「など」「等」「ら」の使い分けと言い換え!6つの英語表現も解説

「など」4つの意味と使い方!「等」「ら」との違いや英語6つの表現も解説

「など」「等」「〜ら」の使い分けについて知っておきましょう。

 

「紅茶、コーヒー、チャイ など」と書くとしたら、

「など」「等」はどちらで書くのがよいでしょう

公用文では、ひらがなの「など」で書くのが一般的です。

「など」「等」「〜ら」の使い分けについてご紹介します!

 

また、「など」には、複数のものを示す意味を含めて4つもの意味があります。

それぞれの意味と使い方についてご説明いたします。

 

「など」の6つの英語表現も解説と例文をご紹介いたします。

 

 

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など・ら・等の使い分け

「など」「等」「ら」の使い分け

 

同じ様な用途で使われますが、「など」「等」「ら」には、一般的な指針による使い分けがあります。

こちらで覚えてしまいましょう。

 

特徴
など 複数のものを並べて示す 英語・中国語・ドイツ語などの外国語
複数のを並べて示す  田中さん
公用文では「など」の読みは使わない 3分にする

 

ここでのポイントは、次の3つです。

 

  • 「など」は事物に対して使う
  • 「ら」は人に対して使う
  • 「等」は公用文では「など」の読みでは使わない[注1]

 

まず、「ら」「等」について、詳しく見ていきましょう。

(「など」については後述いたします)

 

「ら」は人に対して・「など」は物に対して

人については「〜さんら」とする

 

事物に対しては、「〜など」を使いますが、人に対しては「〜ら」を使うという指針があります。

記者ハンドブックに次の記載があります。

 

【記者ハンドブック】

など(等)→など

[注]人については「◯◯さんなど」とせず、「◯◯さんら」とする

 

つまり、次の表記が一般的とされています。

 

  • 物に対して:「〇〇 など」
  • 人に対して:「〇〇さん ら」

 

ただし、国語としては「〇〇さんなど」は間違いではありません。

あくまで、新聞や公用文の表記では、上記の指針があると覚えておきましょう。

 

ただし、「〜ら」には蔑視の意味もあります。「お前ら」という言い方もあります。

そのため、「〜ら」は、目上の方に使うと失礼に感じられてしまう場合もあるとされています。注意しましょう。

 

【例文:「〜ら」の使い方】

田中さん など は、この案に賛成のようです。

田中さん は、この案に賛成のようです。

 

田中さんが書き手と対等の立場であれば、上記の例文は問題ないでしょう。

難しいのは次のような場合です。

 

【例文:「〜ら」の使い方】

社長 がもうすぐ到着されます。

党員 の見解によると…

陛下 は〇〇共和国へ出発された。

 

「〜ら」には蔑視する意味合いもあるため、目上の方や敬う対象に使うことには反対する意見もあります。

この「〜ら」の使用には、アナウンサーや記者の方々でも賛否が分かれるところのようです。

ここでは、次のように覚えておきましょう。

 

  • 一般的な指針: 複数の人に対して「〜ら」と表現する
  • 注意点:    「〜ら」は蔑視する意味もあると敬遠されることもある

 

もしも心配であれば、次のように言い換えると無難です。

 

【例文:「〜ら」の言い換え】

社長 がもうすぐ到着されます。

党員の 方々 の見解によると…

両陛下 は〇〇共和国へ出発された。

 

「もしかして失礼な言い方になっていないかな?」

そのように少しでも気になるなら、臨機応変に言い換えてしまいましょう。

 

「等」は「など」の意味では漢字表記はしない

記事作成をして迷うことがあるのが、「など」と「等」をどちらで表記するかです。

これは、「など」が正解です。

 

記者ハンドブックで確認すると、「など(等)→など」と、「など」が記載されています。

常用漢字表で確認すると、等の読み方は「トウ」と「等しい」だけが記載されています。

「など」の読みは記載されていません。[注2]

 

【常用漢字表】

 トウ    等分 等級 平等

  ひとしい  等しい

 

つまり、公用文では「など」を使用するのがよいでしょう。

もちろん、国語的には「等」には「など」の意味もあります。

こちらでは、あくまで、公用文の表記としては「など」を使うのが望ましいと覚えます。

 

[注1]共同通信社/記者ハンドブック第13版

[注2]文化庁/常用漢字表/pdf

 

