ブログやサイトの運営においてアクセス解析には様々なツールを利用する必要がありますが、毎日必ず見るべき解析ツールとしてGoogleアナリティクスは欠かせないものです。
特にアナリティクス上で必ず目にするものとしてリアルタイムレポートに関しては日々のアクセスデータを事細かに計測しています。
特にアナリティクスのリアルタイムレポートは、現時点における状況でどれくらいの検索ユーザーに見られているかわかるのでGoogleトレンドに対してバズっていたりすると検索ユーザーの変化が頻繁に起こるのでついつい夢中になって見てしまうものです。
目次
リアルタイムレポートとは「いまこの瞬間のユーザーの動き」
リアルタイムレポートとは、名前の通りで現在の時点で自分のサイトにいる検索ユーザーの動向に関する情報を調べられるアナリティクスの機能のひとつです。どれくらいの検索ユーザーがサイトページにアクセスしているか、どのようなページを見ているか、どのような端末で見ているか、どんなサイトから経由してアクセスしたのかなどのデータがこと細かにで更新され続けられています。
しかし、リアルタイムレポートを見たからといってその場で大きく変化があるわけではありませんが、検索ユーザーによるアクセスがあったときの動きを棒グラフで表示しているので、リアルタイムでニーズを確認できます。
参考元:リアルタイム レポート
リアルタイムレポートでわかること
まず最初に、Googleアナリティクスへログインしてレポート上の左メニューからリアルタイムを選択してください。選択するとメニューが開きますので概要を選択しましょう。
概要にはサイト閲覧中の検索ユーザーの数やページビューの数、トラフィックの変動数やコンテンツに関する上位データも表示されます。一覧のページURLを選択すると、ページ内における流入元が調べられます。
参考元:リアルタイム レポートについて
現在のサイト訪問数
現在、何人のユーザーがサイト訪問をしているかわかるアクティブユーザの数です。
訪問数の変動は極めて激しいときには、サイトのコンセプトとしているニーズがトレンドに対応しているものとして見ていいでしょう。
流入元の情報を確認する
現在表示されている検索ユーザーがどこの外部サイトから流入してきたのか、どんなSNSから流入してきたのか、どんなキーワードで検索して流入してきているかということがわかります。
それぞれのタイトルを選択するとさらに詳細の情報を見られます。新たに広告サイトにリリースしたとき、FacebookやTwitterなどのSNSを経由して記事を投稿したときは投稿直後の影響を調べることができますので、頻繁に確認しましょう。
ページビュー数の直近推移
ページビュー数の直近推移では、1分単位と1秒単位でのPV数の推移がわかります。直近のPV数の変化が可視化されてわかるので、新規記事や注目k時のプロモーション実施をするときは流入元の情報確認と一緒に確認するのがおすすめです。
アクティブページ
アクティブページでは、現在の時点でアクセスしている検索ユーザーが見ている上位の10ページが表示されています。サマリーの「上位のアクティブページ」タイトルを選択するとアクティブなページが全て表示されます。
サイト内における上位ページなので、Google検索結果の順位とはまた別の視点でアクティブユーザーのニーズを深掘りする判断材料になります。
アクティブユーザーの地域別検索
検索ユーザーがどこからアクセスしてきているかを世界地図上にマッピングされた円形で表示されます。アクセスの多い地域は赤い円が大きく濃く表示されます。サマリーの上位の所在地ではタイトルで国別一覧を表示できます。また、一覧の地域名や地図の中の地域を選択すると対象の地域に集計対象が絞り込めます。それらの状態でメニューを参照すると対象の地域にいるアクティブユーザーの詳細情報を確認できます。
特定の地域でプロモーション活動をしてサイトページへ集客するときはアクティブユーザーのリアルタイムな反応がわかるで、効果の検証が早い段階にできて次の行動に繋げることができます。
リアルタイムレポートのデータを活用する
リアルタイムレポートは、ページコンテンツやサイト内改修において改善策をした直後の効果を検証するときに活かせます。「Twitterで新しいページを出した」「YouTubeで自分のサイトのサービスが紹介された」といった今起きたことに対するユーザへの効果を確認したいときはリアルタイムレポートの活用がおすすめです。
特に、Googleトレンドや動画などでサイトのコンテンツが紹介されたときは、リアルタイムのユーザー数が一気に伸びていくので、どれくらいの影響力やニーズに応えられているのかを知る機会にもなります。
