SNS活用による間接的なSEO効果や施策を詳しく紹介

SNS活用によるオウンドメディアのSEO強化は必須になりつつあります。

たび重なるGoogleの検索アルゴリズム変更によって、メディア担当者はコンテンツ最適化を余儀なくされてきたことでしょう。SEO一本頼みのWEB集客は不安定かつ難しく、オウンドメディアの業績改善策としてSNS活用を検討している担当者様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

最近では、若者の検索離れも示唆されつつあります。

私たちが何か調べ物をするときに活用してきた「検索エンジン」の座が、TwitterやInstagramなどのSNSに奪われるような潮流があるというのです。

「先日、19歳の子に『ブラウザー開いて』と言ったら、通じなかった。『ブラウザーってなんですか?』と聞き返され、本当にビックリした」

引用:【レポート】Web担当者Forumミーティング 2019 Autumn

 

そこで本記事では、SNSを活用することで見込むことのできるオウンドメディアの間接的なSEO効果についてご紹介いたします。
獲得した見込み顧客に対してどうリーチしていくべきかを、弊社が実際に測定したデータと共に検証していきましょう。

SNSからの外部リンクに直接的なSEO効果はない

SNSの投稿によって獲得した被リンクにSEO効果はありません。

これはTwitter、Instagram、Facebookなど各種SNSが外部サイトリンクに”nofollow”属性を付与しているためです。

Googleジョンミューラー氏は2015年のGoogle Web Master hangoutで以下のように言及しました。

原文:
Q:Do social signals have an impact on organic rankings in google?
A:Not directly, No. So it’s not that there’s any kind of a ranking effect there.
To a large part social networks also have a nofollow on the links that they provide when they post this content, so it’s not the case that would give you any kind of a ranking boost there.

日本語訳:
Q:SNSはGoogleの検索結果に影響を与えますか?
A:直接的な影響を与えることはありません。
多くのSNSは投稿されたコンテンツに対して “nofollow” リンクを与えます。したがって、SNSが検索順位を上昇させるなんてことはあり得ません。

出典:English Google Webmaster Central office-hours hangout (19分54秒から)

したがってリンク参照元がnofollowタグを設定していた場合は、それらリンクが検索順位に影響を与えることはありません。

SNSからの外部リンクには間接的なSEO効果がある

ただし、ある部分においてはSNSの活用もオウンドメディアにポジティブな効果を及ぼします。SNS経由でウェブサイトに訪問したユーザーによって間接的なSEO効果が生じるからです。

次章からはSNS運用によって生まれる間接的なSEO効果についてご紹介します。

SNS運用による間接的なSEO効果とその根拠

SNS運用の最も大きいメリットはユーザー流入元が増大することです。これによって間接的なSEO効果を見込むことが可能です。

ここで「間接的なSEO効果」を語るにあたっては、UXデータについて先に説明する必要があります。

SNSの間接的なSEO効果におけるポイントはUXデータの蓄積

UXデータとはユーザーエクスペリエンスデータのことを指します。Googleはウェブサイト閲覧ユーザーが、サイト内でどのような行動を取ったか数値化した指標(=UXデータ)を検索順位の決定要因として採用しています。

例えばGoogleアナリティクスを利用しているWEB担当者なら、「直帰率」や「セッション継続時間」「UUに対するPV数」などから自サイトのUXデータを確認することができるでしょう。

UXデータは「ユーザーに対して良質なコンテンツを提供する」「ユーザーに良質なウェブサイト経験を与える」ほどポジティブなデータが蓄積します。

ウェブサイトのコンテンツが良質であるほどユーザーはそのサイト内情報を信頼し、サイト内に滞在し続け、サイト内を回遊するのです。したがって「直帰率」は減少し「セッション継続時間」や「PV数」は上昇します。

SNSが持つ間接的なSEO効果というのは、SNSから流入した新規ユーザーによってポジティブなUXデータが蓄積することによって現れます。閲覧ユーザーが満足した痕跡のあるウェブサイトをGoogleは評価しますから、それだけ検索順位は改善していくのです。

SNS運用によって見込むことのできるポジティブなSEO効果

SNS運用によって見込むことのできるSEO効果は以下の通りです。

  1. 一時的にウェブサイト閲覧者数が向上する
  2. ウェブサイト・サービスのブランド名が認知される(=リピーターの獲得機会向上)
  3. 被リンク獲得機会が増える

いずれの場合もSNS経由で獲得した新規ユーザーによってUXデータが蓄積し、それをGoogleが評価することで間接的なSEO効果が生まれます。

以上から考えるに、SNS運用において何よりも重要なことは流入元を拡大することです。

いくらSNSを活用しようがそこから新規ユーザーを獲得することができなければ、間接的なSEO効果など発生しようがないのです。

SNS運用を通して、間接的なSEO効果を生むための施策

前章では「SNS運用によってアクセス流入元を確保することこそが重要」だと説明しました。それでは、アクセス流入元を確保する方法にはどのようなものがあるでしょうか?