「など」4つの意味と使い方

などの4つの意味と使い方

「など」は、いくつかの事物を並べて示すときに使うイメージがあります。

「赤、白、黄色、など」という使い方はイメージしやすいです。

ところが、意外とほかの意味でも使われています。

デジタル大辞泉で意味を調べてみましょう。[注3]

 

【デジタル大辞泉】

など

 一例を挙げ、あるいは、いくつか並べたものを総括して示し、それに限らず、ほかにも同種類のものがあるという意を表す。…なんか。

赤や黄などの落ち葉」「寒くなったのでこたつを出しなどする」

 

 ある事物を例示し、特にそれを軽んじて扱う意を表す。否定的な表現の中で多く使われる。…なんか。…なんて。

「わたしのことなどお忘れでしょう。「金などいるものか」

 

 婉曲に言う意を表す。…でも。…なんか。

「お茶など召し上がりませんか?」「今インフレになどなったら大変だ」

 

 (引用句、または文を受けて)それが大体の内容であることを表す。…というようなことを。

 

「断るなどとは言っていられまい。

「心あてに、それか、かれか、など問ふなかに」

 

もっとも頻繁に使われる「など」は、1の意味ではないでしょうか。

「ハンカチ、ティッシュなど、持ち物を忘れないように」という使い方は日常的に耳にします。

 

それでは、もう少しわかりやすく意味と使い方をまとめて確認しましょう。

 

【例文:「など」の意味と使い方】

1 複数のものを並べ、同種類のものがあるという意を示す。(〜なんか)

「赤色や黄色 など の落ち葉」

 

2 軽んじて扱う意を示す。(〜なんて)

「お前 など 知るものか」

「金 など いらぬ」

 

3 婉曲に表す。(〜でも)

お茶 など いかがですか?」

 

4 大体の内容を表す。(というようなことを)

「結婚する など とは言うまい」

 

[注3]小学館/デジタル大辞泉

【言い換え】「など」を意味別に言い換える

「など」を言い換えてみよう

 

「など」を使うとしっくりしないことがあります。

言い換えがあれば教えてください。

わかりました。

意味別に、いくつかご紹介します。

「など」が同じ文章の中で多用されている場合は、ほかの言い方に言い換えて単調にならないよう工夫することもあります。

そんな言い換えの参考にしてみてください。

 

 同種類のものがあるという意を示す「など」

こちらは最もよくイメージされる「など」の使い方です。

 

  • 金色や銀色などの宝物

 

複数のものを並べて同種類のものがあるという意を示しています。

それでは、言い換えてみましょう。

 

【例文:などの言い換え】

複数のものを並べて同種類のものがあるという意

そのほか・ほか多数・などなど・とか・なんか・云々・ほかに

 

  • ハリーポッターやロードオブザリングなどのファンタジー。
  • ハリーポッターやロードオブザリングほか多数のファンタジー。

 

  • 春の花といえば、スイートピー・すみれ・チューリップなどありますね。
  • 春の花といえば、スイートピー・すみれ・チューリップ云々ありますね。

 

  • チョコレートやクッキーなどを用意します。
  • チョコレートやクッキーとかを用意します。

 

軽んじて扱う意を示す「など」

「など」には対象を軽んじたり見下げる意味合いもあります。

 

  • あいつなどには到底わかるまい。

 

あまり良い意味ではありませんが、次のように卑下するときに使うこともあります。

 

  • などにはとても無理です。

 

それでは、言い換えを見ていきましょう。

 

【例文:などの言い換え】

対象を軽んじたり見下げる意味合い

〜なんて 〜なんか

 

  • 民衆などには理解できるまい。
  • 民衆なんかには理解できるまい。

 

  • など物書きの端くれにすぎません。
  • なんて物書きの端くれにすぎません。

 

婉曲に表す「など」

「など」で物事を婉曲に表すこともあります。

 

  • これから食事などいかがですか?

 

「これから食事はいかがですか?」と言うよりも、少し婉曲なニュアンスになり、口に出しやすいです。

それでは言い換えてみましょう。

 

【例文:「など」の言い換え】

物事を婉曲に表す

〜でも

 

  • 今度、お茶などいかがですか?
  • 今度、お茶でもいかがですか?