また、リアルタイムレポートはすぐそこにユーザーがいることを可視化してくれます。自分が企画したページコンテンツは、検索ユーザーに対して十分に満足させることができたのか、投稿した記事はユーザを自分のサイトに呼び込めたのか、検索ユーザーのそのときの反応を見ることでコンテンツの先に確かに検索ユーザーがいるということを実感できます。
検索順位を確認する
リアルタイムで上位表示を狙っているページに検索ユーザーが集中している場合、実際のGoogle検索における表示結果をシークレットモード(プライベートモード)でキーワード検索して順位を確認しましょう。
PVが集中しているページは瞬間的にも表示順位に大きく影響を与えます。普段の表示順位が4位以降だった場合でも、ユーザーのニーズに満たすコンテンツとして制作したページが実際に数字に現れるとGoogle検索のインデックスも再度更新されます。更新トラフィックの変動で検索順位は日々変動するので、アナリティクスのリアルタイムでユーザーが集中している場合は一旦検索結果を確認して瞬間的に上昇した順位を長期的な順位として確立させられるようコンテンツ改修をしましょう。
コンバージョンで達成率を確認する
リアルタイムでは、ECサイトやオウンドメディアにおいて、問い合わせページへの到達や商品購入、会員メール購読などのCVを設定しておいたサイトの到達目標がリアルタイムで達成されているのかを確認できます。
コンバージョンについては「Googleアナリティクスで重要なコンバージョンの使い方を詳しく解説」で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
検索のニーズに高いものほど、リアルタイムによるコンバージョン達成はとても重要となるので、多くの顧客を抱えているサイトは常に確認していきましょう。
リアルタイムはSEO対策を積極的に進めることで活性化する
リアルタイムは自然検索からユーザーの流入を増やすことで、アナリティクスのリアルタイムも非常に活性化した変化が生まれます。自然検索からの流入数を効果的に増やすにはSEO対策を徹底し、さらに最も重要なことは、検索ユーザーが満足するような信頼ができて質の高いコンテンツを作成することです。
そして、良質なコンテンツをさらに内部SEOの最適化をすることで、ページコンテンツの持つ魅力を非常に良く引き出せます。下記では、特に効果のあるSEO対策について紹介します。
コンテンツの質を良くする
Googleは常にページコンテンツの内容を判断し、ユーザーにとって最適とされるページコンテンツを評価します。サイト制作側は、検索ユーザーの目線に立って満足ができて信頼できるページコンテンツを制作していくことは単なるSEO対策のみならず、現代社会でひとつのWebマーケティングの場となっているSNSメディアへ拡散してもらえる可能性もあります。
また、コンテンツの質がよくサイト更新頻度が多いと回帰するユーザーが継続的にリピートしてアクセスしてくれることも期待できるため、リアルタイムでも結果がわかりやすい対策と言えるでしょう。
内部SEOを強化する
良質なコンテンツを作っても、タイトルやディスクリプション文、ページ内の見出しやページレイアウトがGoogleにおいて最適化されていないと狙っている順位よりも低く表示されてしまい、改修後も順位が上がりにくいです。ユーザーが検索するキーワードとニーズにページコンテンツの内容を合致させて内部SEOの強化をはかりましょう。
クローラーの巡回効率を促す
サイト規模があまり大きくない場合でも、Googleがサイトをクロールしない限りは検索結果でインデックス表示されることはありません。サイト規模が大きい場合は、クローラーが頻繁に巡回できないと検索結果へインデックスされないページ、クローリングからインデックスまでが時間のかかるページも出てきます。robot.txtなどのmetaデータを最適な形に記載してクローラーが読み取れるようにしましょう。
被リンクを増やす
コンテンツの質の高いページはユーザー間でシェアされやすくSNSでの被リンク、他サイト内のコンテンツで参照用の被リンクを得やすくなります。質の高いページの被リンクが集まるとGoogleからの評価も高まります。ダイレクト検索数は増えますが、サイトの認知度が上昇する面においては非常に効果のあるやり方です。
サイトやページにおける現時点でのアクティブユーザーの動きはトレンドに左右されており、変化も激しいのでPV数やセッション、UUを伸ばしたい人にとってはリアルタイムレポートを活用することはとても重要なものです。
更新の多いコンテンツページを取り扱うサイトはアナリティクスのリアルタイムをただ眺めるのではなくレポートで見える検索ユーザーの行動からいま何ができるか、課題は何かを分析して良質なコンテンツを制作していけるようにしましょう。
SEO対策については、下記の記事をご参照ください。
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