ポータルサイトに必須なSEO対策3つと注意点を解説

多くの人へ情報を提供するための窓口となるポータルサイトですが、育て上げるためには通常のウェブサイトとは少し異なる工夫を施す必要があります。ポータルサイトはひとつひとつのコンテンツ量が少なくなりがちですので、立ち上げを成功させるためには適切なターゲットキーワード設計や、わかりやすいサイト構造が重要です。

本記事ではポータルサイトに必須なSEO対策について、どのような工夫を施す必要があり、どう運営していくべきか解説します。

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単にSEOに強いポータルサイト制作を依頼するだけでは失敗する

ポータルサイトの制作を業者に依頼するだけでは、ポータルサイトを運営するフェーズで必ず失敗します。
たとえ依頼先の制作会社が「SEOに強いポータルサイトを提供する」と説明していたとしても、結局のところウェブサイトを運営し続ける自分自身がSEO対策について深く理解し・実践しなければサイト運営自体が不可能であるからです。

SEO対策など専門領域に踏み込む部分については詳しい人物に全て丸投げしたい、ということが正直なところかと思いますが、長期的にポータルサイトを運営し続けていくとなれば、自分自身がSEO対策について理解しておく必要性が生じてきます。

ここではまず最初に、「どうしてSEOに強いポータルサイトを制作するだけでは不十分なのか」「どうしてSEO対策を丸投げすることができないのか」その理由となる二つの事項についてご紹介していきます。

1. ポータルサイト制作会社と依頼者との間にSEOの認識のズレがある

ポータルサイト制作側と運営側(依頼者)との間にはSEO対策に対する認識のズレが生じており、それが理由で運営者は完全にSEO対策を外部委託することができません。

ポータルサイト制作会社の言う「SEO対策」「SEOに強いWEBサイト」とは、WEBサイトの内部構造のことを指しています。

  • ウェブサイトの表示速度が速い
  • ウェブサイトのパーマリンク設計・カテゴリー設計が適切
  • ウェブサイトがレスポンシブデザインに対応している
  • クローラビリティの高いHTML5に準拠したコーディング
  • PC向けの画像やリソースはモバイルで読み込まない など

以上の項目はポータルサイトを立ち上げる際にあらかじめ設定する項目であり、一度基本方針を固めた後から変更することはあまりありません。ポータルサイトの制作を依頼した場合は制作業者が担当する領域になります。

 

一方でポータルサイト運営者の言う「SEO対策」というのは、WEBサイトコンテンツに対して局所的に行うものを指しています。

  • コンテンツ制作時のキーワード選定
  • キーワード選定に基づいた記事執筆
  • HTMLコードの適切な使い分け
  • 各記事ごとの内部リンク設計
  • 既存記事の定期的なリライト、情報更新

以上の項目はポータルサイトへ記事を投稿するたびに気にかけ、適切に対処する必要のある項目です。
ポータルサイトを運営し続ける限りは恒久的に施策しなければならず、その手間や本数も次第に膨大なものとなっていきます。

パーマリンク設定については、下記の記事をご参照ください。

【WordPress】パーマリンクのseo効果と設定のポイントを解説

2. ポータルサイトに投稿する記事にSEO対策を施していない

制作側と運営側との間に「SEO対策に対する認識のズレ」が存在していることが原因で、運営側はサイト制作依頼した以降のSEO対策が不十分なままサイトコンテンツを入稿し続けてしまいます。

ウェブサイトの立ち上げや中長期的な運営を成功させるためには、記事執筆の都度行う必要があるSEO対策や、ポータルサイトの外部に対して働きかけしなければならないSEO外部対策などへの理解が必須です。

  • 自社ポータルサイトの見込み顧客はどのようなキーワードで検索してくるか?
  • 自社サービスはどのような検索キーワードと親和性があるのか?

運営時には視野を広く持ちながら、戦略的なWEBマーケティングが必要になります。

したがって、「SEOに強い」コーポレートサイト制作会社へ依頼するだけでは施策として十分ではないということをここでは抑えておきましょう。

ポータルサイトに施すべき3つのSEO対策

それでは、ポータルサイトを制作した後のSEO対策について考えていきましょう。

前提:ポータルサイトの定義と特性

ポータルサイトとは『あらゆるウェブサイトやウェブサービスへアクセスするための入り口』だとここでは定義します。

したがってポータルサイトでは、ユーザーが求める情報を端的にまとめ、提供する必要があり、以下のような特徴を持つはずです。

  • ポータルサイトの主要コンテンツの情報量は少なくなりがち
    • ポータルサイトの主要コンテンツは検索エンジンにヒットしにくい
    • SEO対策に不利
  • ポータルサイト名が認知されるまでの間は利用者が集まりにくい
    • ポータルサイト名を認知させる工夫が必要

