SEOに効果的な外部対策の種類と実践方法を解説

歯車

SEO外部対策はウェブサイト運用における最重要項目です。
いかに良質なドメインからのリンク集めることができるかどうかを考え続ける必要のある現代のメディア運営では、被リンク獲得のための工夫を行い続けなければなりません。

そこで本記事ではSEO外部対策の基礎的な知識から、内部SEO対策との違い、外部SEO対策において最も重要となる被リンクの獲得方法についてをご紹介します。

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SEOの外部対策とは?

SEO外部対策とはOff-Page SEOとも呼ばれる概念で、検索エンジンの検索結果ランキングにポジティブな影響を与えるためにWEBサイト外で行う施策のことを指します。対義語にはSEO内部対策(On-Page SEO)があり、こちらはWEBサイト内で行う施策です。

検索アルゴリズムやSEOのランキング要素は日々変化し続けていますが、外部対策に当てはまる要因は依然として主要な役割を果たしています。
そういった意味では外部SEO対策は非常に重要ですが、ウェブサイト運営者が直接的に対策を行うことができる領域ではないため、SEO対策難易度が非常に高度なことも特徴として挙げられます。

なぜSEOの外部対策が必要なのか

外部SEO対策が重要な理由は明確です。
Googleは幾度に渡ってウェブサイトのコンテンツの質を高めることを推奨しており、サイト閲覧ユーザーからウェブサイトコンテンツが評価されることで、検索結果にポジティブな影響を与えることを示唆しています。

  1. 価値のある情報提供によるサイト閲覧ユーザーからのサイテーション(引用)、発リンク
  2. ユーザーを離脱させない上質なコンテンツ提供によるUXデータの蓄積(ページ離脱率・滞在時間)
  3. SNSからのリファラー

特に最近ではSNSからのリファラーにポジティブなSEO効果があることが示唆されつつあり、例えばGoogle Discoverへの掲載や、検索結果ランキングに直接的な効果があることなどが実証されています。

なお、Googleはコンテンツの質について以下のように言及しました。

4. ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。また Google では、多くのプログラマーの力の結集によって技術革新が進むオープンソース ソフトウェア開発にも力を入れています。

引用:サーチコンソールヘルプ

多くのユーザーから寄せられたウェブページへの発リンクは、そのページ自体のコンテンツ評価にポジティブな影響を与えるということです。
この考え方は多くの論文に参照されている論文は、良い論文であるという考え方から想起されていると言われています。

発リンクについては、下記の記事をご参照ください。

発リンクがもたらすSEO効果について詳しく解説

いますぐ施策するべきSEO外部対策リスト

それでは、SEO外部対策にはどのような項目があるのでしょうか?本章にて解説いたします。

SEO外部対策①被リンクの獲得

外部SEO対策のうち、もっとも効果が大きいと言われているものが被リンクの獲得です。被リンクとは自サイト外から自サイトへ送られたリンクのことを指し、多くの場合は特定の記事が第三者によって引用された際に獲得できます。

被リンクには大きく分けて3種類のものがあります。

  1. 自然なリンク:ウェブサイト運営者が記事投稿以外の操作を一切しない状態で、自然に獲得したリンク。
  2. 手動リンク:ウェブサイト運営者が意図的なリンク構築を行ったことで獲得するリンク。顧客に対して発リンクを依頼したり、特定のメディアに対して自サイトのリンク掲載を依頼することなどが含まれる。
  3. 自己作成リンク:プレスリリースへの出稿や保有サブサイトからの発リンク、ブログプラットフォームなどの利用によって意図的に獲得したリンク。

Googleが理想的な被リンクだと定義しているものは (1)自然なリンク のみで、その他2つについては否定的に捉えています。特に (3)自己作成リンク についてはブラックハットSEOに該当する傾向もあり、扱いには注意が必要です。

