「タイピングが速ければ、もっと仕事量を増やせるのに…」
「タイピングスピードが遅くてレポートや論文をスムーズに作成できない」
「伝えたい事柄をスラスラ打てたらいいのに」
タイピングスピードがもっと速ければ…と思う方は少なくありません。
とくに、ライターの皆さんのように、文書作成に携わる方は、タイピングスピードが速いほうが、多くの仕事を効率よくこなせるのは間違いありません。
タイピングは、コツを覚えて練習すれば、誰でも速くなれます。
タッチタイピングを習得して、スムーズにお仕事をしましょう。
もしもタイピングスピードが大幅にアップすれば、今より確実に「速く」「正確に」お仕事できるようになります。
こちらでは、タイピングが絶対速くなる5つのコツと練習方法をお伝えいたします。
ぜひ今後の執筆活動にお役立てください。
目次
タッチタイピングでタイピングは絶対速くなる
速いタイピングのためにはタッチタイピングが欠かせません。
タッチタイピングとは、文章を入力するときに、手元を見ずにキーボードを打つことです。
ブラインドタッチとも言います。
タイピングがゆっくりの方の特徴として考えられるのが、まず、手元を見ながらキーボードを打っていることです。
手元を見ながら打っていたのでは、入力画面の確認と手元の確認を同時に行いながらタイピングすることになるため、なかなかスピードは上がりません。
また、独自の指使いで、キーボードを打つ方もいらっしゃいますが、一本指打法では、どうしてもタッチタイピングのスピードにはかないません。
タイピングをスピードアップさせたいなら、ともかく、次のポイントをおさえたタッチタイピングが必要です。
- 正しいポジションで、
- 正しい指使いで、
- 手元を見ずに打つ
それでは、タッチタイピング習得のためのコツと練習方法を見ていきましょう。
タッチタイピングを習得する5つのコツ

タッチタイピングを習得するために必要なのは、キーの位置と適切な指使いを覚えることです。
とてもシンプルですね。でも、言うは易し行うは難し、油断はできません。
コツをおさえずに始めても、最初はなかなかスピードが上がらず、結局嫌になって独自のタイピング方法に戻ってしまう、なんてことも。
そんなことにならないように、タッチタイピングを効率よく身に着けるためのコツをまずおさえておきましょう。
コツ1. 手元のキーボードを見ない
これは鉄則です。
キーボードを見てしまってはタッチタイピングを習得できません。
正しいキーの位置を確認したいあまり、ついチラッと手元を見てしまうのは誰にでもあることです。
しかし、ここはグッとこらえて「最初はどんなに間違えてもいい」つもりで練習しましょう。
「では、絶対にキーボードを見てはいけないのか」と言えば、そんなことはありません。
手元のキーボードを見てはいけませんが、練習サイトなどで、画面上のキーボードを見て確認しながら打つのはOKです。
見てはならないのは、手元のキーボードです。これだけは守りましょう。
コツ2. ホームポジションを覚える

ホームポジションとは、指を置く基本ポジションです。
【ホームポジション】
- 左の人差し指「F」
- 左の中指「D」
- 左の薬指「S」
- 左の小指「A」
- 右の人差し指「J」
- 右の中指「K」
- 右の薬指「L」
- 右の小指「;」
タイピングをして指を動かしても、いつもホームポジションに指を戻すようにします。
タイピングするたびに指を置くポジションを変えてしまっては、キーの場所を覚えられないからです。
ホームポジションを覚えて、そこからさらに、どの指でどのキーを打つのかも覚えましょう。
コツ3. 正しい指使いで打つ

タッチタイピングでは、どの指でどのキーを打つかが決まっています。
それぞれの指が担当するキーを覚えましょう。
独自の指使いでタイピングするよりも、ずっと速く打てるようになります。
覚えるまでは大変ですが、正しい指使いをキープしましょう。
また、正しい指使いでタイピングしながら、ホームポジションに戻すことも大切です。
右手人差し指で「ぬ(N・U)」を打ったら、自然に「J」の位置に戻るようにクセをつけましょう。
コツ4. ローマ字入力をする
入力はローマ字入力で行いましょう。
ローマ字入力の方が、慣れたときのスピードが断然速いはずです。
最近はローマ字入力が一般的なので、ほとんどの方はローマ字入力されているかとは思います。もし、かな入力をされている場合には、この機会にローマ字入力に切り替えましょう。
コツ5. きれいな姿勢
タッチタイピングをスピーディーに行うなら、きれいな姿勢を意識しましょう。
- 背筋をのばして椅子に座る
- ひじの角度は90度以上
- ディスプレイとの距離は40cm以上
上記を意識すれば、指も動かしやすく、視線も画面上を移動しやすいため、タッチタイピングのスピードアップに効果的です。
できればディスプレイは視線の高さより低く配置しましょう。
ディスプレイを見上げながら入力するのでは、疲れ目になりやすく、スピードダウンにもつながります。
スピードアップのためのショートカットキー