インターネット上のサービスや情報をまとめただけのポータルサイトは検索結果に表示されづらいのです。
そこで、ポータルサイト名を大衆に認知させ、指名検索(サービス名や会社名などの検索キーワード)によってユーザーを獲得する戦略が必須となります。

例えば日本で最大規模のポータルサイトであるYahoo!Japanにおいても、そのアクセス収入源の大半が指名検索です。

Yahoo!Japanがここまで巨大なポータルサイトとして成長を遂げたのは、担当者のたゆまぬ広告努力があったからでしょう。私たちはいつの間にか「Yahoo!」というブランド名を知っていて、特に意識しないままYahoo!のサービスを使っているはずです。

つまり、ポータルサイトを安定して運用するためには大衆によるポータルサイト名の認知(=ブランディング)が欠かせないということになります。

そこで、ポータルサイトに掲載するコンテンツ(記事)は2種類のものに分けるべきだと言えます。

  1. ポータルサイトのメインコンテンツとなる情報紹介、サービスまとめ部分
  2. ポータルサイトへユーザーを誘導・認知するさせるための集客用コンテンツ

 

前者の「ポータルサイトのメインコンテンツとなる部分」には、必ずしもSEO対策が必要ではありません。
むしろ、ポータルサイトの魅力となる部分にあたるため、できる限りサイト閲覧ユーザーの利便性に注力したコンテンツ制作が必要となるでしょう。いかにユーザーを満足させ、リピーターを獲得できるかどうかがポイントとなるはずです。

一方で後者の「ユーザーを誘導・認知させるためのコンテンツ」についてはSEO対策を徹底的に施す必要があります。この記事群から集客できなければ、ユーザーがサービスを知ることすらないまま頓挫してしまうことになるからです。

ポータルサイトを立ち上げる場合はこれから入稿するコンテンツが以上のうちどちらに当てはまるのかを考え、適切にSEO対策を施すことが重要になります。

  1. 自社ポータルサイトと関係のあるキーワード設計
  2. 1次情報をふんだんに含んだ質の高いコンテンツの提供
  3. わかりやすいサイト構造

ポータルサイトのSEO対策1. 適切なターゲットキーワード設計

まずは自社サイトと関連性のあるキーワードを洗い出し、精査した上でコンテンツを作成する必要があります。
SEO対策を施すのは集客用のコンテンツですから、ポータルサイトと関連のないコンテンツから流入してくるユーザーがポータルサイトに根付く可能性は限りなく低いからです。

例えば介護・医療系のポータルサイトに「ドッグフード」に関する情報を掲載したところで、その先のポータルサイトに根付くユーザーは限りなく少ないでしょう。

自社ポータルサイトを利用する見込みのあるユーザーが検索しそうなキーワードを洗い出し、戦略的に設計した上でコンテンツを作成する必要があります。キーワード設計については以下の記事も参考にしてください。

(SEO 始め方)

SEOに有効なリライトの手順と効果を具体的に解説

ポータルサイトのSEO対策2. 質の高いコンテンツ

良質なコンテンツはGoogle検索エンジンから評価されます。
というよりは、良質なコンテンツによってポータルサイトを評価したユーザーの行動をGoogleが評価し、より検索結果の上位に表示されるという意味合いが強いです。

人を引きつける有益なコンテンツを作成すれば、このガイドで取り上げている他のどの要因よりもウェブサイトに影響を与える可能性があります。ユーザーは閲覧したときに良いコンテンツだと感じると、他のユーザーに知らせたいと思うものです。その際、ブログ投稿、ソーシャル メディア サービス、メール、フォーラムなどの手段が使われます。

出典:Google 検索セントラル

どのような情報提供がユーザーの利便性を生み出すのか、ポータルサイトに掲載するコンテンツはもちろん、ポータルサイト自体の設計段階からよく考えて制作するべきだと言えます。

良質なコンテンツによって評価されたユーザーの行動についてはUI/UXデータについて解説したこちらの記事が役立ちます。

正しいUI/UX設計によるSEO効果と重要性をわかりやすく解説

ポータルサイトのSEO対策3. わかりやすいサイト構造

適切なキーワード設計の元、質の高い記事を提供してWEB集客に成功したとしても、ポータルサイトのメイン部分である『情報提供』サービスが利用されなければ意味がありません。

