「お話しします」と「お話します」送り仮名はどっち?正解は「お話しします」

お話ししますの送り仮名

「お話しします」と「お話します」の送り仮名はどちらが正解でしょう。

「お話しします」が正解です。

 

パソコンで変換しようとすると、どちらも出てきてしまうので迷います。

わかります。

「お話しします」と、送り仮名をつけるのが正解です。

「話す」という意味合いで動詞的に使う場合は送り仮名「し」をつけるためです。

 

「お話しします」は「話す」の謙譲語です。

目上の方に対して、自分がへりくだる場合に使います。

 

「お話し」なのか「お話」なのか、送り仮名の違いをこちらですっきり理解できるよう解説いたします!

 

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「お話しします」と「お話します」どっち?

お話ししますは送り仮名をつける

「お話しします」「お話します」は、パソコンで変換するとどちらも出てきてしまいます。

どちらの送り仮名が正解でしょう?

 

  • 「お話しします」が正解です。

 

なぜなら、「お話しします」は、「話す」の謙譲語だからです。

 

動詞として「話す」を使う場合、送り仮名は「話し」のように「し」をつけます。

そのため、「話す」という動詞を謙譲語にした場合、「お話しします」と、送り仮名に「し」をつけます。

 

詳しく見ていきましょう。

 

「お話し」と「お話」の違いと使い分け

話しと話の違いと使い分け

 

「お話し」と「お話」の送り仮名には使い分けの指針があります。[注]

動詞的に使うときには「話し」と、送り仮名をつけます。

名詞として使うときには「話」と送り仮名をつけません。

 

「話し」→動詞的、話す

「話」→名詞、話される内容

 

例文で見てみましょう。

 

 用法 例文
話し 動詞的

話す

お話しする

お話しになる

話し合い

話し相手

話し合う

話しかける

話し

話し言葉

話し込む

話し上手

話し好き

話し

名詞

話される内容

おとぎ

打ち明け

立ち

茶飲み

作り

…という

がまとまる

にならない

半分

を聞きたい

をする

 

「話」が名詞であれば送り仮名はいらないと考えれば判断しやすいでしょう。

 

[注]共同通信社「記者ハンドブック」

 

「お話しします」は敬語の謙譲語

お話ししますは敬語の謙譲語

 

「お話しします」は、謙譲語です。

「お(ご)〜します、いたします」という一般型の謙譲語の一つです。

 

一般型謙譲語
お(ご)〜します お話しします

お伝えします

お配りします

ご報告します

ご説明します

お(ご)〜いたします お話しいたします

お伝えいたします

お配りいたします

ご報告いたします

ご説明いたします

 

余談ですが、「ご説明します」のように、漢語の場合には「ご」を使います。

 

 

謙譲語を3つのパターンでわかりやすく解説した記事があります。こちらもご覧ください!↓

謙譲語とは?3つのパターンでわかりやすく解説【尊敬語との違いも簡単に】

 

「お話しします」を尊敬語に言い換える

話すの尊敬語

 

「お話しします」は謙譲語です。自分がへりくだって相手を立てるときに使います。

つまり、自分の動作に使う言葉です。

 

それでは、相手が「話す」ことを敬語にするときにはどうするでしょうか。

相手の動作を敬語にするときには、「尊敬語」を使います。

「話す」であれば、次の言葉に言い換えます。

 

【「話す」の尊敬語】

お話しになる

お話しされる

 

「話す」を相手の動作に使う場合には、上記の尊敬語を使います。

それでは例文で確認してみましょう。

 

【例文:「話す」の尊敬語】

先生がお話しになる

その件については、先輩がお話しされます

 

「言う」の尊敬語に「おっしゃる」があります。

「話す」の尊敬語として「おっしゃる」を使ってみても大丈夫です。どの言葉を使うかは、状況や文脈から判断しましょう。

 

「お話します」は英語で…

英語には日本語の謙譲語にあたる表現はありません、

「…についてお話します」であれば、次のような表現があります。

 

【例文:「お話します」を英語で】

I will tell you all you need to know.

(あなたが必要なことは全てお話しします)

I’m going to talk about that.

(それについてお話しします)

 

tell、talkのいずれかを使うことが多いでしょう。

 

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まとめ

「お話しします」の送り仮名についてご説明しました。

次のように覚えておくとシンプルです。

 

  • 話す、動詞的→    「お話し」(送り仮名をつける)
  • 話される内容、名詞→ 「話」(送り仮名をつけない)

 

細かい指針があって忘れてしまう!という場合には、「お話しします」は送り仮名が必要、ということだけ覚えてみてください。

少しの知識が、思わぬところで役に立つこともあります。

 

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