タッチタイピングではありませんが、入力スピードをアップさせるためには、使えるショートカットキーも覚えておきましょう。
【Windows】
- CTRL + C コピー
- CTRL + X カット (切り取り)
- CTRL + V ペースト (貼り付け)
- CTRL + A 全てを選択
【Mac】
- command + C コピー
- command + X カット (切り取り)
- command + V ペースト( 貼り付け)
- command + A 全てを選択
上記のショートカットキーは、使う頻度も高く、覚えておくととても便利です。
慣れるまでは、かえって時間がかかるように感じてしまうかもしれませんが、慣れたら、こちらのショートカットキーを使うほうが断然スピーディーに作業できます。
タッチタイピングが速くなる練習方法
コツを心得たら、いよいよタッチタイピング習得のための練習です。
ご自分のレベルに合わせた練習サイトを活用するとよいでしょう。
練習サイトについては後ほどご紹介いたします。
まずは、練習方法を見ていきましょう。
1.ひらがな:静音・濁音を練習する
まず、ひらがなをローマ字入力できるようになりましょう。
タイピング練習サイトを利用し、「あ・い・う・え・お」など、画面上の文字を入力するとよいです。
最初は簡単な静音と濁音だけ、10分程度の練習でもよいから、毎日続けましょう。
コツでおさえたように、最初はゆっくりでも手元のキーボードを見ないように頑張ってください。
2. ひらがな:拗音(きゃきゅきょ、など)を練習する
次に、少々面倒な拗音を練習してみましょう。
拗音は、「きゃ・きゅ・きょ」「ひゃ・ひゅ・ひょ」などの音です。
「きゃ」は「kya」、「ひゃ」は「hya」のように入力します。
「ば・び・ぶ・べ・ぼ」「ba・bi・bu・be・bo」と「ヴァ・ヴィ・ヴ・ヴェ・ヴォ」「va・vi・vu・ve・vo」など、ここでしっかり覚えておきましょう。
3. 単語入力を練習する
次に、簡単な単語を入力する練習をします。
こちらも、タイピング練習サイトを利用して行うとよいでしょう。
「留守番:rusubann」の「ん」は「nn」とnを2つ重ねるなど、単語を入力しながら自然に覚えていけます。
「行政:gyousei」のように、拗音が混ざる単語も入力することで、どんどん上達するでしょう。
4. 弱点強化
タッチタイピングが上達してくると、ご自身の弱点も見えてくるものです。
たとえば、「p」「―」など、右手小指が苦手な方など、特定のキーを必ずミスしてしまうことがあると思います。
「右手小指を使うキーが苦手だな」
「意外と左手人差し指が苦手だ」
そんなふうに、ご自身がミスしやすいキーがわかったら、そこを重点的に練習できるサイトを探し、練習してみましょう。
タッチタイピング練習サイト
タイピングスピードを速くするなら、ともかく練習して慣れることです。
インターネットを検索すれば、無料のタイピング練習サイトをたくさん見つけられるでしょう。
ゲーム感覚で練習しているうちに、いつのまにかタイピングスピードも上がっているはずです。
基礎練習なら「寿司打」
ローマ字入力用のタイピング練習ゲームです。
画面の文字を、回転寿司のお皿が流れてしまう前に、タイピングします。
お皿が流れてしまうと時間ぎれで、その場面の文字はカウントされません。お皿が流れる前に文字をしっかりタイプできると、その皿を食べられたことになり、カウントされます。
シンプルなゲームですが、意外と夢中になって時間を忘れてしまうかもしれません。
夢中になっている間に、タイピングスピードもどんどんアップすると期待できます。
弱点強化なら「ひよこ」
無料タイピング練習サイトの「ひよこ」も有名です。
こちらのタイピング練習ゲームは、基礎編、習得編、特訓編に分かれており、より細かく絞り込んだ練習ができます。
とくに、こちらの特訓編では、「左手小指」「左手薬指」「左手中指」「左手人差し指」「右手人差し指」「右手中指」「右手薬指」「右手小指」に分かれて、苦手な指で打つキーを重点的に練習できます。
「そこそこに正確にスピードも早くなったが、苦手がある」
「いつも特定の場所だけミスしてしまう」
そんな方は、こちらの特訓編で苦手克服の特訓をおすすめします。
タッチタイピングをマスターして日々の業務をスムーズに
カタカタとかっこよくタイピングできたら、毎日のお仕事を今より快適にこなせそうですね。
タイピングスピードにお悩みの方は、記事を参考に、まずはタッチタイピングをマスターしましょう。
最初は、手元を見ないことで、かえってタイピングがゆっくりになってしまうかもしれません。しかし、グッとこらえて、手元を見ないでタイピングできるようになりましょう。
あとは、練習サイトなどを上手に利用して徐々にスピードを上げていくだけです。
文書作成も、タッチタイピングを意識して、最初はゆっくり正確に、その後は速く正確に、スムーズな業務を目指しましょう。