そこで、集客用のコンテンツからストレスなくポータルサイトのメインコンテンツ(トップページなど)へ遷移できる導線や内部リンクを設計する必要があります。

誰がみてもウェブサイトの構造や使い方を理解できるUI設計を意識し、常にサイト閲覧ユーザーのことを考え続けましょう。
Googleが提唱する通り、良質なウェブサイトから生まれた良質なユーザー行動データはウェブサイト自体を評価することになるのです。

SEO対策以外のポータルサイト立ち上げ手段を考える

最後に、SEO対策以外にも効果のあるポータルサイト立ち上げ手段についても考えてみましょう。

ここまではポータルサイトを成長させるために、(1)ポータルサイトの認知度を向上させるために (2)メインコンテンツと集客用のコンテンツを分け、(3)集客用のコンテンツにSEO対策を注力して施すことが重要であると説明してきました。

しかしながら、ポータルサイトの認知度を向上させる手段はSEO対策だけではありません。
あらゆるWEB集客の手段がある中でも、なぜSEO対策を行うのか、本当にSEO対策が適作なのか、もう一度考え直してみましょう。

WEB集客3つの手段

ポータルサイトを立ち上げ、ブランディングするためのWEB集客には3つの手段があります。

  1. 広告出稿
  2. デジタルマーケティング(ウェブサイトに注力しない集客)
  3. 自社ポータルサイトに対するSEO対策

広告出稿は、広告費を支払ってあらゆるプラットフォーム上に自社ポータルサイトへのアクセス導線を表示させる手法です。
ある程度の予算が必要となる一方で、良くも悪くも結果が出るまでに時間がかかりません。サイト内にユーザーが集まりさえすれば収支が合う状況であれば、積極的に打ち出す価値があります。

デジタルマーケティングは、ポータルサイト一本頼みの集客に頼ることなく、あらゆるSNSやプラットフォームを活用してウェブサイトの露出度を高める手法です。TwitterやFacebookにおいて露出を繰り返し、多くのユーザーの関心を集めることでサービス認知度やポータルサイトの認知度を向上させることができます。広告出稿やSEO対策と比べて費用を最小限に抑えることが出来る一方で、人の感情を揺さぶるような文章や出来事を綴る必要があり、成果を出すための手法が不透明であることから、難易度はかなり高いものだと言えます。

SEO対策は、ポータルサイト内にコンテンツ(=記事)を投稿することで検索エンジンに自社サイトを掲載させ、特定のキーワードを検索したユーザーを自社サイトに呼び込む手法です。これまで説明した手法に該当しますが、広告費を抑えることができる一方で、成果がでるまでに時間がかかるというデメリットもあります。

SEO対策を選択する理由

上記に説明した施策の中で、あえてSEO対策を選択する理由にはどんなものがあるでしょうか?
SEO対策を選択する理由として代表的なものは以下のものです。

  1. 一度アクセスが安定すれば、長期的にWEB集客し続けることができる(コストパフォーマンスが高い)
  2. 広告出稿と比べて実施費用を抑えることができる
  3. デジタルマーケティングと比べてターゲットが絞りやすい

SEO対策の最も大きいメリットには「一度集客に成功すれば長期的にWEB集客し続けることができる」というものがあります。
検索順位1位となった記事が恒久的にその地位を守り続けることもありませんが、ある程度の期間内であれば安定したアクセス数を確保することができるため、サイト立ち上げからグロース時期にかけて施策しやすい手段です。

逆に、ポータルサイト立ち上げの速度感を重要視したい方や、そのための予算が潤沢にある場合であれば、SEO対策ではなく広告出稿する方が時間効率がよくおすすめです。
どの手法も一長一短ありますから、自社の状況と合致したものを選択するか、3つ全てを少しずつ実施することも有効と言えるでしょう。

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ポータルサイトに必須なSEO対策まとめ

本記事ではポータルサイトを立ち上げる際に知っておきたいSEO対策の情報や、SEO対策の手法についてご紹介しました。

ポータルサイトは通常のサイトとは少し異なる特徴を持っていて、ウェブサイトの立ち上げには工夫が必要です。

  1. ポータルサイトのメインコンテンツの作成
  2. ポータルサイトへユーザーを集客するためのコンテンツの作成

いずれのコンテンツの場合においても、ポータルサイトのブランド名を大衆へ認知させなければ長期間に渡ってウェブサイトを運営することは難しいと言えます。「SEOに強いポータルサイトを制作する」と謳う制作会社に依頼して終わりではなく、そこからどのようにSEO対策を行うかによって結果が大きく左右することを抑えておきましょう。

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気になる情報があればぜひ閲覧してみてくださいね。

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