なお、Googleからの評価が高いウェブサイトからの被リンクほど、SEOへポジティブな影響が作用します。例えば公的機関が運営しているウェブサイト(TLDが co.jp ac.jp)や、知名度と月間トラフィック数が高いサイトからの被リンクなどは検索順位への影響度数も高いです。

SEO外部対策②自然検索以外の流入元を作る

次に、自然検索以外からの流入元を作ることが推奨されます。自然検索とは検索エンジンからのアクセスのことを指します。

例えばTwitter、Facebook、Instagramなどの主要SNSからのアクセス流入元を作っておくことで、検索エンジンプラットフォームに依存したメディア運営から脱却することができるため、非常に優先度が高いです。最近では以上のSNSのほかにもPintarestやTikTokなど比較的新しいSNSも注目されつつあります。

自然検査以外の流入元の作成まで手が回っているオウンドメディアは少ないです。いつの時代も、常に新しい情報やプラットフォームへ対応できるような企業気質が重要だと言えます。

SNSのSEO対策については、下記の記事をご参照ください。

instagramで行うべきseo対策6選!ハッシュタグの効果的な使い方を解説

Twitterにseo効果は見込めない?理由を解説

SEO外部対策③ソーシャルボタンの設置

こちらは外部SEO対策とはズレてしまいますが、自然検索以外からのアクセス流入元を作る意味ではサイト内にソーシャルボタンの設置を行うことも重要です。ユーザーに対して有益なコンテンツさえ提供できれば、サイト運営者側でSNS運用をしなくとも、記事がシェアされるようになります。

ソーシャルボタンの設置は内部SEO対策に該当する施策です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

(内部SEOとは)

SEO外部対策④質の低いリンクの否認

被リンクの中には悪意を持った第三者による質の低い大量の被リンクを獲得してしまうケースもあります。自サイトとは直接関係のないメディアからの被リンクや、サイトコンテンツがリンク集のみのメディアからの被リンクがあまりにも大量に存在する場合はリンクの否認を検討しましょう。

被リンクの否認についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

(ネガティブSEOとは)

被リンクの獲得方法

次に、被リンクの具体的な獲得方法についてご紹介します。Googleは質の高いコンテンツを提供しさえすれば、自ずと被リンクは獲得できると言及していますが、現実にはなかなかそうも言えません。

そこで、メディア運営者は少しでも自サイトの評価を高めるために被リンク獲得のための工夫をするものです。以下の方法を参考に、ぜひ実践してみてください。

被リンク獲得方法①逆画像検索

逆画像検索に聞き覚えのある方は少ないはずです。
これはあまり流通していない被リンク獲得手法ですので、この機会にぜひ押さえておきましょう。

逆画像検索から被リンクを獲得するためには、以下の条件を満たしている必要があります。

  1. 自サイト内に完全オリジナルのクオリティの高い画像が存在している
  2. その画像を保存・転用し記事に掲載した第三者メディアが存在している
  3. かつ、第三者メディアが画像引用元を掲載していない

この条件下において、引用元を掲載していないメディアに対して「自サイトのコンテンツを掲載するなら引用元を記載して欲しい」と営業をかけに行くことを逆画像検索と言います。具体的な手法を以下に示します。

  1. まず、自サイト内に掲載されているオリジナル画像の画像URLを取得します。

  2. 次に、Google画像検索欄にてオリジナル画像の画像URLを検索します。

  3. 検索結果に出たサイト一覧の中に、自サイト以外のドメインがあれば全て閲覧します。

  4. そのうち、自メディアへ引用元の参照を行っていないメディアがあればメモしておきます。

  5. 全てのメディアの閲覧が終わった後、それぞれのメディア運営者に対して引用元の掲載を依頼します。

以上の工程で被リンクを獲得することが可能です。
サイト内の画像は可能な限りオリジナルかつクオリティの高い物を用意すると、長期的なメディア運営において有利に働くケースがあるでしょう。

