SEOでやってはいけないこと8つを理由とともに解説

ブラックハット

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SEO対策手法の中には、検索エンジンのアルゴリズムを不正に騙して順位操作するような手法が存在します。そのようなSEO対策はブラックハットSEOと呼ばれており、検索エンジンが最も毛嫌いする手法です。

たとえ悪意がなくとも、自サイトでおこなった施策がブラックハットSEOに該当するのであれば、Googleによる手動ペナルティの対象となってしまいます。

そこで本記事では、「SEOでやってはいけないこと」と題して、ブラックハットSEOに該当する項目とその理由を解説していきます。

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SEOでやってはいけないこと8選

前述した通り、ここで言う「やってはいけないこと」とは、俗にブラックハットSEOに該当する項目のことを指します。

ブラックハットSEOについては具体的な定義は存在しませんが、本記事では次のように定義することとします。

【ブラックハットSEOの定義】
・Googleが行うべきでないと警告している項目に該当する施策
・施策自体にプラットフォームハック的な一面があり、「検索エンジンの健全化」を提唱しているGoogleの運営方針と反する手法
・以上に該当し、Webサイトの業績改善に繋がるもの

 

まずは、Googleが公式に宣言している実施するべきでないWebサイトの業績改善方法について見ていきましょう。

サイトに対して手動による対策が実施されると、そのサイトの一部またはすべてが Google 検索結果に表示されなくなります。(中略)

  • ユーザー生成スパム
  • スパム行為のある無料ホスト
  • 構造化データに関する問題
  • サイトへの不自然なリンク
  • サイトからの不自然なリンク
  • 価値のない質の低いコンテンツ
  • クローキング、不正なリダイレクト
  • 悪質なスパム
  • 画像のクローキング
  • 隠しテキスト、キーワードの乱用
  • AMP コンテンツの不一致
  • 不正なモバイル リダイレクト

出典:Search Consoleヘルプ|手動による対策レポート

Webサイトが以上で紹介されている12項目に該当する状態だと、Googleは手動ペナルティを行い、該当ページのインデックスを削除します。つまり、該当するページが検索エンジンに掲載されなくなるのです。

一度インデックスが削除されたページは、Google Search Consoleよりインデックスの再リクエストを行わない限り、二度と検索エンジンに掲載されることはありません。

本章では上記に引用したSEOでやってはいけないことの中でも、悪意なしにうっかり実行してしまうことがある項目に絞り、合計で8個のNG項目についてご紹介します。

1. サイトへの不自然なリンク

サイトへの不自然なリンクとは、外部サイトから人為的な被リンクを獲得することを指します。

例えば、自社サイトの検索順位を操作するためにリンクを購入したり、リンクプログラムへ参加したりすることなどが該当します。
そういった行動はGoogleのウェブマスター向けガイドラインに違反するため、手動ペナルティの対象となります。

したがって、検索順位を操作する目的で外部サイトから自社サイトへ意図的にリンクを送信することは「やってはいけないSEO対策」だと言えます。

補足事項:
WEBサイトへの不自然なリンクについて具体的なペナルティが課されたのは、2012年4月に実施された「ペンギンアップデート」と呼ばれるアルゴリズムのアップデートがきっかけです。

当時までのアルゴリズムは、WEBサイトに紐づけられた被リンク数が多ければ多いほど評価されるような非常に単純なものでした。

これによって流行したブラックハットSEOによって質の低いWEBサイトが検索上位表示されていたため、Googleはペンギンアップデートを施行することで対応しました。

2. サイトからの不自然なリンク

自分が所有するWEBサイトから外部サイトへ、外部サイトの検索順位を操作する目的でリンクを設置することも手動ペナルティの対象となります。

この場合、手動ペナルティの対象となるのは「リンクを設置したWEBサイト」です。そのページごとインデックスが削除され、リンクの存在がなかったことになります。

補足:自然なリンクとはなにか
Googleが幾度も口にする「自然なリンク」についての見解は賛否両論ありますが、Googleが公式に運用しているYoutubeチャンネル「Google Search Central」では次のように説明されていました。

Matt Cutts :
What’s a natural link in your opinion?
(「自然なリンク」とは、どういうことだと思いますか?)

