するコンテンツに必要な情報を盛り込んだときにどれだけの文字数が必要なのかという観点で文字数は決まります。

そのため、最初から何千文字で作る、何千文字以上は絶対に必要ということはありません。

必要な文字数について、詳しくは以下の記事で解説しています。

SEO記事は文字数が多いほうがいいと言われる3つの理由とその真実

Google chromeの場合はかんたん文字数カウントというアドオンを追加すると、選択した文章の文字数を左クリックで調べられます。

かんたん文字数カウント

2-5. SNSでのシェア調査

最後に、上位表示されているサイトの中でも、どのようなページがSNSでシェアされているのかを調査します。

SNSで多くシェアされる記事というのはユーザーが「フォロワーにも共有したい」という感情を持った記事であるため、いいコンテンツであると判断できます。

ただし、ネガティブな感情でシェアしている可能性もありますので、どのようなテキストを付けてシェアしてのかまで調べるとベストです。

多くのシェアを獲得しているコンテンツをしっかり分析し、どの部分がユーザーに刺さったのか、感情を揺さぶったのかを調査してコンテンツ制作の参考にしましょう。

Google chromeの場合はツイートカウンター for Twitterというアドオンを追加すると、ブラウザ上でどんなツイートでシェアされているのかを簡単に調査できます。

ツイートカウンター for Twitter

なお、Ubersuggestでは検索結果にフェイスブックでのシェア数は表示されます。

3. 競合分析で使用するおすすめSEOツール3選

では最後に、競合分析で使用する、おすすめのSEOツールを3つご紹介します。

有料のものもありますが、競合分析には欠かせない定番のツールですので、ぜひご利用を検討してみてください。

3-1. Ahrefs

競合分析の超定番ツール「Ahrefs(エイチレフス)」です。(有料)

Ahrefsの最大の特徴は、サイトのURLでサイト内検索すると、そのページが上位表示を獲得しているキーワード(オーガニックキーワード)を表示してくれる点です。

オーガニックキーワード

ドメインで検索をかけるとサイト全体で獲得しているキーワード、ページ単位で検索をかけるとそのページで獲得しているキーワードを調査できます。

※数値に関しては、実際よりも少なく表示される傾向が強いため、あくまで目安としてご利用ください

競合が獲得しているキーワードを知ることで、狙っているメインキーワード以外のサジェストワードも抜け漏れなく狙えるようになるため、SEOコンテンツを作るときにAhrefsは必須のツールです。

オーガニックキーワードの他にも、被リンクについての詳しい情報も調べられます。

3-2. SEOチェキ!

SEOチェキ!は、個人のWebサービスの開発者が運営している無料で使えるSEOツールです。

SEOチェキ!

Ahrefsと同じく、URLを入力するだけでディスクリプションやh1などの基本情報やインデックス数などさまざまな情報が調査できます。

ただし、検索順位チェックは任意のキーワードを手動で入力しなければいけないため、Ahrefsの代わりに使えるツールとはいきません。

気軽に調査したいときには非常に便利なサイトです。

3-3. SimilarWeb

SimilarWeb(シミラーウェブ)は、メディアを運営する企業や代理店のために開発された専用ツールで、競合分析はもちろん競合サイトのベンチマークなどもできます。

SimilarWeb(シミラーウェブ)

Ahrefsとほぼ同様という認識が広いですが、SimilarWebは無料アカウントでもしっかりと利用できるのが大きな特徴です。

ただし、獲得トラフィックの計算がAhrefsのほうが正確という声も多く、Webマーケティング会社やSEO会社では、SimilarWebよりもAhrefsを利用していることが多いです。

しかし、何といっても無料で利用できるのは大きな魅力ですので、ぜひお試しください。

取材記事代行屋取材記事代行屋

4. 正しい競合分析によって検索意図の把握と差別化を行おう

この記事ではSEOコンテンツ制作時に必ずおこないたい競合分析について紹介しました。

競合調査をしたうえで、競合と同じような記事を作るのではなく、分析結果を踏まえたうえで本当にユーザーに役に立つ最もいい記事を作成すること最重要です。

検索意図を把握してユーザーの疑問や課題を解決できるコンテンツを作りましょう。

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