被リンク獲得方法②被リンク営業

次に、被リンク営業です。
被リンク営業はその名の通り、競合メディアや関連メディアに対して自サイトへのリンク掲載を依頼することを指します。多くの場合は相互リンクの提案を行います。

被リンク営業によって獲得した被リンクが相互リンクであっても、その数が増えれば増えるほど効果が高まります。ただし、Googleは手動構築リンクに該当する以上のリンク獲得手法について、以下のように言及しているため注意が必要です。

商品の無償提供を条件に発リンクを添えた記事執筆依頼があった場合、そのリンクは必ずnofollowに設定する必要がある。ブログの全てのリンクをnofollowに設定する必要はないが、以上のような等価交換が含まれる記事は全てnofollowタグを設置する。また、そのような関係性があることをページ内に明記することも推奨される。

Search Console Help|John Mu(日本語訳)

以上の言及では自社サービスやプロダクトの無償提供の対価としてリンク掲載を依頼することを例に、手動構築リンクは推奨されないということが示されています。
これは被リンク営業によって獲得した相互リンクの場合でも当てはまることで、Googleは基本的に自然獲得リンク以外については良い評価をしていません。

そこで、被リンク営業によって相互リンクを行う際は相互リンク用のページを作成するのではなく、相互リンク用に新コンテンツを作成するなどして、ペナルティを回避するような工夫が必要だと言えます。

被リンク獲得方法③プレスリリースメディアへの出稿

ある程度予算のある法人なら、PRTIMESなどのプレスリリースメディアへ自社プロダクトのPR出稿依頼を行うことも有効です。
大手プレスリリースメディアであれば、その知名度によってかなりのSEO効果を見込むことができます。費用対効果を顧みつつ、出稿の検討をしてみることもおすすめです。

被リンク獲得方法④ローカル新聞公式サイトへの広告出稿

地域密着型のオウンドメディア運営者なら、ローカル新聞公式サイトへの広告出稿も効果的です。地域新聞の公式サイトには、トップページの広告枠を販売しているケースが多くあります。中には特定の条件を満たすことで自サイトの無料掲載が可能な新聞社もあるため、地域密着型のメディア運営者ならぜひ検討してください。

被リンク獲得方法⑤:ウェブサイトコンテンツの見直し

やや内部SEO対策寄りの施策になりますが、そもそもメディアに掲載するコンテンツ内容を見直し、その質を高品質なものにすることで自然獲得リンク数が増加します。その他にも、

  1. ユーザーに覚えてもらいやすいサイト名・ブランド作り
  2. ウェブサイトUIの改訂
  3. SNSの有効活用

などは全て自然な被リンクの獲得にポジティブな影響を与えます。
特にユーザビリティの高いUIや、特定ジャンルの専門家が運営しているウェブサイトに見えるようなUI作りを行うことでサイト閲覧ユーザーのコンテンツ信頼度を高めることができ、結果的に情報引用の回数増加を期待することが出来ます。

トップページのUIについてはいかに専門性が伝わるデザインに仕上げることができるかがポイントです。多くのオウンドメディアが見落としがちなポイントですから、LPだけに予算を割くのではなく、コンテンツマーケティング目的で執筆するブログページのUIにも拘り抜きましょう。

UI/UX設計については、下記の記事をご参照ください。

正しいUI/UX設計によるSEO効果と重要性をわかりやすく解説

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SEO外部対策とは?効果的な対策方法まとめ

本記事ではSEO外部対策の基礎的な知識から、具体的な実践方法までをご紹介しました。特に被リンク獲得方法については他の競合メディアとは比べ物にならないほど実践的な手法をご紹介しています。

メディア運営者は常に最新のSEO情報を追い続けなければなりません。そのためには検索エンジンの健全化が必須です。いつまでも古い情報が残り続け、表面的な情報しか掲載されない検索エンジン・メディアに価値はあるでしょうか?

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