Sandy:
Yeah, so a natural link is basically an editorial choice.
(「自然なリンク」とはつまり、サイト編集者の自由な選択によって生まれるものだと理解しています。)

It’s your ability to link to a site, from your site, based on the usefulness, the merit of the site.
Because you wanna share this content with others. (Your friends and all your visitors.)
(「自然なリンク」とは、WEBサイトの有用性、つまりWEBサイトのメリットに基づいて設置されるものです。例えば、コンテンツを友人やWEBサイト訪問者に共有したいと思ったときに生じます。)

つまり「自然なリンク」とは、あるWEBサイトの内容に有用性を見出したユーザーが、自分が運営しているブログ上で引用することによってはじめて生まれるものだと理解できます。

Googleの理解によれば、上記で紹介した手法以外で発生したリンクは「自然なリンク」だとは認められず、WEBサイトを評価する指標に計上されないということになります。

3. 構造化データに関する問題

特定のHTML要素を正しく構造化マークアップすることで、サイト内コンテンツがリッチリザルトへ掲載されるようになります。

この時、構造化マークアップは正しい種類のものを正しい方式で行わなければなりません。

WEBサイト内に構造化データに関する問題があり、それをGoogleが検知した場合、Search Consoleには次のような警告文が表示されるようになります。

<構造化マークアップに関する問題>

タイトル 説明
ページのコンテンツが構造化データと異なる 求人情報が掲載されていないページで JobPosting 構造化データが検出されました。これは Google のガイドラインに反します。詳細
構造化データがコンテンツと一致しない ページのコンテンツが構造化データと一致しません。これは Google のガイドラインに反します。詳細

出典:Search Consoleヘルプ|手動による対策レポート

 

構造化データに関する問題をそのままにしておくと、次のような悪い影響が生じます。

コンテンツのガイドラインに違反しているページやサイトは、ランクが下がったり、Google 検索のリッチリザルトの対象外としてマークされたりすることがあり、ユーザーに高品質の検索エクスペリエンスを提供し続けることができなくなる場合があります。

出典:Google検索セントラル|構造化データに関する一般的なガイドライン

構造化マークアップは検索結果上で自社コンテンツを目立たせるために非常に効果的な施策ですが、設定を間違えるだけでネガティブなSEO対策効果が生じてしまいます。集客策として採用する場合は、十分に設定を見直した上で実行しましょう。

4. 価値のない質の低いコンテンツを作成する

ページ自体の価値が低いか、全くないコンテンツはGoogleによる手動ペナルティ(インデックス削除)の対象となります。

ここで言う「価値のないコンテンツ」とは、単にページ内容が薄いことではなく、ページ内容が次の4つの条件に該当する場合に該当します。

  • 自動生成されたコンテンツ
  • 内容の薄いアフィリエイトページ
  • 他のソースからのコンテンツ(例:無断複製されたコンテンツ、低品質のゲストブログ記事)
  • 誘導ページ

出典:Search Consoleヘルプ|手動による対策レポート

特に「自動生成されたコンテンツ」については注意が必要です。

社内で作成したデータベースを複数の記事に起こした場合など、各ページの内容がサイト内のほかのコンテンツと類似している場合は「自動生成されたコンテンツ」だと判断されることがあるので、十分に注意しましょう。

5. 隠しテキスト、キーワードの乱用

こちらは10年以上前の検索エンジンで流行したブラックハットSEOの手法となりますが、コンテンツ内に隠しテキストを掲載することや、記事毎に設定した検索キーワードを意味もなく羅列する行為は、手動ペナルティの対象となります。

Googleは隠しテキストやキーワードの乱用によって不正なコンテンツ評価を受けようとする行為について、検索エンジンの品質を著しく損なう行為だとして、明確に禁じています。

「キーワードの乱用」とは、Google の検索結果でのサイトのランキングを操作する目的で、ウェブページにキーワードや数字を詰め込むことです。このようなキーワードは多くの場合、リストやグループの中に、または他の部分から切り離されて独立して(自然な文章としてではなく)出現します。ページにキーワードや数字を詰め込むと、ユーザーの利便性が低下し、サイトのランキングに悪影響が及ぶ可能性もあります。

出典:Google検索セントラル|無関係なキーワード

特に「キーワードの乱用」については注意が必要です。

WEBサイトが特定の市町村や都道府県に関する検索結果の上位に掲載されることを意図して、ページ内に地名を羅列することもGoogleは手動ペナルティの対象としています。

例えば、提携店舗の地名をページ内に掲載する際などは、各地名に店舗ページのURLをリンクさせるなど、正当な理由があって地名の羅列をしていることが目に見えてわかる状態にしておきましょう。