アクセス流入元の確保方法には、①SNSのプロフィール欄にオウンドメディアのURLを掲載したり、②新規コンテンツを投稿通知を発信したりする方法などがあります。が、これらの施策は誰もが思いつくことでしょう。

本章では上に紹介した2つのアクセス獲得方法の他にも、SNSの効果的な活用に関連のあるアクセス流入元の確保方法についてご紹介します。

①SNS運用によってオウンドメディアをGoogle Discoverに掲載する

Google Discoverとは、特定のウェブサイトコンテンツがGoogleによってピックアップされ、プラットフォームに掲載される現象のことを指します。プラットフォーム経由からのウェブサイトアクセス数が急激に上昇することから、これを「Google砲」と呼ぶ場合もあります。

Google Discoverの掲載先は2種類あります。

  1. (スマートフォンユーザー向け)Googleアプリ Chrome検索画面の下
  2. (PCユーザー向け)Googleニュース「おすすめ」タブ内(https://news.google.com/

 

Google Discoverには、以前からSNSのシェア数やサイテーション数が多いほど掲載されやすいのではないか?という仮説がありました。これについてはサイバーエージェントの木村賢氏が行った調査によって、興味深い相関を見ることができます。

【Google Discover掲載率に有意な相関が見られる項目】

  1. SNS上のサイテーション(メディア名や運営者名に対するもの)回数
  2. コンテンツのSNS上のシェア率
  3. コンテンツの直帰率(高いほど掲載される)※要検証
  4. コンテンツページの被リンク数
  5. コンテンツが掲載されているサイト全体の被リンク数
  6. 良質な画像の使用数(多いほど掲載される)
  7. 掲載画像の必要ダウンロード時間(=画像の質が高いほど掲載される)

木村氏は「Search console ヘルプに記載のある条件要項を十分に満たした状態で、以上7項目について意識することでGoogle Discoverに掲載される確率が高くなるのではないか?」と言及しました。

SNSの活用とGoogle Discover掲載率との間に有意な相関があるのなら、木村氏の言う7項目を意識したコンテンツ作成は非常に効果のある施策だと言えるでしょう。

 

その上で、以下の三項目についても注力するべきです。

【その上で無視できない項目】

  1. SSL化されているサイトの割合が100%
  2. ユーザーに役立つ発リンクは積極的に行うべき
  3. サイト内外とわずユーザーに役立つ発リンクは積極的に行う

出展:https://ameblo.jp/ca-seo/entry-12586320316.html

SNS運用によってGoogle Discoverからのアクセス流入元を確保し、流入したユーザーによってポジティブなUXデータをウェブサイトに蓄積させることで、オウンドメディアへの間接的なSEO効果を見込むことができます。

②SNS運用によってオウンドメディアのサイテーションを獲得する

他にない自社ブランドやサービス名を持っている場合は、SNS上のサイテーションも重要なSEO要因として数えられます。SNSを有効的に活用しブランド名を大衆へ露出することで、間接的なSEO効果を見込むことが可能です。

サイテーションは、Googleが2019年中頃から重視し始めたE-A-Tと呼ばれるSEO要因と密接な関連性があります。E-A-Tは「権威性・信頼性」と和訳されますが、ウェブサイトのコンテンツがどのような運営者によって公開されていて、どのくらい信頼性のある情報なのかということをGoogleは検索順位のランキング要因として考慮しているのです。

https://twitter.com/JohnMu/status/1160974007388311553

ジョンミューラー氏はE-A-Tについて、「ウェブサイトの権威性・信頼性を高めるために必要な技術的な施策など存在しない。」と明言しています。

E-A-Tとは小手先のテクニックで生まれるものではなく、自社ブランドやサービスの運営積み重ねによって次第に蓄積・評価されていくものであるでしょう。

 

そこで、SNS上のサイテーションが役立ちます。

自社サービスについてSNS上で言及(メンション)されることによって、Googleは検索順位要因としてそれを活用するだけでなく、何よりも、ブランド名が顧客の目に触れるようになります。