 

  • 一緒にテニスなど始めてみよう。
  • 一緒にテニスでも始めてみよう。

 

大体の内容を表す「など」

「など」で大体の内容を表すこともあります。

 

  • まさか断るなどと言うまい。

 

「断ると言うまい」と表現するよりも、「断るなどと言うまい」のほうが、意味に広がりを感じます。

それでは言い換えてみましょう。

 

【例文:「など」の言い換え】

大体の内容を表す

〜というようなことを

 

まさか断るなどと言うまい。

まさか断るというようなことを言うまい。

 

【注意】不要な「など」を使わない

不要な「など」を使わないように気をつけましょう。

曖昧でまわりくどい印象を与えます。

 

【不要な「など」は書かない】

△ ご記入などお願いします。

◯ ご記入願います。

 

 猫などのような気まぐれな性格です。

 猫のような気まぐれな性格です。

 

 報告しなければならないなど思います。

 報告しなければならないと思います。

 

一つひとつの文をすっきり言い切っていくことで、読みやすい文章が出来上がります。

 

【英語】「など」6つの表現

「など」6つの英語表現

 

英語にも「など」に対応する6つの表現があります。

 

【英語の「など」】

  1. etc.
  2. and so on
  3. things like that
  4. such as
  5. and so forth
  6. blah blah blah

 

それぞれの使い方を解説いたします。

 

etc. 

etc.は、日本語と混ぜて使われているのもよく目にします。

 

etc.
読み方(カタカナ発音) エトセトラ
意味 など その他 以下省略
解説 *3つ以上の例がある場合に使う

*文末で使う

*ラテン語et ceteraが語源

*書き言葉で使われる表現

 apple,orange,cherry,etc.

りんご、オレンジ、チェリーなど

 

and so on

and so on は英文の文末で使います

カジュアルな表現なので、論文で使用するのは避けましょう。

 

and so on
読み方(カタカナ発音) アンド ソー オン
意味 など

 

解説 *事物に対して使う

*例が似ている場合に使う

*人に対しては and others を使う

vagetable,fruit,and so on.

野菜、フルーツなど

 

 

things like that

 things like that にも「など」の意味があります。

文末で使われます。

and so on よりカジュアルで口語的です。

文章では使われませんが、チャットや会話メッセージのようなやり取りでは使われます。

 

things like that
読み方(カタカナ発音) シングス ライク ザット
意味 など

そんなもの

解説 *文末で使う

*and so on よりも口語的

*基本的に書き言葉では使わない

*チャットなどでは使う

 I like to go running, hiking, swimming and things like that.

私はランニングやハイキング、水泳などをするのが好きです。

 

 

such as

such as にも「など」の意味があります。

少し堅い文章でも使えます。

such as
読み方(カタカナ発音) サッチ アズ
意味 など

 

解説 *少し堅い表現

*X such as A and B でAとBなどのようなX

My brother likes to play sports such as rugby and soccer.

私の弟は、ラグビーやサッカーなどのようなスポーツをするのが好きです。

 

and so forth

and so forth にも「など」の意味があります。

ただし、人に対しては使えません。使ってしまうと、とても失礼になるため注意しましょうl

and so forth
読み方(カタカナ発音) アンド ソー フォース
意味 など

 

解説 *文末で使う

*堅い文章に使う

*人に対して使わない(失礼になる)

She must choose German,French,and so forth.

彼女はドイツ語かフランス語か選ばなければならない。

 

blah blah blah

ネイティブが会話で使う表現で、blah blah blah もあります。

こちらは、文章では使いません。カジュアルな話し言葉の表現です。

「blah blah blah」 と3語で「などなど」を意味します。

「blah」だけでは「ばかげたこと」という意味なので注意しましょう。

書き言葉で使うことはありませんが、チャットや会話メッセージでは使うことがあります。

 

blah blah blah
読み方(カタカナ発音) ブラー ブラー ブラー
意味 などなど

なんとかかんとか

なんだかんだと

 

解説 *3語で使う

*カジュアルなニュアンス

*話し言葉の語尾に使う

 

He was saying blah blah blah.

彼はなんだかんだと話していたよ。

 

 

 

 

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「など」

「など」「等」「〜ら」のように使い分けに迷う表現もあります。

基本的には、読み手に対して失礼でないかを判断し、少しでも迷うところがあれば、「など」とひらがな表記するか、別の丁寧な表現に言い換えましょう。

記事をぜひ参考になさってください。

また、「など」には意外にも4つもの意味があります。楽しく覚えていただけたら幸いです。

 

 

 

 

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