6. クローキング、不正なリダイレクトを行う

クローキングとは、Googleクローラー用に表示させるコンテンツと、サイト訪問ユーザー用に表示させるコンテンツを別のページにすることを指します。

これは一部のWEBサイト運用者や、SEO業者が過去に行っていた手法であり、Googleによる厳しいコンテンツ精査を回避するために実行されたブラックハットSEO対策の1つです。

サイトにおいて、Google が確認したページとは別のページがユーザーに表示されたり、Google が確認したページとは異なるページにユーザーがリダイレクトされたりすることがあります。クローキングや不正なリダイレクトは、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に違反する行為です。

出典:Search Consoleヘルプ|手動による対策レポート

また、クローキングは文章コンテンツだけではなく、画像コンテンツも同様の扱いです。

 

注意:
ユーザーに対して有料のコンテンツを提供しているオウンドメディアの場合、ユーザーが実際に閲覧する有料コンテンツ部分と、Googleクローラーが閲覧する無料コンテンツ部分との差分が「クローキング」だと見なされてしまう場合があります。

サイト内で有料コンテンツを提供する場合には、該当するコンテンツ(ペイウォールコンテンツ)に対して構造化マークアップを行い、Googleクローラーが双方を区別できるようにする必要があります。詳しくはGoogle検索セントラルの定期購入とペイウォール コンテンツをご覧ください。

7. AMP コンテンツの不一致

AMPコンテンツの不一致とは、前述した「クローキング」とよく似ている状況です。

AMPとはコンテンツを拘束に表示させるための手法のことを指し、Googleが利用を推奨していることから、昨今注目を浴びています。
AMPページを作成した場合、通常のWebページとは別のページがサイト内に存在する状態になります。その際、通常版のページとAMP版のページの内容がそれぞれ異なると、AMP版のページのみが手動ペナルティの対象となります。

AMP バージョンとその標準ウェブページは、内容が基本的に同じでなければなりません。テキストが同一である必要はありませんが、トピックは同じものにして、ユーザーがどちらのページでも同じタスクを完了できるようにする必要があります。

出典:出典:Search Consoleヘルプ|手動による対策レポート

手動ペナルティを受けたAMP版のページは検索エンジンからインデックスが削除されてしまいますが、その代わりに通常版ページが表示されるようになります。

直接的にWebサイトが影響を受ける項目ではありませんが、せっかく設定したAMPが無駄になってしまうため、コンテンツ内容には違いがないように努めましょう。

8. 不正なモバイル リダイレクト

「不正なモバイルリダイレクト」とは、モバイルユーザーに対して専用のページを作成し、該当するページへリダイレクトさせる際に発生します。

特定の属性を持っているユーザーを個別ページへリダイレクトさせることについて、Googleは容認しています。それは多くの場合ユーザビリティを考慮した施策であり、施策に十分な配慮が施されていれば、サイト訪問ユーザーの利益となるからです。

モバイル専用のリダイレクトとして、モバイル ユーザー エクスペリエンスの向上のために、モバイル ユーザーをリダイレクトする(たとえば example.com/url1 から m.example.com/url1 にリダイレクトする)ことは通常、ユーザーにとって有益です。

出典:出典:Search Consoleヘルプ|手動による対策レポート

 

一方で、モバイルユーザー向けに全く別種のコンテンツへリダイレクトする行為は手動ペナルティの対象となります。この場合、モバイルページか、モバイルページとPCページの両方が手動ペナルティの対象となります。

モバイル ユーザーを異なるコンテンツへ不正にリダイレクトすることは、好ましいユーザー エクスペリエンスとは言えません。

出典:出典:Search Consoleヘルプ|手動による対策レポート

意図せず自サイトが手動ペナルティの対象とならないよう、技術的な施策を講じる際には十分注意を払って対応するようにしましょう。

やってはいけないことを理解して適切なSEO対策をとろう

本記事では、SEOでやってはいけないことを合計8項目ご紹介しました。

Googleによる手動ペナルティは自演リンクのみならず、良かれと思って実装した技術的な施策にも適応されます。

特にモバイルユーザー向けのページを作成したり、構造化マークアップを行ったりする時に発生しやすいです。万が一手動ペナルティの痕跡が確認された場合は、該当部分を修正した上でインデックスの再リクエストを送信するようにしましょう。

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