大衆からサービス認知されることは事業成功を左右する重要な要因にもなりますから、SEOのことを考える以前に重要なことでもあります。

実店舗のオウンドメディアならGMB登録が必須

実店舗のある事業者が運営するオウンドメディアであれば、SNSの活用とGMB(グーグルマイビジネス)の組み合わせも効果的です。

グーグルマイビジネスに店舗情報を登録し、店舗名を冠したSNSアカウントを適切に運用することで間接的なSEO効果を見込むことができます。

MEO対策(Map Engine Optimization)やグーグルマイビジネスの活用に関連のある、ローカルSEO対策についてはこちらの記事をご参照ください。

(内部リンク)

③SNS運用による指名検索の獲得

指名検索を獲得できればコアアップデートの影響を最小限に留めることができます。指名検索とは、ウェブサイト名や自社ブランド名が含まれる検索キーワードのことを指します。

例えば大手コーヒーチェーンの「スターバックス」は1ヶ月あたり45万回ユーザーから検索されています。どんなにGoogleの検索アルゴリズムが変動したとしても、この45万回のアクセスはスターバックス公式サイトへ流入し続けます。指名検索はそれだけ安定した検索流入元となるのです

 

指名検索を獲得するためにはオウンドメディア以外での露出を増やし、自社ブランドのファンを増やすことに注力する必要があります。

その代表格となる媒体こそがSNSです。その他にも以下のような工夫が効果的です。

  • 自社ブランド、サービス名を覚えてもらいやすい名前にする
  • オウンドメディアのUIを独自のものにする(汎用的なテンプレートは避ける)

 

本章では合計3つのアクセス流入元拡大の方法を紹介しましたが、いずれの場合においても、ユーザーがアクセスする先のオウンドメディアを理想的な状態に仕上げておくことが大前提になります。

いくらSNSの運用に成功したとしても、オウンドメディア自体のクオリティが低ければ業績改善に結びつくことは難しいでしょう。SEO対策はもちろんのことですが、ウェブサイト内のコンテンツを充実させることも意識しましょう。

SNSシェア数を増やすために効果的な施策をご紹介

本記事ではSNS運用によって生まれる間接的なSEO効果に始まり、それに必要なアクセスの確保方法を紹介しました。

SNSがオウンドメディアへ様々な効果を与えることが明確になったところで、以上の施策を実行するために必要な「SNSシェア数を増やす方法」についても触れる必要があります。

本記事の締め括りとして、ここではオウンドメディアコンテンツやSNS発信内容のシェア数を増やすために効果的な施策をご紹介します。

①SEO内部対策としてSNSシェアボタンを設置する

まずはサイト内コンテンツをシェアするまでのハードルを下げることに注力しましょう。記事の章末やサイドバー部分にSNSシェアボタンを設置し、記事の共有がワンステップで行えるような状況にしておきます。

また、ウェブサイトのOGP設定は必ず行いましょう。

OGP(Open Graph Protcol)設定とは、FacebookやTwitterなどSNSに自社コンテンツがシェアされた際に、設定したWEBページのタイトルやイメージ画像、記事の概要などが正しく表示されるためのHTML要素の総称のことを指します。

詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

(内部リンク:Twitter SEO)

②オウンドメディアを専門性の高いUIデザインに仕上げる

ユーザーはどのようなメディアを信頼し、共有しようとするのでしょうか。

例えば「学術論文」や「公的な機関」が運営しているメディアの情報は引用・共有しやすいですね。一方で「ブログ」に掲載されている情報は信頼に足る情報とは判断されにくいでしょう。

これは検索ユーザーがウェブサイトのUI(ユーザーインターフェイス)を無意識に判別していることが原因です。他にもウェブサイトが有名かどうかなど、複数の要因を判断しています。

 

したがってオウンドメディアは出来る限りオリジナリティに富むUI設計を採択し、その道の専門家だとひと目でわかるようなデザインに調整すると効果的にシェア数を増やすことができます。

被リンクについても同様のことが言えます。
UI・ UX設計については以下の記事を参考にしてください。

(内部リンク:UIUX)

SNS運用には間接的なSEO効果がある

本記事ではSNS運用によってオウンドメディアに間接的なSEO効果が発生することをご紹介しました。

検索流入以外のアクセス元を確保することで、本来得ることのできなかった潜在顧客をメディアに呼び込むことができます。ポジティブなUXデータをウェブサイトに蓄積させることで、間接的な検索順位の改善につながるのです。

また、いくらSNS運用に成功したとしても、流入先のオウンドメディアコンテンツが十分でなければ効果は見込めません。

まずは質が高く網羅性の高いコンテンツを準備した上で、SNS運用も検討してみてはいかがでしょうか。

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