褒め言葉【一覧】四字熟語と「さしすせそ」

褒め言葉一覧「さしすせそ」と四字熟語

褒め言葉は、優れていると評価する言葉のことです。類語には賛辞、表敬などがあります。

八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍ですね」と言えば、「お一人で何人分もの働きをなさっていますね」と褒めています。

褒め言葉のバリエーションが多いと、記事を書くときにも重宝します。

 

文章を書いていると、人や物事の美点をお伝えする機会が多くあります。

でも、褒める言葉が少なくて、なんだかいつも同じ感じになってしまいます。

わかりました。

それでは、文中で使える褒め言葉の熟語をたくさんご紹介します。

コミュニケーションが円滑になる「さしすせそ」も合わせてお伝えします。

褒め言葉のバリエーションを増やして、人や物事の優れているところを的確に伝えられるようになりましょう。

 

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【一覧】褒め言葉の四字熟語

人の行い、物事、商品など、記事を書いていて美点を伝えなくてはならない場面は多々あります。

「素晴らしい」「素敵」など、褒める言葉はたくさんありますが、四字熟語を交えると差が出ることもあります。

一覧で確認しておきましょう。

 

【技術を褒める言葉】

技術や才能を褒める四字熟語

 

技術や才能を褒める四字熟語をご紹介します。

四字熟語 意味
運斤成風(うんきんせいふう) 非常に巧みで素晴らしい技術。またその職人。

「運斤」は斧を振るうこと。

斧を振るって風を巻き起こす意味から。

例:運斤成風のものづくり。

一目十行(いちもくじゅうぎょう) ひとめで10行も読み下すこと。

読書力の優れていること。

例:彼は一目十行の秀才です。

一唱三嘆(いっしょうさんたん) 一度詩文を読んで何度も感嘆すること。

優れた詩文を褒めるのに用いる。

例:一唱三嘆の名文です。

英華発外(えいかはつがい) 内面の優れた精神や美しさなどが表面に現れること。

内面の優れた精神が表れ出て、美しい音楽を奏でる意味から。

例:英華発外の音色です。

気韻生動(きいんせいどう) 芸術作品に生気が満ち溢れていること。

中国画の理想から。

例:気韻生動の作品です。

古今独歩(ここんどっぽ) 昔から今に至るまで、匹敵するもののないこと。

例:彼女ほどの腕前は見たことがない。古今独歩といえるでしょう。

七歩の才(しちほのさい) 詩を作る才能が非常に優れていること。作詩が早いこと。

魏の曹植が、兄が七歩歩く間に詩を作ったことから。

例:素晴らしい詩をあっという間に作る彼は七歩の才があります。

清音幽韻(せいおんゆういん) 文章が優れている。

「清音」は澄んだ音声。「幽韻」は奥深い味わいがあること。

例:文才のある彼が書くと清音幽韻ですね。

雄材大略(ゆうざいたいりゃく) 優れた才能と遠大な計画。

例:彼なら雄材大略だから成功させてくれるでしょう。

 

【人物を褒める言葉】

人物を褒める四字熟語

 

人間性を褒める四字熟語をご紹介します。

四字熟語 意味
明朗闊達(めいろうかったつ) 明るく朗らかででおおらかな性格。

例:その生徒は明朗闊達な気性だ。

一騎当千(いっきとうせん) 人並みはずれた能力や経験。

一人の騎兵で千人もの敵を相手にできる意味から。

例:一騎当千のつわもの。

金声玉振(きんせいぎょくしん) 知徳が備わって、大成すること。

古代中国で、音楽を合奏するときの初めと終わりが整っているさまから。

例:努力を積み、金声玉振となります。

才気煥発(さいきかんぱつ) 優れた才知の働きが盛んに現れること。

例:才気煥発な少年に育ちます。

 

【自然や景色を褒める言葉】

自然を褒める四字熟語

 

自然や景色を褒める四字熟語をご紹介します。

熟語 意味
山紫水明(さんしすいめい) 自然の景色が清らかで美しいこと。

例:京都は山紫水明な景観です。

清風明月(せいふうめいげつ) 清らかな夜の様子。

例:清風名月を楽しみましょう。

千紫万紅(せんしばんこう) 花が色とりどりに咲いていること。

例:庭は季節により千紫万紅となります。

風光明媚(ふうこうめいび) 自然の景色が美しいこと。

例:風光明媚で知られた温泉地です。

水天一碧(すいてんいっぺき) 晴れ渡った遠い海など、水と空の色とが一続きになっている様子。

例:こちらでは水天一碧の景色を見晴らすことができます。

桜花爛漫(おうからんまん) 桜の花が満開に咲き乱れる様子。

例:桜花爛漫の景色をご覧いただけます。

 

【一覧】褒め言葉の熟語(二文字)

二文字の熟語の褒め言葉もご紹介いたします。

四字熟語よりもさらりと文章に使えます。

 

熟語(二文字) 意味
芝蘭(しらん) 性質・才能・人徳の優れた人

例:彼女は芝蘭の友です。

出藍(しゅつらん) もとのものよりも優れ

ていること。

弟子が師にまさること。

例:彼は出藍の活躍だ。

無双(むそう) 並ぶものがないほど優れていること。

例:無双の大力だ。

十全(じゅうぜん) 少しも欠けたところがないこと。

例:十全の備えですね。

勇猛(ゆうもう) 勇気があって何者をも恐れないこと。

例:彼は勇猛な武将だ。

有望(ゆうぼう) 将来に望みのあること。

例:将来有望と言われている。

 

【一覧】男女別の褒め言葉の四字熟語

男性・女性を褒めるのに適した四字熟語もご紹介いたします。

 

女性を褒める言葉

女性を褒める四字熟語

 

女性への褒め言葉では「才色兼備」などが有名です。

ほかにも、美しさや性質の優れているところを褒める四字熟語がたくさんあります。

 

【女性を褒める熟語】

熟語 意味
才色兼備(さいしょくけんび) 優れた才能と美しい容姿を兼ね備えていること。

例:クレオパトラは才色兼備の女性と思われる。

容姿端麗(ようしたんれい) 容姿が整っていて美しいこと。

例:妹は容姿端麗で人目を引きます。

一笑千金(いっしょうせんきん) 美人が微笑むと、千金に値するの意。

または、美人の笑顔が得難いこと。

例:一生千金の華やかな女性がいます。

羞月閉花(しゅうげつへいか) 月も恥じらい花も閉じてしまうような美しい女性の意。

例:娘は羞月閉花であった母の若い頃に似ている。

沈魚落雁(ちんぎょらくがん) 魚や雁も恥らって隠れるほどの美人。

例:そのミスコンには沈魚落雁ばかりがそろっています。

仙姿玉質(せんしぎょくしつ) 並外れた美人。

例:楊貴妃は仙姿玉質であったという。

 

男性を褒める言葉

男性を褒める四字熟語

 

男性を褒める四字熟語もあります。

女性を褒めるときに使用することもできますが、より男性的な響きなのが特徴です。

 

【男性を褒める熟語】

熟語 意味
眉目秀麗(びもくしゅうれい) 男性の顔立ちが端正で整っていること。

例:生徒会長の男子は眉目秀麗だ。

容貌魁偉(ようぼうかいい) 容姿が堂々として大きく立派なこと。

例:容貌魁偉な柔道選手。

質実剛健(しつじつごうけん) 飾り気がなく真面目で強くてたくましいこと。

例:質実剛健な気性の男性。

智勇兼備(ちゆうけんび) 知恵も勇気も兼ね備えていること。

例:知勇兼備な男性らしい振る舞いです。

高材疾足(こうざいしっそく) 才能と手腕を併せ持つ人物。

例:高材疾足な人材を確保したいものです。

 

ビジネスシーンで使える褒め言葉

ビジネスシーンの褒め言葉

 

ビジネスシーンでは、仕事振りを褒める言葉が使えます。

 

【ビジネスシーンの褒め言葉】

熟語 意味
精明強幹(せいめいきょうかん) 物事に詳しく仕事をやり遂げる能力が優れていること。

例:部長は精明強幹な方です。

大胆不敵(だいたんふてき) 度胸がすわって恐れないこと。

例:大胆不敵にも新しいプロジェクトを立ち上げました。

捲土重来(けんどちょうらい) 一度敗れた者が再び巻き返すこと。

例:今年度の売上は捲土重来を果たしましたね。

熟慮断行(じゅくりょだんこう) 十分に検討して決断実行すること。

例:熟慮断行したプロジェクトです。

不撓不屈(ふとうふくつ) 強い意志をもち、どんな苦労や困難にもくじけないこと。

例:不撓不屈の精神ですね。

適材適所(てきざいてきしょ) 能力や性質に当てはまる地位や任務を与えること。

例:適材適所の人員配置ですね。

大同団結(だいどうだんけつ) いくつかの団体が共通の目的に向かって意見の違いを越えて一つにまとまること。

例:大同団結して事に当たった成果です。

一意専心(いちいせんしん) ひたすら一つのことに集中すること。

例:一意専心して仕事に取り組む姿勢が素晴らしい。

百年大計(ひゃくねんのたいけい) 長期的視野に基づく計画。

例:百年大計の壮大なプロジェクトです。

 

褒め言葉の「さしすせそ」

褒め言葉には「さしすせそ」という極意があります。

文章よりは会話で役立つ言葉ですが、覚えておくと、すぐに使えます。

難しい褒め言葉が咄嗟に浮かばないときにも使えます。

 

:さすがですね。

:知りませんでした。(相手が博識であることを褒める意)

:すごいです。素敵です。

:センスがいいですね。

:そうなんですか。(肯定する意)

 

さりげなく相槌として使うとよいでしょう。

ただし、心を込めて使うのがポイントです。

気持ちがこもらないまま言葉だけ発しても、相手の方を不快にさせてしまいます。

場に合う言葉を選んで使いましょう。

 

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褒め言葉は状況に応じて適切に使おう

褒め言葉は、記事で紹介したい人や物事の美点を伝えるために重要なボキャブラリーです。

円滑なコミュニーションにも欠かせません。

ただし、褒め言葉が的外れであったり、過剰であったりすると、かえって逆効果になってしまう場合もあります。

褒め言葉は、称えるべき美点に対して的確にタイミングよく使うと気持ちよく伝わります。

記事内でご紹介した熟語もぜひ参考にしていただけたらと思います。

 

参考文献:小学館「デジタル大辞泉」

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